ぼちぼち書くブログ

日記とかうまいもんとかパソコンのことをマイペースで記します。高知市に住んでいるので地元の情報も投稿します。

JBL Control 1とBOSE 101MMを比べてわかった~ボーズの音はPA向けに調整されている

BOSE 101MMは長年使ってきましたが、中古で1705Ⅱというアンプをハードオフで中古ゲットして来てようやく、BOSEという音響メーカーが目指していたであろう音の方向性を感じ取ることが出来たと思います。製品が経年で劣化してる事を考慮しても大きなブレは無いでしょう。非常にわかりやすい個性ですから。

1705Ⅱで駆動した101MMは、小気味良く耳あたりの良い音を元気よく発射しているかの如く部屋の中の空気を振動させます。もちろん101MMの特徴だという事は理解していたのですが、1705Ⅱに備わっている専用イコライザスイッチを101側にすると、この個性が一層引き立つ様に現れるのです。

101MMは11.5cmフルレンジスピーカー1発のシンプルなバスレフ構造です。内部にも音の質を調整しているであろう回路がありますが、本当にシンプルな構造でありながらこれだけ個性的な音が出せるのは計算された設計をしているからだと思います。この単純なスペックのスピーカーの一番得意な所をクローズアップして性能を発揮できるのがこの組み合わせだと痛感させられます。

101MMはオーディオ機器として言えば音響特性は大したこと無いと思います。特にステレオ音源を鳴らしてみるとピュアオーディオの経験があれば違和感を感じると思います。聴きとりやすい音が部屋の空気を振動させている事が実感出来るのですが、オーディオ的では無く、PAだと気付かされるからです。ステレオ音源を鳴らしたスピーカーの中央に立っても、ちょっと動いてみてもベストなポイントが見つけられないモヤモヤを感じます。

このスピーカーが喫茶店やブティック等の天井に吊るされてBGMを鳴らすという用途の為に多用(支持)された理由が分かります。比較的手頃な価格で販売されたにもかかわらず多く支持されたBOSEが力を入れて開発したコンパクトなPAシステムなのですから。湿気や熱に晒される飲食店等でも使用されていながら耐久性は文句なしですし。

JBL Control 1を手に入れた

ここんところPA的志向に結構ハマってしまった私ですが、ちょっと寄り道をしたくなって、対極とも言えるであろうJBL Control 1を手に入れる事にしました。既にモデルチェンジされて新品で入手は出来ない古いモデルですが、ウレタン素材のエッジがボロボロになる以外は今でも通用する銘機ですから実力はまだまだ出せます。

BOSE 1705Ⅱ(アンプ)に接続して、101MMが取り付けられていたスタンドにControl 1を取り付けて鳴らします。101MMに比較すると明らかに華やかな音が聞こえます。101MMからは出てこなかった音がControl 1からは一斉に出てきます。こんなにも違うものなのかと改めて実感します。

というのも、私がオーディオにはまっていたのは20年程前の話ですし、その頃に持っていた機材は全て手放してしまったのでピュアオーディオからは遠ざかっています。オーディオ用スピーカーはこういう広がる音がしていたのを思い出して来ました。

ただ、Control 1からもズシズシと響く様な低音は聞こえて来ません。やはり低音域はそれなりのサイズのスピーカーじゃないと難しいでしょう。それでもこのサイズからすれば十分と思える低音は聞こえます。(スーパーウーファーを併用するのがベターでしょう)

JBL Control 1から出る音はオーディオ的です。このバランスの良さはモニター用途に向いているとも感じます。非常に優等生なスピーカーでこのサイズの筐体から出る音としては驚異的とも言えるかも知れません。

ただ、BOSE 101MMに比べると個性が見えにくいというか、毒が無いというか、綺麗な音がするね・・とサラリと聞き流せてしまう感じが(凄いことなのですが)方向性の違いだと気付かされます。Control 1には高音域を再生するツィーターが備わっているので、単純に101MMと比較するのは無理があるかも知れません。高音域の再生能力は比較にならないのは言うまでも無いでしょう。この華やかさはControl 1の個性(優秀さ)の一つなのですから。

JBL Control 1というスピーカー

Control 1は本当に優等生、出てくる音は賑やかです。オーディオ的なのでナチュラルだし、多くの音的要素が溢れるかのごとく出てきます。この傾向は101MMと比較すれば非常にわかりやすいです。しかしこれが一般的なオーディオ用スピーカーの常識ですから101MMが特異と言えます。勿論、Control 1が長年支持されてきたのは一般的なオーディオ用スピーカーの中でも突出した何かがあるからでしょう。

Control 1の性能の凄さを一言で言うとバランスの良さだと私は思います。こんなにコンパクトな2WAYスピーカーからこれだけの広範囲の音域をバランスよく鳴らせるス ピーカーのスペックは、多くの製品を比べても秀でているのは間違いなく、だからこそロング・スタンダードと言われ改良のベースとなって現在も後継機種が販売されているのでしょう。

