ヤフオクで気に入ったものを格安ゲット~デザイン重視でテクノス腕時計を選びました

何年ぶりかに腕時計を購入しました。

もう10年近く腕時計はナイロンバンドを愛用して来ました。しかし、ちょいとかしこまった時に使用するにはメタルバンドの方が良い(というのはこじつけ的な理由だったりしますが)ので、どっしりした腕時計を着用したくなって大ぶりな腕時計をゲットしました。

色々とリサーチをしてみたのですが、デザイン的にちょっと昔のものが自分の好みに合うと分かったので、敢えて中古市場を探すことにしました。古い掘り出し物を狙うには「ヤフオク!」です。

ちょうど程度が良くてメタルちっくなデザインでありながら落ち着いている(と思う)ものを見つけたので入札して購入しました。競合ナシに相場よりも少し安い金額で落札出来たので運が良かったかも知れません。電池は交換済みとのこと。二年持つかな?

2019年1月に電池交換しました。電池は2年持ったんだなぁ。ついでにメンテナンスして貰ったので少しお金はかかりましたが、まだまだ使えそうです。

テクノス(TECHNOS)と言えば、昔は結構知名度があったと思いますが、最近はあまり耳にしませんし価格的にも抑えられていてお手頃価格です。

私にとっての用途としてはサブ用途であり、時間がズレにくくデザイン的に気に入れば十分だったので購入しました。

早速、自分でベルトの長さ調整をしました。

TECHNOS(テクノス)TTS2-B

工具はベルトのコマを外す為のピン押し治具と、ミニハンマー(ダイソー)のみです。

私が使っているものは500円かかってないプラスチック製の工具です。扱うにはちょっとコツが必要ですが、身内の時計をメンテしたりしているので工具代の元は完全に取っています。もっと使う機会が増えたらグレードアップしたいと思っています。

昔に欲しかった腕時計(Tutima)

いきなり余談ですが、私は買い時を逃した腕時計として、Tutimaグラスヒュッテというオートマチッククロノグラフが有ります。安い腕時計では無いので、そのうち買おうと思いつつ自分の中の物欲がおさまって買うタイミングを逃してしまいました。

時々ヤフオク!でチェックしてみたりもするのですが、なかなか良い状態のものはありませんし、状態がそれほど良くなくてもTutimaブランドの力か安くはありません。やっぱり買い時というのはあると思います。私の中ではきっと延々と欲しいものリストから消えないのでしょう。

ヤフオク!の魅力

話を戻して、ヤフオクは時代を遡って欲しかったモノに出会える可能性を秘めています。非常に良い状態で保管されていたものが出品される場合もあるので、懐古趣味のある人には非常にオススメです。

もはや製造(販売)されていないものを手に入れることは通常に考えると不可能な話でした。それが個人売買(オークション)なら一度人手に渡ったものという条件付きですが入手が可能なのです。

また、稀にお店の在庫として眠っていたものが出て来ることもあるので、未使用品(新古品)に巡り会えることもありえます。運次第というところでしょうか?もちろんオークションなので欲しい人が多ければ価格も上がります。

ネットオークションが浸透する以前は、個人売買には色々な障害がありましたし、そもそも個人売買という手法を使う人が少なかった為、お宝を眠らせたまま腐らせてしまう事も多々有ったと思います。それがネットオークションが普及した昨今は、様々な人が参加(出品)してくれて、入手難だったものが手に入るチャンスが劇的に増えました。

ニッチなものを探している人には見逃せない方法の一つです。

テクノス(TECHNOS)腕時計

テクノスで記憶に残っているのは、テレビのクイズ番組等でよく景品として扱われていた時代があったということです。「スイスの高級腕時計テクノスをプレゼントいたします」みたいな番組があったと記憶しています。

今回テクノスの腕時計を入手したのはいくつかの条件が重なったからです。数日かけてインターネットのネットショップや腕時計メーカーのHPをチェックしていました。

  • 価格(ムーブメントとかこだわらないので安い方が良い)
  • デザイン(ちょっとゴツいめだけど落ち着いた感じが良い)
  • 回転式ベゼル(使い慣れているので無いと不便)
  • クオーツ式(電池式でズレが少ないものが欲しい)
  • 出来れば傷は少ない方が良い
  • きちんと動作すること

実際に手にしてみると、テクノスのケース、バンドは精度良く作られているので、日本製のセイコーやシチズン等とステンレス素材の加工品質で劣ることは無いと思います。昔は高級腕時計と言われていただけのことはあるなと思ったりします。

最近は路線を変更した(せざるを得なかった?)のでしょう、テクノスの腕時計は高価なものではなくなっています。そしてムーブメントも機械式からクオーツにシフトしており、クオーツムーブメントは国産(日本)のスタンダードなものが使われているのが大半の様です。

