使用頻度の低いPCをとりあえずWindows 10にしておく~個人的にオススメはハードディスクのクローンで認証

PC

2016年7月29日でWindows 10への無償アップグレードが終了すると言う話がやっぱり浮上して来ました。対象はWindows 7、Windows 8.1に限られるので、本当にアップグレードした方が良いと思われます。Windows Vista、Windows 8は捨てられているのがなんとも言えないです。

実際、Windows Vistaを使っている人が周囲にもいますが、決して快適とは言えない環境をずっと我慢しながら(というかそういうものだと思って使ってるんだろうな)使い続けてきたのでは無いでしょうか。

そういう人達を今一度Windows環境に取り込むチャンスでもあるこの機会なのに敢えて対象外にするのはどうなのか?と思ったことを思い出します。マイクロソフトの営業戦略ってどんくさいなぁと思わされたのは今も約一年前と同じです。

Windows VistaやWindows 8を使っているユーザーのPCはハードウェア的にも少し前の機種が多いと思います。そういうユーザーにWindows 10のユーザー体験をさせる事は非常に重要だと私は思っています。そして体験した後にPCのスペックが足りないなぁと感じれば、PC(ハードウェア)の更新需要に結びつくと思いますし、それが真っ先に訪れる流れだと思うからです。

周囲には見捨てられ肥大しまくったWindows Vistaに嫌気が差して、AppleのMacに鞍替えした人もいたりして(個人的にはAppleという会社は大嫌いなのですがMacは良いと思う)、マイクロソフト社はユーザーを逃しているなぁと感じざるを得ません。パソコンをやめてタブレットやスマートフォンにお金を回している人も増えてきました。周囲にはWindowsタブレット(Surfaceとか)を持っている人は居ませんし私も欲しいとも思いません。方向性として間違っていると思うけどなぁ。

Windows Vista/8の質の悪さが原因でパソコンは不便だと感じ、ユーザー離れ、つまりユーザー視点ではマイクロソフト社の印象も悪くなってしまうでしょう。

ただ、ほとんどの人は買ったPCのOSを入れ替えるなんて発想は無いので、我慢しながら使い続けている人も、もう限界が来たと思ってパソコンの買い替えを検討している人も少なくは無いです。世間話をしていて年配のオジサンに相談されることも結構あります。

ただ現時点では、そういう人達に買い替えを相談されても、正直な話Windows 10パソコンを勧めるのを躊躇するのが実情です。というのもWindows 10で販売されているPCで、快適なのかと考えると、そうでもないからです。新品のパソコンでそこそこのスペックでも何か遅いなぁ・・と感じさせられる事も多いし、それなら別に買い換える必要は無いんじゃないの?と思わされる部分も多いです。

原因は、未だにシステムディスクにハードディスクを使って販売しているメーカーが多いからでしょう(特に国産メーカー)。なぜかSSD搭載モデルは非常に割高なので(容量は小さくパーツ代としては大差ないのに)ぼったくりだと感じます。

SSDの効果はてきめん、しかしWindows 7は余命短し

不思議な事にもはや時代遅れなCore 2 Duo辺りを実装していて、メモリーを3GB以上実装していれば(典型的なVista時代のパソコンですね)、ただ一つハードディスクをSSDに交換してやれば嘘の様にキビキビと動くのを確認済です。意外なのですがWindows 10でもあまり様子は変わりませんし、むしろ動作が軽くなった様な感じも受けます。

一方で、現行モデルの新品PCでも、システムディスクにSSDを使わずハードディスクを使った構成の場合は、ハードディスクの速度の遅さがボトルネックとなり体感的に遅いと感じさせられる場面が多いのが実情です。もはやOSの肥大によりシステムはSSDにインストールするのは必須では無いかと思っています。

OSのスリム(軽量)化を何よりも期待しているんですけどね個人的には・・。OSは裏方に徹しておくれと言いたい。

ウチでは、整えた環境を変えたくないのでWindows 7を仕方なく使用している事もありますが、当初からメモリーに余裕を持たせ、SSDを実装していて快適だったものがここ一年で急激に余力が無くなっています。単にテレビ録画させているだけなのにWindows Updateを適用するにしたがってWindows 7は重くなって行きます。

ということはアップデートが全ての元凶なのではと思っているのですが(実際アップデートが原因のトラブルもあります)、本当にマイクロソフトはダメな会社に成り下がったなぁと感じます。もはや手に負えない状態なのではないでしょうか。それでサポートを一刻も早く打ち切りたいのでは?

