GroupSessionもそろそろ・・

このブログにも何度か書いた記憶がありますが、Javaベースで動作する最近人気のグループウェアGroupSession2が個人的な感覚では熟成期に入って来たかなという印象を受けます。次のステップに進もうとしているというか。

チョコチョコと発見されたバグも殆どつぶしたみたいだし、モバイル対応(有償)と常駐アプリ(有償)でビジネス色も出てますし、付加価値的なものが有効に働いているなと。開発陣の地道なバージョンアップがようやく日の目を見たという感じでしょうか。何でも最初から高得点(高評価)は得られないと思う。徐々に育てるという気の長い努力が必要だと教わった気もする。

弊社ではセキュリティの都合上、社外からのアクセスはシャットアウトしてLAN内限定で使っているし、常駐アプリを使わなくてはならないほどはスタッフ達に使用を徹底(強制)してないので、そこまで活用してはいないという状況。便利に使えると思った人だけ使ってるというのが実情かな。今後は伝達手段としての徹底が課題だとは思っています。見ない人がいればそれだけでグループウェアの意味がなくなってしまいます。

思い返してみれば、初期の頃はバグが多かったので積極的に報告して改善してもらっていた事もありこまめにバージョンアップに追従していました。でも今は致命的なバグも少ないし、第一に社内に浸透してしまった今、GroupSessionを停止する事が難しいのです。頻繁にバージョンアップに追従していた頃は、まだ社内でも使用率が低くて気軽にTomcatを停止することが出来たのですが、今は強制的にシステムを停止するという事が出来ません。よって何かの時(電源設備の点検時にシステムが停止するとか)じゃないと作業が出来ないのであります。

かといってそんな機会がそうそう有るわけでも無し、業務終了まで居残りしてからバージョンアップ対応するってのも不可です。時間が来たら閉館しちゃうもんで。そんなこともあり何かのタイミングでなければバージョンアップが出来ない状態になってしまいました。すっかりバージョン取り残され状態。

システムを預かっている身としては、強くバージョンアップの自動化(予約とか)機能を望む。特にクライアント数が多くなれば管理者の殆どが切実な悩みとして抱えることになると思われる。(休日出勤とか、VPNで自宅からリモート作業とか・・プライベートの時間無くなるね)


一応GroupSessionに装備のRSSリーダーで更新情報やら、フォーラムの書き込みのチェックくらいはしているので、最近は日経Linuxに掲載されたとか言う情報はキャッチしているのですが、知名度が上がれば何か勘違いしている人も出てくるのは仕方ないですね。

「無償利用」を認めているオープンソースアプリケーションには無料で使用できる理由があります。完全なボランティア的な志向から、技術力のアピール、また一つのビジネスモデルとしてまでさまざまです。GroupSessionに関しては一企業による開発ですから、明らかにビジネスモデルです。JTSライセンスストアも使えるようになったみたいですし。

初期の頃から使わせてもらって来た身としては、積極的にバグの報告、検証結果の報告、バージョンアップ追従の繰り返しで無料で使わせていただく理由として出来る貢献はしてきたつもりです(途中から社内での重要度が高くなり試験に追従できなくなりましたが)。

今後、知名度が上がったGroupSessionのフォーラムがどう変わっていくのかやや心配ではあります。ビジネス色が強くなって来た以上サポートを求めるユーザーは増えるでしょうが、無料で使えると言ううたい文句にサポートが無いことを難癖つけるユーザーも出てくるんじゃないかと。(フォーラムには開発者は出てきません)

ま、閉じたLAN内部で数十名程度でグループウェアとして使用する分には現バージョンでも全然問題ないですけどね。

やはりGroupSessionはいよいよ次のステップでしょうね。初期の頃から愛用している身としては成功して欲しいですね。もしかしたら書籍が出るかもね。

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