USBメモリーでメーラー(Thunderbird)を持ち歩く~USB3.0時代だからこそお勧めしたいポータブルアプリの携行

職場でお昼休みなんかに自分のプライベート用メールを使いたい事があります。仕事用のPCにプライベートのメールを設定するなんて事は通常ダメですね。

Webメールを使うのが一番手軽だとは思いますが、メーラーによっては強力なスレッド表示が出来たり、アドレス帳、テンプレート等便利な機能があるので、やっぱりメーラーでやりたいって人もいると思います。

一つの回答

私はUSBメモリーにポータブル版をインストールして比較的便利に使っています。

私が用意したものは

  1. USBメモリー(4GB以上が現実的でしょう)
  2. USBメモリーセキュリティソフト(暗号化)
  3. Thunderbird Portable版(日本語ローカライズ版)

USBメモリーに暗号化ソフトでパスワードセキュリティを施します。紛失したりした時に中身を見られない様にする配慮です。大した内容では無くてもアドレス帳がダダ漏れになる事とか考えるとやっぱり備えておきたいですね。

次にThunderbirdのポータブル版です。通常のアプリはWindowsの場合Cドライブにインストールされる事が多いですが、ポータブル版は任意のフォルダやデバイスにインストール(COPY)出来ます。つまりUSBメモリーにもインストール出来ます。

メーラーの設定

メーラーの場合のポイントは、サーバーとの接続にIMAP方式で接続出来るように設定することです。これはスマートフォンのメーラーなんかでも同じなのですが、IMAPはメールサーバーにあるインデックス情報をダウンロードして、読みたいメールを選択すると該当メールの本文を手元にダウンロードしてくるので転送効率が良いのです。直ぐに読む必要の無いメール(本文)をダウンロードする必要は無いですからね。

更に不要なメールをIMAPで削除するとサーバーから消してくれるので、家に帰って自分のPCからメーラーを起動したら削除したメール落ちてきません。重要なメールはサーバーに残したままにしておけば家に帰って自宅のPCを起動するなりすればもちろん読めます。不要なメールの掃除に二度手間をかける必要が無く合理的です。POPの場合はこの辺りが(設定で出来なくはないけど)柔軟性が低いと感じます。

たったこれだけで、持ち歩けるメーラーが手に入ります。

Thunderbird完全ガイド―Windowsのほか、MacやLinuxでも使える迷惑メールフィルタ、RSSリーダー付フリーメーラー

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わかるThunderbird―for Windows/MacOS X/Linux (I・O BOOKS)

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大容量のUSBメモリーを買ったから

ついでにFirefoxもポータブル版をUSBメモリーに入れておく事にしました。IE以外のブラウザが入ってないPCでも慣れたFirefoxが使えて便利ですし、お気に入り(ブックマーク)もプライベート専用で残せます。USBメモリーから起動するとちょっと遅いですけどね。

もちろんUSBメモリーの空き容量によっては、データファイル等も別のフォルダに分類して持ち運べると思います。余裕があれば大きめの容量のUSBメモリーをチョイスしたいものですね。

ちょっと不便なこと

さて、ここで一工夫しておきたいことに遭遇しました。一々フォルダを開いて実行ファイルを探して・・というのが煩わしいので、USBメモリーを開いたらすぐにThunderbirdとFirefoxのアイコンが観える状態にしておきたいです。

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しかし、USBメモリーの場合は、使用するPCの環境によってドライブレターが変わってしまいます。上の画面キャプチャの例だと(G)ドライブですが、外のPCに持って行くと(E)ドライブや(F)ドライブになったりします。

これでは通常のショートカット(絶対PATH)が通らなくて

~ファイルが見つからない~

みたいなエラーが出ます。Windowsのショートカットは相対パスが手軽に使えないのが不便ですね。

そこで仕方ないのでちょいと裏ワザ的な工夫をします。

f:id:sasapurin:20150218213716p:plain

通常の手順でショートカットを作ると、リンク先には

G:\ThunderbirdPortable\ThunderbirdPortable.exe

みたいな感じでGドライブからの絶対PATHが入っています。ここを手作業で相対パスに合わせますが、ちょっと呪文っぽい事をやるしか有りません。

%windir%\system32\rundll32.exe url.dll,FileProtocolHandler “ThunderbirdPortable\ThunderbirdPortable.exe”

ダブルクォーテーションで囲ってあるところが実行ファイルを指定する相対PATHになります。ショートカットの位置(階層)からすると、ThunderbirdPortableフォルダの中のThunderbirdPortable.exeを実行したいのでこうなります。その前の%Windir%から始まる所はお約束と思うしか無いと思います。このお約束の意味を知りたい人は自力で頑張って調べて下さい。

作業フォルダはブランクで良いと思います。

同様にFirefoxPortable版もショートカットを定義しました。これでUSBメモリーに入れたThunderbirdとFirefoxのポータブル版を最小限の手数で起動出来るようになりました。