つまり高価な時計ではなくなっています。

メーカー(ブランド)のオリジナリティを出せるのはもはや、ケース、文字盤、針、バンドのデザインと工作精度しか無いと思います。それが気に入れば選ぶのもアリかなというところです。いうなればファッションアイテムですね。

私にとってはこの腕時計は、ステンレスの加工が丁寧で、重量がずっしりとしていて、大ぶりで、比較的落ち着いていて、時間を見やすくて、デザイン的に気に入ったのでアリです。安く購入出来たので良かったと思っています。

時々、気分転換にメインの時計とチェンジして使っていこうと思っています。もちろんメタルバンドのままで。ちょっと特殊な形状なのでナイロンバンドに交換すると不便そうですが、メタルバンドで使用する前提だったので気にしない事にします。

TECHNOS TTS2-B

実は刻印等されていない為、型番は不明でした。しかし便利な時代になったもので、こんな感じでGoogleの画像検索をかけると販売されていた頃の痕跡を見つけることが出来ました。

TECHNOS 回転ベセル クロノ

誰かの為になるかも知れませんし、自分の備忘録にもなるので記しておきます。

機能としては

  1. アナログ時計
  2. 24時間針(第二時間帯)
  3. クロノグラフ秒針(ストップウォッチ/積算計)
  4. クロノグラフ分針(ストップウォッチ/積算計)

1については言うまでも有りませんが、

2についてはぱっと見で24時間時計として見られるので一日の経過がわかりやすいです。また時差のある海外に行く人にとってはGMT針としても使えます。私も昔そうでしたがGMTで仕事をする人にも使えそうです。メインの針が邪魔して見づらいですけど・・

3と4はクロノグラフ機能に関係する針です。6時の位置にあるのが秒針9時の位置にあるのが分針です。操作は竜頭の上下にあるボタンを使います。ボタンはネジ込みロック式なので使う時は緩めてロックを解除します。

上のボタンでスタート&ストップ下のボタンでリセット(針が戻る)となります。一秒以下の(コンマ何秒)は計測出来ません。スタートとストップを繰り返すと秒単位で60分まで積算出来るのでトータルタイムを計測するのにも使えます。

竜頭はねじ込み式で、一段引きすると秒針がストップされ、そのまま時刻を修正出来ます。押し込むと秒針が動き始めます。この竜頭で24時間針との関係を調整します。

残念ですがこの時計にカレンダー機能は有りません

クロノグラフとしては秒単位のストップウォッチが使えるというレベルです。

ムーブメントは廉価版(セイコーのVD-54)を使っているらしいです。3,000円位のムーブメントなので期待しすぎるものでは無いですね。

腕時計 ムーブメント EPSON エプソン(セイコー) VD-54 6針/3目

完全に余談です

私のメイン時計は機械式オートマチックでSEIKOを使っています。そしてサブはLONGINESの機械式オートマチック。今回のテクノスはスイスの時計メーカーですがクォーツ式です。スイスと言えば機械式というのが私の時代には(親から聞いていた)常識だったのですが完全に逆転しています。

時計の時代背景を見てみると、SEIKOが誤差がほとんど無いクオーツ式の時計を発表し、スイスの機械式時計メーカーを駆逐してしまった感があります。モノづくりとは難しいもので商売として成り立たなくては理想を押し通すことも出来ません。

スイスの時計メーカーはロレックス等の様に高級路線で理想(機械式)を貫き続けるか、テクノスの様にムーブメントは外製を使って大量生産しケースのデザインで商売すると言う形になるのでしょう。

消費者としては国産とは一風違うデザインの腕時計を安く手にするチャンスがある訳ですし、こだわったものが欲しければ頑固一徹なものを選ぶ事も出来ます。もちろんSEIKOの最先端が詰まったモデルも魅力的と言えます。

本当に便利な時代になったものですが、モノを売りにくい時代になったとも言えるかも知れません。中古品が消費者同士で流通するのですから新品が売れる余地を奪っているかも知れません。

もっとも、多くの人は中古を嫌がりますし、新しいものを好みます。私の様にちょっと昔のデザインとかメカとかそういうものを追いかけたくなる人は少ないのでバランスは取れているのかも知れません。

ちょっと手先が器用な人で慎重さを持ち合わせている人なら腕時計のバンド調整やら電池交換やらは自分でも出来なくは無いです。便利な工具も流通していますし。もちろん高価な時計で始めるのはNOですが、傷が付いても気にならない(使い捨て)と割り切れるものから始めて見ると楽しいものです。内部の事はプロに任せるとして外装の構造は理解しやすいので、細部の掃除(メンテナンス)も抜かりなく出来ると思います。

私は自分の価値観で気に入ったので長く使い続けたいなと思っています。

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