NAS + USB-HDD購入でファイルサーバを使用する~今回は手軽にBuffalo製品で済ませる事にした

職場のファイル共有は結構オープンというか、多くのスタッフが利用するのでワークグループで共有したり、ちょっとしたNASで共有したりしているのだが、ここへきて誰でもが見られる状態では困るファイルを共有したいというニーズが出てきた。加えてバックアップも自動化したいとのこと。

PCの共有は手軽だが共有する側のPCが稼働していなければ当然ながらファイル共有できない。手っ取り早くファイル共有を実現するには価格もこなれてきたNASが手軽で良い。

今までBUFFALOのLinkStationを使ってきているので、今回も同社のLinkStationシリーズをチョイスすることにした。今回はファイル容量はそれほど必要ではないので、500GBのものをセレクト。RAIDよりも別機器(USB-HDD)へのバックアップの方が良かろうと、下記の機器をチョイスして購入してもらった。


BUFFALO ネットワーク対応HDD LinkStation 500GB LS-CH500LBUFFALO ネットワーク対応HDD LinkStation 500GB LS-CH500L
販売元:バッファロー
発売日:2009-05-02
おすすめ度:4.0
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BUFFALO ターボUSB機能/省電力モード搭載 外付けハードディスク 500GB HD-CL500U2BUFFALO ターボUSB機能/省電力モード搭載 外付けハードディスク 500GB HD-CL500U2
販売元:バッファロー
発売日:2009-07-21
おすすめ度:4.5
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NAS+USBHDDは、タイマーで差分バックアップすれば一日前の情報がバックアップできるし、フルバックアップなら一週間とかの世代丸々バックアップも可能である。(但し「今すぐバックアップする」というボタンが排除されているので15分刻みの時間を待たなければならず検証にイライラさせられた)

懸念すべきHDDの故障については、差分バックアップしておけばNASのHDDがトラブッた場合一日前に戻れるし、バックアップ側が故障した場合は修理の間しばらくバックアップが取れない状態になるだけで、リスク分散にもなると思われる。2万円以内で比較的安心な構成が取れるのはうれしいことであるが、全体的な操作性などを総合的に評価すると「価格なり」って言葉につきるかな。

この製品の特徴の一つなのだろうが、Bittorrentクライアント機能とか余計なものは要らないからもっとシンプルで使いやすく、かつ信頼性のある製品を開発して欲しいものである。結構重要というか使い勝手に関係するところが省略されていたりしてその点はマイナス評価とせざるをえない。ま、安いから・・の一言ですまされたらそれまでだが。

もちろん今回はユーザー管理をキッチリと行い、共有フォルダ単位でアクセスできるユーザー(Windowsログオンユーザー名/パスワード)でアクセス制限をかける。

WindowsXP以降は、マルチアカウント対応なので、「ユーザーの切替」でアカウントを使い分けることも容易だからそれほど問題にもならないだろう。

もっとも、こういう課題が出てきたってことは、AD(ActiveDirectory)環境の導入が必要となって来ているのかもしれない。問題はやっぱりCALの値段ですな・・既に50台以上になっているので、たかだかファイルサーバーへのアクセス権限設定のためにCALを50台分ってのはコストが見合わない(設備投資をペイするのにかなり時間がかかる)ので却下だろう。

なお、この製品は故障時には利用できなくなる時間が数時間規模で起こる可能性が高いので、ダウンタイムが許されない場合は、RAID構成のNASを選ぶか、それなりのサーバーマシンで構成した方が良いと思う。ケースバイケースなので対費用効果という言葉の通り。

LinuxサーバのSambaでやるかなぁ・・ソフトウェアRAIDでも十分役立ちそうだし。

でも自分以外の人でも管理できないと自分の首しめるようなもんだ。今のままもう少しだましだまし使ってもらうかな。(元Microsoft系SIとして働いていた身としては、売る分には便利さを強くアピールするが社内利用となるとコスト重視で見合うかをちゃんと考えなくてはならないので辛い)

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