USBメモリーからの起動の場合、内蔵ディスクに比べるとどうしても遅いですが、どっぷりと時間をかける作業時には使わないので私はさほど問題にはならないと思っています。

もっと便利にUSBメモリーを使う

FirefoxやThunderbird以外にも沢山のポータブル版アプリがありますのでUSBメモリーで持ち運ぶことが簡単に出来ます。

PortableApps.com – Portable software for USB, portable and cloud drives

欲張っても意味が無いと思います。どうしても使いたいものだけチョイスしてUSBメモリーに入れておくと急いでいる時に本当に重宝します。PortableApps.comには統合ランチャー的な管理アプリがあるので、大容量のUSBメモリーを入手した場合は、ちょっと欲張りして色々なアプリをインストールしておく事もできます。更新版がリリースされたら知らせてくれるし、インストールも容易なので、システマチックに使用したいと思う人にはオススメです。

更に欲張って色々なアプリを持ち歩きたい人には、2.5インチのポータブルHDDやSSDがオススメです。USBメモリーに比べると速いですし大容量です。但し落としたりした場合の衝撃は重い分大きいのでハード的な故障のリスクは増えそうに思います。安くありませんし・・

トラックボール&マウス~手首の腱鞘炎の痛みで操作が辛いので使ってみたら痛く無くなった

私は職場と自宅で同じ型のトラックボール(M570t)を使っています。

以前の私は、マウスには頓着なくて何でもいいやと思うタイプだったのですが、右手首を痛めて以来ずっと持病みたいになっていて、PCでの作業を長時間続けると腱鞘炎っぽい症状が出る様になってしまったのです。右手首の外側(丸い骨がぽっこり出てる辺り)に激痛が走り、マウス操作が辛い日々を過ごしました。

そんな私にとっての救世主がトラックボールです。通常のマウスから交換して使っていたら痛みが無くなりました。不思議なことに慢性的な肩こりも改善されて(完治ではないですが・・)劇的に楽になりました。

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YAMAHA RT57iは今でもまだ使える~光回線と言えどもベストエフォートで超絶高速通信なんてまず不可能だからRT57iでも十分な速度が出ます

先日開通したばかりのフレッツ光回線だが、ONU配下は自前で準備なので、YAMAHA RT57iを引っ張りだして来てPPPoE設定を施し、プロバイダが提供しているIP電話(VoIP)を設定して、コードレス電話機を接続して使用出来るところまで仕上げました。

YAMAHA RT57i

RT57iって、ISDNやADSL全盛な時代に生まれた名機だけど、今でもこうやって十分使えるところが凄いと思います。と言うか時代遅れなのは間違いないけれどそれを決定づける程の高速通信の回線が普及しない(スペック上は速いハズなのに現実はメチャ遅い)のが実情です。だから古くても優秀なRT57iで十分事足ります。

ウチの場合はRT57iにこの3つの仕事をさせています。

  1. インターネット接続(PPPoE)
  2. IP電話(SIP)
  3. メールチェック(POP)

残念ながらRT57iの多機能さの一つであるVPN機能はIPsecには対応しておらず、PPTPにしか対応していないので、脆弱性の問題で使用するのはやめた方が良さそうです。VPN機 能は別拠点とのLAN間接続などを求めているか、出先からLANにアクセスしたい場合なのでそういうニーズの場合は今どきの高機能ルーターを使う事になるでしょう。

しかしRT57iには、YAMAHA独自のダイナミックDNSサービスである「ネットボランチDNSサービス」が実装されているし、「ネットボランチ電話(VoIP)」も実装されているので今でも便利に使えます。RT57iやRT58i等の同系のルーター同士であれば、ネットボランチDNSによるアドレス=名前解決を元に、インターネット回線をさも内線電話の様にして使用することが出来ます。

もちろん通話料は無料です。複数拠点でもそれぞれYAMAHAのVoIP対応ルーターを導入していれば、ネットボランチ電話が無料通話の手段として使えて便利です。インターネットを使った内線電話みたいな感じですね。

RT57i発売当時はこの機能が画期的で、以前働いていた職場ではネットボランチ電話や、拠点間のVPN接続でこのルーターをかなり便利に使っていました。小さな会社だったのですが拠点数が多く、業務で使用する電話は長電話になる事も多いので、この無料通話が経費の面でも魅力的だったのは言うまでもありません。別々の拠点で内線電話的に使っていました。本社ではビジネスホンの主装置に回線を収容して局線ボタンからネットボランチ電話を選択すれば拠点間にかけられる様にしていました。

※YAMAHAルーターについて特筆しておきたいのはYAMAHA製品の質の高さ、そしてサポートの質の高さです。サポートに電話した事がある人ならそのレベルの高さが分かると思います。

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