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ぼちぼち書くブログ

日記とかうまいもんとかパソコンのことをマイペースで記します。高知市に住んでいるので地元の情報も投稿します。

プリントサーバーはなぜ安物しか無いのか?~スプール機能がしっかりした機種を販売して欲しい

以前、複合機(コピー&プリンター)に私書箱機能が付いているビジネス向けOA機器で感心した事についてエントリーをしましたが、その私書箱機能で想定外のアクシデントが起きました。

mypace.sasapurin.com

やや特殊な使い方をしているので、メーカー(リコー)のせいでは無いという前置きをしておきますが、それでも残念過ぎるアクシデントであり、こういう事が起きるとトラブルを招きかねないのでなんとか解決する必要があると考えられます。しかしそれを解決させる様な製品が無いのが残念過ぎるので、隙間を埋めてくれる様な製品開発を期待して指摘しておきます。

実際に起きたアクシデント

ネットワークパソコンからプリントアウトした際、自分の私書箱に分類してくれる「カンタン私書箱プリント」が便利なのは言うまでも無いのですが、プリントアウトしたハズの書類が私書箱に入っていないと言うケースが起きました。一体どこへ行ってしまったのか?

結果的には、他の人の私書箱に紛れ込んでいたという事が分かりました。これでは私書箱の意味がありませんし、プリントアウトした人が確認出来ない場所に紛れ込んでしまうのは逆効果としか言えません。こういうトラブルがある条件で起こるという事が分かりました。メーカーも認識している様ですが対処方法がありません。

アクシデントが起きる条件

当該複合機にはイーサネットポートとUSBポートがありますが、イーサネットポート(通常のネットワーク接続ポート)には、ひとつ目のネットワークが接続されています。このネットワークを使用している所有者をA社とします。

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この職場にはB社から派遣されたスタッフもいます。PC機器もB社が持ち込みで使用しているので、ネットワークもB社で構築しています。複合機は共同で使用する形になります。しかしお互いのネットワークは分離しておきたいので、B社が複合機に接続する方法としてUSB接続して使用しています。

USB接続をネットワーク共有する為に、BuffaloやIO DATA等のサードパーティーから販売されているプリントサーバー(3,000~5,000円程度のもの)を使用しています。

アクシデントの状態

アクシデントはB社(USB接続)側でのみ起きています。USB接続のプリントサーバーを経由したネットワーク印刷でのみ起きてしまう事が分かりました。B社の複数スタッフがプリントアウトを忙しく立て続けに行った場合、本来「カンタン私書箱プリント」によって分類されて自分の私書箱に入るハズのものが、他のスタッフの私書箱に紛れ込んでしまう事が起きるのです。プリントアウトしたスタッフは自分の私書箱に入っていないので「あれ?無い?」という事になります。

プリントアウトする書類の枚数が多い場合、ページの間に紛れ込んでいたりすると、発見がかなり後になったり、中々発見されずに紛れ込んだままになるアクシデントを起こします。これはれっきとしたトラブルです。

アクシデントが起きた原因を推測

おそらく、サードパーティ製のプリントサーバーのスプール機能が弱い(バッファ容量が小さすぎる)為に、プリントアウト処理中に次の印刷データが送られて来た時に印刷データが混在してしまう様です。これはあくまでも推測ですが症状から推測するとこういうことが起こっているが為に起きるアクシデント(トラブル)だと考えられます。

ページ数やデータ量(ファイルサイズ)が大きいデータを印刷中に、他のB社のユーザーがたて続けに印刷データを送ってしまった場合に起きていると考えるのが筋です。そうした場合、通常は印刷データのヘッダー情報によって私書箱へ分類しているであろう処理がうまく識別出来ず、印刷データだけが取り上げられて別の私書箱に紛れ込むという図式だと想像します。

対処方法として考えられること

色々なパターンを想定してみたのですが、やはりプリントサーバーのバッファオーバーが原因と思われるので、プリントサーバのバッファサイズが大きい機種によって、余裕をもって印刷ジョブを順序良くさばけるものが必要では無いかと考えました。

そこでリサーチしたのですが、ハイエンドに位置づけられるプリントサーバが存在しません。要望としては数百MB以上のバッファサイズを持つプリントサーバ(スプール機能を有する)が必要だと考えていますが、そういう機種(製品)が見当たりません。ニーズが無いのでしょうか?

想像するに、この様な要件を求めるとなると、Windows ServerやLinux Samba+CUPSを使ったプリントサーバーを選択する為ではないかと考えます。Windows Serverにはプリンター共有を更に強化した様な本格的なプリントサーバー機能が備わっています。プリントアウトの要求はジョブ単位で管理されるので、印刷処理中に次のジョブが飛んできても順番待ちに回されます。ジョブの順番を入れ替える機能もあるでしょう。これらの処理を円滑に行うためのスプール機能もあります。これらの機能はMS-DOSの時代からあったNovell Netwareにも備わっていたと記憶しています。ハードウェアの性能は格段に上がって価格も劇的に安価で手軽なものが手に入りますが機能的には昔のプリントサーバのレベルに達していないのが現実です。

プリントサーバーの本来の機能(役割)を解説してくれているサイト(分かりやすい図あり)がありました。

www.putise.com

Windows Serverを準備するのはちょっとハードルが高くなりますので、とりあえず検証の方法としては、Windows 7等パソコンを一台使います。ネットワークPCをプリントサーバの代用として働かせる方法です。Windowsプリンター共有もスプール機能が働くので、印刷の要求をジョブ単位で処理してくれます。つまり概念上は私書箱の混入は起きない(緩和される)ものと考えられます。

PCと複合機をUSBケーブルで接続して複合機を共有プリンタとしてB社のネットワーク上に共有資源として提供します。B社のクライアントPCは、PCで共有された複合機のUSB接続に向けてプリントアウト出来る様に設定しなおす必要があります。

検証には一定期間の時間が必要で、その間に私書箱の混入が発生しない(不具合が解消された事)を確認しなくてはなりません。もちろんB社のネットワークで起きるのであれば、B社のネットワークでテスト的に検証する必要があるでしょう。そこで再現しなくなれば効果ありと判断出来ます。

検証はB社でやってみようと思っていますので、その結果はまた記すかも知れません。

最後に

先述の通り、簡易的な動作をするUSB接続用のプリントサーバーは、サードパーティー製品がいくつか販売されており、手軽に導入することが出来ます。複合機だけでなく、家庭用のインクジェットプリンタでも手軽にネットワークプリンターとして動作させられます。

しかし、ビジネスシーンで複数ユーザーが使用するには機能&性能が貧弱過ぎると思われます。印刷ジョブ(リクエスト)単位で、順番をしっかりと管理してくれる余力が必要です。バッファサイズが大きくスプール機能をしっかりしたレベルのプリントサーバー(数万円程度はかかるでしょう)が製品化されて発売される事を願いたいです。