もちろん同社が作る製品は、以前から肝心なところの何かが抜けているという製品が多かったのですが、会社の方向性までダメになったのでもう何を言っても無駄だろうなという感じです。(私が嫌いなApple以下かも知れません)

ウチの場合、この先もPCでテレビ録画を続けていく為には、OSはずっとWindows 7で続ける事は無理だろうなぁと感じているので、いずれWindows 10で環境を構築しなおさなくてはならないと感じています。そこは覚悟して置く必要はあるかなと。

そうなるととりあえず無償バージョンアップの期間中に一度Windows 10にアップグレードしてからWindows 7に戻してアップグレード権を獲得して置くことは必要だ思っています。その時が来た時にわざわざWindows 10を購入するとか考えられないですからね。今更別にお金を払うならLinuxにします。

Linuxという選択肢

なお、私のサブノートパソコンはSSDで高速化したLinux OS(Ubuntu)を使っているので、古いPCですが普通に快適だったりします。主に使用するのは、グラフィック系だとGIMPInkScapeだし、ブラウザはFirefoxが使えれば良いし、CADはDraftSightが使えるので全く問題ナシです。基本的にPDFで保存しておいてからプリンターが接続されているWindowsパソコンにUSBメモリーで運んでから出力するのでプリンター問題はありません。

Linux OSの特筆すべき点として、古いフラットベッドスキャナーはWindows Vistaからドライバの提供が無くWindows環境で使用できなくなったのでUbuntuで使っています。Linuxの古いデバイスサポートはむしろ定評があるので(新機種には弱いかも知れませんが)古い周辺機器が使えるという面でも便利です。

既に時代遅れとも取れるCore 2 Duoのサブノートでもまだまだ現役というかむしろ快適なのですから、マイクロソフトの戦略に乗せられて不満を持ちながらズルズルと引きずるのは、必要最小限にしたいと思う次第です。ハードウェア系で言えばインテルの戦略でしょうかね。買い替えさせたいという気持ちは当然あるでしょうし。

残念な事にPCについて深く探求していく気持ちや興味が無い人にはLinuxは勧められないので、快適だよという事は言えるけれど、予備知識ももちろん必要ですよって事になります。これはWindowsを使って行くうえでも必要なのですが違う概念を学習しなくてはならないので、やっぱり手放しでオススメはしづらいです。

Windows 10にアップグレードして権利獲得

とりあえず、私の場合はSSDから以前使っていたハードディスククローンを作成し、クローン側でアップグレード権を獲得してSSDに戻す方法がベターだと私は考えています。私としては一番これが確実で安全な方法だと思っています。

もちろん作業時間とクローンを作成する環境(ツール)が必要なので誰にでも出来るとは言えません。安全な方法だと思われますがそれなりのスキル(知識)が要求されるからです。

それでも先の事を考えると、一応アップグレード権を獲得しておく手間は必要だと思います。マイクロソフトが一年の期限をつけたことは微妙ですが(撤回して延長する可能性も否定出来ない)、期限内に済ませておく先行作業はやっぱり欠かせないかなと。

Windows 10への無償アップグレード対象である、Windows 7、Windows 8.1を使っている方はそろそろ重い腰を上げて行動した方が良さそうです。いよいよ残り10日位になってしまいましたから・・。SSDを使っていない人はこの機会にSSD化を検討するのも良いと思います。

コメント

  1. […]  ぼちぼち書くブログ使用頻度の低いPCをとりあえずWindows 10にしておく~個人的にオススメはハードデ…https://mypace.sasapurin.com/entry/2016-07-18-1701332016年7月29日でWindows 10への無償アップグ […]

タイトルとURLをコピーしました