TVの音をアンプを通して鳴らしてもAVアンプ&スピーカーとして自然にこなしてしまいます。雨降りの音は雨が降っているかの様に聞こえますし、車の音は車の騒音の様に聞こえます。俳優さんのセリフもリアルに聞こえ非常にナチュラルです。ちなみに101MMでTVの音を鳴らすと違和感(リアリティの無さ)があってダメでした。

また、FMラジオも鳴らしてみましたが、当たり前の様にオーディオ的な音を聞かせてくれます。101MMではこのナチュラルな感じは聴くことが出来なかった事を正直に記しておきます。JBL Control 1はコンパクトなオーディオシステムとして、真面目に向き合って聴きたい人向けと言えるでしょう。

101MMを改めて考察

101MMはControl 1に比べて性能的に劣っているのか?と自問してみると、私の答えとしてはNoという回答になりました。それぞれのスピーカーから出てくる音の方向性が全く違うので比較出来ません。

101MMから出てくる音は、誤解を恐れずにシンプルに言えばBGM的です。部屋にさりげなく(邪魔にならない音だけを)鳴らしてくれるスピーカーだと思います。更にアンプのボリュームをぐいっと上げるとスピーカーから元気よく音が出てきますが、大きな音で長時間聞いても耳(脳)があまり疲れない音です。

人と人の会話を邪魔しにくい音であることは特筆すべき点なのかも知れません。そういう質の音だけがスピーカーから出る様にチューニング(設計)されているのでしょう。実に不思議でありBOSE社の技術力を感じます。はるか昔にこのスピーカーは設計され世に出された訳ですから・・

用途によって使い分ける

JBL Control 1は多くの音的情報を空間に出せるオーディオ/モニタースピーカーと言えるでしょう。だからAV用途にもマッチするし万能とも言える優等生です。音をしっかり楽しみたい場合はこちらをチョイスすると幸せになれると思います。

BOSE 101MMは、このスピーカーならではの聴き取りやすい音だけを空間に出せるPAスピーカーだと思います。BGMを鳴らしている状態でマイクで店内放送してみたりしても、しっかり伝えたい情報が人の耳に入る特性を持っています。不思議ですが聞き取りやすい。

言い換えると重要性の低い情報は間引かれているとも言えるかも知れません。その代わり重要な情報は強調して伝えるという特性ではないでしょうか。これをパッシブ回路で実現している設計センスは素晴らしいと思います。なるべくしてベストセラー&ロングセラー製品となったスピーカーでしょう。

長年、101MMを使ってきましたが、いつの間にかこういう音が自分の中で標準になってしまっていたと気付かされました。もちろん101MMならではの音は部屋の空気を元気よく振動させるので、性能が低いと感じることはありません。むしろ優秀なスピーカーだと思い続けていました。しかし今回JBL Control 1と比べた事によって、かなり情報を制限してポイントだけを聴かせてくれていたんだなと認識出来ました。

ピュアオーディオ志向の人がBOSEを嫌うという話は昔から聞きますが、音源が持っている音情報を加工して(間引いて)再生する様な事が許しがたいと感じるからなのでしょう。ありのままを聴かせてくれることがピュアオーディオの理念ですから。

しかし、音楽は楽しむものですから好みの音が聴けるなら、加工された音楽でも良いと思います。そういう意味では私は昔流行ったグラフィックイコライザでグリグリ好みの音質に弄るのが大好きです(笑

もし、コンパクトスピーカーでオーディオを純粋に楽しみたいなら、JBL Controlの方が後悔は無いでしょう。でも出来ることならBOSEの音も聞いて比べてみて欲しいと思います。音を調整(加工)されたものがより好みだと思えるならそちらを選ぶ方が幸せだと思うからです。

幸い、この二つの機種は既に製造販売されていませんので(JBL Controlは後継機種があります)中古で入手するしか手は無いでしょう。更に元々、そんなに高価なオーディオ機器ではありませんので中古で入手するなら(程度の良いものを選ぶべきですが)更に安く入手できると思います。つまり私の様に両方を手に入れることも現実的に可能だと思えるのです。

そして聴き比べてみて、私が記した事が本当なのか?を実感してみて欲しいと思います。きっとどちらかが気に入ると思いますし、もしかしたら私の様に両方好きで甲乙つけがたいと言う結論に至るかも知れません。

大きなものではありませんから、気分でスピーカーを交換しても良いと思いますし、両方設置しておいて、スピーカーセレクターで切り替えられる様にしておいても良いかも知れません。体調や気分にあったスピーカーで聴けるのは贅沢とも思えます。

Bose スピーカーシステム101MM

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Bose パワーアンプ 1705II

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JBL CONTROL ONE(ペア) 2ウェイ・ブックシェルフ・スピーカー

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【国内正規品】 JBL 2wayコンパクトスピーカー(ペア) Control 1 PRO-WH

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