テリオスキッドのヘッドライトHB4をLED化〜中華製品なので耐久性の心配が尽きない

レビュー

私がテリオスキッドに乗る場合はほとんどが夜中です。仕事が終わってから自宅に帰る前に晩飯を食って、場合によっては風呂に入るなり、シャワーを浴びるなりしてから帰路につくので、どうしても夜中になってしまいます。片道2時間かかるので空腹状態で帰るのは生活パターンとして合わないのでその様にしています。

そうなると、どうしても夜の見えにくさの中運転しなくてはならないので、衰えた来た視力の事もありますし、対向車のヘッドライトが上向きになっていると幻惑で見えなくなり危ういことになった事もあります。ハイビームのまますれ違う輩もいますし、爆光系のLEDライト&フォグも上向きにセッティングしている輩もいるので本当にストレスです。

私は基本的にフォグランプは雨天、霧の場合しか点灯していませんが、いかんせん純正のハロゲンバルブでは光の強さで対向車に負けてしまい幻惑させられることがしばしばあります。もちろんまっとうなヘッドライトにしている対向車の場合は全く問題ありません。嫌な時代になりましたね。

こういう状態なので、テリオスキッドのヘッドライトの光を少しだけ強くしたいと考えました。ただ闇雲にハイワットなバルブに交換すると色々な弊害があるので、消費電力を下げつつ光量のアップが期待できるLEDヘッドライトに交換したいなと考えてリサーチしてみました。

LEDヘッドライトは、LED発光素子の特性上、放熱性がどうしても重要になります。消費電力は下がるもののかなり熱を発生させるので、その熱をうまく逃がすために各社が工夫をしているはずです。かりに放熱に配慮していないLEDヘッドバルブを製品化していたとして、そういうものは一時的には明るくても、熱を持ってくると光量が下がってきて、熱のせいでLED素子が劣化します。当然光量も落ちてきます。

LEDヘッドバルブについてリサーチしてみると、やはりファンレス構造では放熱性に無理があるのではないかと感じました。また無駄に明るくカットラインが出ないものは光軸がキチンとしていないため対向車に迷惑をかける輩に成り下がってしまいますからそれはやりたくありません。

やっぱり手堅く日本製(日本ライティング)の信頼できるものを購入しようかなと思ったのですが、日本ライティングの適合車リストは現行車種の情報しか公表してなく、テリオスキッドの様な旧車はリストに掲載されていないため、今回は見送ることにしました。日本ライティングの製品は非常に性能が良いと評判ですが、ちょっと試してみるという感じでは高く感じます。もちろん製品の品質等からすると安い位なのですが、テリオスキッドに適合する保証が無いので慎重になります。

一度中華製でテストをしてLEDライトのクセを試してみたいという考えに変わった次第です。するとタイミングよく、AmazonでセールがかかっていたAUXIRACERのHB4が見つかりました。ハイビームは現状のハロゲンで十分なので、ロービーム側(HB4)をLED化してみることにしました。因みにハイビーム側は(HB3)です。

やっぱり中華製という感じ

Amazonから荷物が届いて確認してみると、おもちゃっぽいというか、いかにもアルミダイキャスト製という感じです。持った感じも軽いですし黒く塗ってある部分はプラスチック?という感じに見えます。爪で弾くとアルミだとわかりますが素材が薄っぺらいので放熱はファン頼みだなという印象です。そもそもこのアルミでキチンと熱電導するのだろうか?

箱から出してみるとやっぱり軽いです。おもちゃみたい・・

HB4のハロゲンランプと並べてみるとサイズが少し大きいことがわかります。冷却ファン部分が少し後ろに飛び出す感じになりますが、テリオスキッドのエンジンルームは隙間が多いので、幸いにもこの程度であれば余裕で装着できると思われます。

このサイズ感はお手軽換装をイメージさせられますが、どうしても放熱性能には不安が残ります。ファンが壊れたらオーバーヒートで発光量が落ちて暗くなるでしょうし、LED素子も劣化が著しく進むでしょう。ファンの寿命がどれくらいでどれくらいの期間使えるか疑問です。

写真で見せようとすると手前が大きく写ってしまうので、サイズ感の差がわかりにくいかも知れませんが、やはり一回りLEDの方が大きいです。

LED発光素子は片面に1つずつで両面合わせて2個の様です。ハロゲンバルブと並べてみて確認しましたが、発光部分の位置を合わせている様です。上手く行けば純正のヘッドライトと換装するだけでカットラインが上手く出るかも知れません。やってみるしか有りません。

仕上げはあまり良くないです。フラックスの付着していたので爪で引っ掻いて除去してようやくこんな感じです。この辺りはやはり日本人としては気になります。しょせん価格なりということでしょうね。でもそういう些細な部分が性能にも響いてくることを作っている中国人は気づいていないのでしょうかね??

なお、カットラインについては、日本ライティングのブログの解説が図解も多くわかりやすいので紹介しておきます。是非参照してみてください。

ここが放熱の肝となる冷却ファンです。手で回してはずみをつけてみましたが直ぐ止まり回り続けることはありません。ボールベアリングはおそらく使われていないでしょうから、ファンの耐久性面でかなり心配が残ります。せめて一年は性能を落とさずに使い続けたいのですがね・・

近日中に換装して実走してみます

テリオスキッドの場合は、先述の通りヘッドライトバルブの交換スペースがありメンテしやすいので余裕で手が入ります。イレギュラー(コネクターの変形など)がなければ簡単に交換出来ます。問題は換装するだけでカットラインが出るか?対向車への影響が出ないか?ですが、やってみないとわからないのでとりあえずやってみるつもりです。

余裕のある日に作業したいと思うので、換装状況なども写真撮影して載せられたらと思っています。

装着しました

翌日、時間が取れたので装着してみました。暗くなってから明るさや光の広がり具合、眩しさなどのチェックも実施済です。

あとは耐久性次第ですね。ファン付きですがファンの品質的にも放熱性に不安があるので徐々に光量が落ちてくるんじゃないかなと懸念しています。せめて一年は持ってほしいものですが。

過去記事一覧

やっぱり日本ライティングのLEDライトがほしいなぁ・・・
標準モデルとハイスペックモデルがある様です。

おそらくHB4を採用しているテリオスキッドにも問題なく装着できるとは思うのですが、2万円かかりますから、ダメだったら諦めるという価格帯では無いのです。今回のお試しが駄目だったらメーカーに問い合わせるなどして慎重に検討してみることにします。

テリオスキッドのライトは、マルチリフレクターヘッドライトになると思うので、ハイスペックモデルはロービーム側HB4には使用不可な様です。何が理由でダメなのかイマイチ良くわからないのですが、購入する段階になったら問い合わせてみようと思います。

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