旧式のデジカメ(Canon IXY DIGITAL 500)で撮影〜ブログに掲載する写真ならまだ余裕で使える

レビュー

最近持ち歩いていたデジカメが使えなくなったので、今日は昔使っていたデジカメを引っ張りだして出かけてました。このぶ厚さが時代を物語っていますが、バッテリーも生きてて問題なく使用出来ました。

Canon IXY DIGITAL 500

当時からこのデジカメは描写性能が良いという評判だったのですが、暗いところではAF精度が悪くまた写りがイマイチだと思っています。フラッシュ撮影は完全にアウト(FEロックで撮影したら結構満足の行く映りだけど操作が面倒)って感じで自分の中では評価しています。

逆に言うと、晴天下での屋外撮影は無敵って位に良い描写をしていたので、今でも通用するんじゃないかなと思って持ちだしたのですが、結果的にWeb用(ブログ記事)に使用するには十分な撮影が出来たと思います。

確かに今どきのデジカメで5.0メガピクセルというスペックは貧弱すぎると思われるかも知れませんが、Web用途なら使用する画像サイズは小さいので必要にして十分だと思いました。実際、私もブログに掲載する際には縮小したりトリミングしてますし。

数値上のスペックは現代のスマートフォンのカメラの方が完全に上ですが、実際の描画は画素数が少なくても、旧型でもデジカメの方が優秀な写りだと思います。光学ズームが実用レベルなのは沈胴式と言えどもコンデジならではでしょう。レンズの性能が違いますから当然と言えば当然なのかも知れません。

しかし「レンズの性能(構造)からしてデジカメの描画が圧倒的」という程でも無いのは技術の進歩だと思います。そのうち画期的なレンズ技術が開発されたらデジカメ(専用機)の存在意義など無くなるのかも知れませんね。スマホの映像処理(補正)なんかも進んでいるでしょうし。

IXY DIGITAL 500の特徴として、空の色が青く写る癖があります。実際よりも青く写るのですが、それは絵作り的には有りだと思っているので、こういう写真はこのカメラにとっては得意な場面だと思います。

足元にロウソクを入れた竹筒が沢山並べられているのをこのデジカメはきちんと捉えています。この画像は縮小しているので分かりにくいと思いますが・・

本当に青い空が心地よい一日でした。
仁淀川は広いのでこの河川はレジャーにも良い場所だと思います。

今日の行き先は仁淀川の豊穣祭です。鮎の串焼きは圧巻でした。

鮎の串焼き(塩焼き)が立ち並ぶ様は写真映えする!

設営裏方さんの仕事として、串打ちの作業と言い、焼き場の設営と言い、気が遠くなりそうな作業ですが、漁協の方たちが早くから準備して下さっているので私達が楽しむことが出来るのだと思います。とにかくその労働に感謝しなくてはいけないと思いました。

砂を盛ってキレイに仕上げられた焼き場の様子が写真にバッチリ。設営した人の几帳面さがうかがえる。
現物は凄いと思ったので写真撮影してみましたが望遠側で撮影すると画的にも迫力あります

写真は一般的に逆光NGと言われますが、こういう被写体は逆光の方が質感と立体感が出ると思っています。尾びれの透け具合なんかは逆光でしか表現出来ませんからね。

久しぶりにこのデジカメを持ちだしてみて、また写真を撮影する楽しみを思い出したような気がしました。液晶ディスプレイが小さくて見づらいのですが、昔のカメラはファインダーから覗いてフレーミングしていました。もちろんフィルムの時代は現像に出してからじゃないと結果がわかりませんでした。

このデジカメは液晶ディスプレイでみた限りはうまく撮れている様に見えても、家に帰ってからPCに取り込んで表示してみたらピントが微妙にズレてたとか反省させられたりもします。一枚ずつ丁寧にピントが合ったことを確認してシャッターを押して確実に撮影していくという基本を思い出した様な気がします。

この機種はバッテリーを結構消耗するので、今どきのデジカメの様に気軽にパシャパシャ撮影するという事が気軽に出来ないカメラでもあります。その不自由さが逆に撮影を丁寧にさせるというか、そういう意識を思い出させるのはなんとも不思議です。

ノスタルジーな思い入れがある訳じゃないのですが、このカメラに組み込まれている機能を上手く使い分けて、上手に写真を撮るのも面白いなと今更ながら思ったりしています。案外この時代のコンデジには基本機能が充実しているので使い方を把握するとシーンによっては狙い通りの結果が簡単に得られたりして思いがけない満足感が得られたりします。

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