高知高等技術学校(在職者訓練)で技能講習を受講~第二種電気工事士

日記

いきさつ

今年、第二種電気工事士の筆記資源免除で、技能試験を受けます。

分かる人には上の一行だけで、「昨年落ちたな」と分かるのでしょうが(笑)、昨年の受験は筆記試験は余裕をもって突破出来ました。

そして技能試験はヤフオクでレクチャーDVDを買ってそれを観ながらイメージを膨らませ、受験専用の工具キット(利権が絡んでると思われ)を購入して、電線の被覆を剥いてみたりしました。

しかし電材を持ってないので実物には触った事が有りません。まぁ行けるんじゃね?って感じでぶっつけ本番で試験に望みました。

出題が易しかった事もあり、手応え的には行けるだろうと思って(勘違いして)試験課題に取り組んでいたのですが、途中から試験終了の時間が押し迫ってきて、焦りが出始めました。

私はそう焦る方では無いのですが、この時は結構焦った状態になりました。そしてこともあろうかペンチで電線をカットする際に、指の内側を挟んでしまい出血してしまいました。ビニールテープで巻いて止血して試験続行したのですが確実に平常心を失いました。

それでも落ち着きを取り戻して時間内に試験課題は終了させられました。そして一度だけ目視チェック(観直し)をする時間(数分)がありました。その時に大丈夫だと思ったのですが、試験が終わってから一箇所だけミスしたと思う事とが出てきました。

リングスリーブという圧着用金具を工具でカシメるのですが、受験用の工具には、カシメるサイズが適切に行われたか判別する為の刻印が入る細工がされています。

この刻印は電線の種類によって適切なサイズでカシメなくてはならないと言う試験課題なのですが、一箇所だけミスをした気がしてなりません。しかもそのミスは一発で不合格となる「重大過失」というやってはいけないミスです。

試験結果発表を待たされた挙句、結果は不合格でした。このミスが原因かは定かではありませんが、他はミスの自覚無く出来たと思っているので、重大過失で不合格だと思います。最悪です。

この敗因は言うまでもありませんが「実力不足」です。余裕有りませんでしたからね。

技能試験のポイント

実力不足による不手際で時間を食ってしまい余裕が無くなります。すると徐々に焦りが出てくるのでミスを誘発しやすくなります。

試験は40分の制限がありその間に単線図(出題)から自分で複線図を書き起こし、その出題通りに組み立てる所まで完了させなくてはなりません。この40分という時間が絶妙にギリギリなので無駄をそぎ落として手際よく一発で決めていかないと余裕が無くなるのです。

やり直し発生は致命的なのです。やり直す位なら確実落ち着いて進める方が無駄が有りません。つまり確実に合格を勝ち取るには、何度も練習して勝手に手が動く位にしておく必要があると感じました。

受験内容

第二種電気工事士の試験は、筆記と技能の二つの科目があります。筆記試験に合格することで技能試験を受ける資格を得ます。筆記試験に落ちた場合は翌年以降また筆記試験から再チャレンジです。

技能試験に進めて合格を手に出来れば良いのですが、不合格であった場合は翌年の筆記試験を免除して貰えます。つまり翌年は筆記試験免除、技能試験だけを受けて合格を勝ち取れば資格をゲット出来ます。

そう、私は今年は筆記試験を免除で技能試験に臨みます。しかし今年技能試験に合格できなければ、筆記試験が失効するのでまた翌年以降に筆記試験から受け直しという面倒臭い話になるのです。一発で合格出来ない場合は翌年、翌年と何年かかるやら分かりません。

筆記試験はポイントがあるので勉強する時間をきちんと取ればアラフォーな私でも再チャレンジは大丈夫だと思いますが、勉強時間を確保するのが在職者には辛い課題になります。なので今年で決めてしまうしかないのです。

試験は、一年間に二回行われ上期下期に分かれますが、両方を受験する事は出来ないので、受験チャンスは年に一度です。年に二回受験できたら合理的なんですけどね(学習した内容を一年経つと忘れてしまうので再学習が大変)

高知高等技術学校

そういう事があって、今年の技能試験は、「お金で時間を買う」という意味もあって、在職者訓練(技能講習)を受けて、少しでも余裕をもって試験に臨める様にする事にしました。

実は昨年の技能試験の段階でも技能講習は受けたいと思っていてポリテクセンターがやってると有資格者から教えてもらい検索したりして調べたのですが、高知県内での技能講習を探し出せず、我流ぶっつけ本番で受験して落ちた訳です。

不合格が確定してから平成26年度下期の在職者訓練情報を見つけたました。主催は高知高等技術学校の在職者訓練でしたが、それは技能試験に不合格が確定してからなので次は講習で練習してから試験に臨もうと思いました。しかしなぜ上期にやってくれなかったんだ?って後の祭りながら思いました。

この情報を掴んでいたので、今年は1月からアンテナを張っていました。一応県の窓口に問い合わせもしたのですが回答をもらえず。今年も我流でやるしかないのか?と思ってましたが、5月に今年の在職者訓練が公表されたので速攻申し込む事にしました(FAXで申込書を送付)。

平成27年度 在職者訓練 高知県立(高知・中村)高等技術学校 | 高知県庁ホームページ

早く申し込んだので(締め切りが6/15日)音沙汰がなくて結構不安でした。締め切りから数日後に受講料振込用紙等が送られてきたので直ぐに支払いを済ませました。昨年は15,000円だったと思うのですが、今年は17,000円に値上げになっていました。人が集まらなかったか採算が取れなかったのではなかろうかと邪推してしまいます。

案外お得だと思った

ともあれ、私にとっては17,000円を払う価値があると感じました。

  1. 独学の場合勉強する時間と場所と課題を自分で準備する必要がある
  2. 講習に申し込んだ以上学習しなきゃならなくなる(自分を追い込む)
  3. 講師から要点を優しく指導して貰える
  4. 必要な材料とか準備してもらえる
  5. 課題13個分の制作物は持ち帰れる(材料費は自分が負担しているという事なので、使ったコンセントとかスイッチとか持ち帰り、無事に資格を取ったら分解してパーツ取りして使えます)

17,000円の中には13課題分の教材費用が含まれていて、ある意味良心的な金額に抑えてくれていると思います。こういうのを自分で1つずつ買い集めるとなると手間も時間もかかるので結構大変です。日常の仕事が優先される以上時間を買うのが多分正解でしょう。

13個分の制作物は自分で持って帰って分解してからまた組み立てるとか復習できますし、合格して資格をゲットしてしまえば堂々とその部品を使って自宅や人の家の電気設備を工事できちゃう訳です。

部品を個々に集めるとなると大変ですから準備して貰えるのはメリットの一つとも言えます。もしくは持ち帰って弟とかに教えるのも有りですね。友達に教えても良いでしょう。コツを覚えたら人に教えられると思います。

資格を取れたら工事し放題と言っても現実的には人ん家の壁や天井に穴を開けたりとか、若葉マークには出来ないですからまずは自宅(自室)からになるでしょうけど、スイッチを交換したりとか配線を工夫してみたりとか、そういう事がこの材料でも出来てしまう訳です。考えるだけでワクワクして来ますね。

自分で作った制作物

という訳で自分で作った課題を2つ持って帰ってきたので次回までに復習をします。出題を読み返して本当にキチンとできているか?を見直すのも必要ですし、組み立てにかかる時間をいかに短縮するかをイメトレするにもこの制作物が手元(自宅)にあるのは有利だと思います。他の受講者の多くは要らないから学校に処分まかせますって置いて帰ってたけど・・・

私は昨年苦い思いをしているので、結構この受講期間に集中力とイメージ力をアップさせる事が重要だと真剣に考えています。もっともっと手際良く(無駄を省いて)組み立てられるようにしなくてはならないです。

昨年試験場で見た高校生の集団は、余裕で組み立てを終わらせていました。もっともこの学校の先生曰く、1課題につき最低3回は練習させていると言ってましたから、やっぱ時間に余裕のある学生にこういう反復練習をやらせたら在職者じゃ太刀打ち出来ないなと思う次第です。

最後に資格取得について

高校生諸君、在学中に資格取れるなら取っておいた方がいいですよ。ホントに就職したらそういう時間を確保するの辛いですから。そして資格を持っている人と持ってない人とで所得や業務内容にも差が出ます。

後から悔やむから後悔なのですが、自分で言うのも変ですが30才位までの私は記憶力もそこそこ良くて「余裕だよ」とか思っていました。

「資格なんか取っても意味ないし・・」なんてぶっこいてた自分がアホだなとこの齢になって思います。取れるものは取っておいた方が良いに決まっているし、いざ資格が必要になった時にはそうそう勉強に割く時間がなかったり(残業とかで日々疲れ果てて気力も萎えるわな)するのです。

技術系に進む学生はとにかく資格を取りまくる事は必須です。スキルの証明が出来ないと転職に不利だから待遇の悪い職場でも我慢して社畜にならざるを得なくなるよ・・

それが嫌なら個人事業主になるとか起業するとか。でもそうなると尚更資格が欲しくなるよね。若い内に本気で楽しみながら勉強出来る資格と巡り会えると無駄が無いですね。将来本当に取ってて良かったと思う日が来ると経験上思いますよ。

2015年版 第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答

2015年版 第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答

コメント

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