別のパソコンにThunderbirdを引っ越しする~WindowsからLinuxでもプロファイルをコピーで簡単に移行出来る

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Thunderbird

Thunderbirdを別のパソコンに引っ越しする

個人的にパソコン用のメーラーはThunderbirdを長年使っています。アドオンでちょっとした不便さを改善出来るメリットがあるのが一番の理由ですが、トラブルもなく安定して使用できるMozilla Thunderbirdが気に入っているのが理由です。

Thunderbirdは、WindowsだけでなくLinuxでも使用出来るのが私にはとても使いやすいです。徐々にWindowsパソコンの使用頻度が下がってきており、Linux OSに移行しているのも理由で、同じユーザーインターフェースでLinux上でも使い続けられるので便利なのです。

嬉しい事に、Thunderbirdのプロファイルは、WindowsからLinuxにコピーしてもそのまま使用することが出来ます。(完全互換とは言い切れませんが、少なくとも私は不具合に遭遇していません。)

Windowsパソコン上のThunderbirdをLinux OS(debian GNU/Linux)に引っ越し出来たのでそういうニーズもあるかなと記しておきます。

Mozilla公式の情報通りにやってみる

Thunderbirdのプロファイル(メールデータや設定)がどこに保存されているか?は、Mozillaの公式なドキュメントを読むことで確認出来ます。Windows環境で言えば、「%appdata%Thunderbird」にあることが確認出来ますが、きちんと公式のドキュメントを読んだ方が安心なのでそうして下さい。

ThunderbirdフォルダをUSBメモリー等にコピーして保存し移行の準備をします。

定期的にこのプロファイル(Thunderbirdフォルダ)をバックアップしておくと、有事の際に復元出来てより安心です。MozBackupというユーティリティを使うことでも同じことが出来ますが、仕組みを知ってからMozBackupを使った方が知識も理解度も格段に上がりますのでオススメです。

Thunderbirdはプロファイルを複数持てる

一般的なユーザーにはあまり知られてない様ですが、Thunderbirdのメールプロファイルは複数持てる仕様になっています。この辺りはOutlookの仕様とも似ていますが構造と仕組みが全く違います。個人的な感覚ではOutlookの1ファイルにまとめる仕様の方がスッキリしていて好感ですが、PSTファイルの破損等によるトラブル時にはどうしようもなくなるので、Thunderbirdの方が柔軟性があると思います。

Thunderbirdのプロファイルスイッチャー

既にThunderbirdを使っている人は、プロファイルスイッチャーを起動して、プロファイルを切り替えてみると概念的な事の理解が進むと思いますので一度試してみると良いでしょう。具体的にはThunderbirdを起動する際に、-pというオプションを追加するとプロファイルスイッチャーが起動します。

Thunderbirdを起動するショートカットをデスクトップ等にコピーして、リンク先に「-p」を追加して保存します。その後そのショートカットをダブルクリックするとプロファイルスイッチャーが起動します。

プロファイルスイッチャーを使って切り替えることで、1台のPC上で2つのメールを使い分けることが出来ます。たとえば、プライベート用と仕事用にプロファイルを分けて使い分ける方法が考えられます。用途は人それぞれなので自分なりのアイディアで活用すると良いでしょう。

debian GNU/LinuxでのThunderbirdプロファイル

Linux上でもプロファイルスイッチャーが起動出来ます。多分インストールパッケージを節約していることが原因で英語表記になってますが機能的には問題ないです。

Windows環境のThunderbirdプロファイルをLinux環境にコピーして使用することが出来ました。Linux版のThunderbirdでも上記のMozilla公式情報に従ってプロファイルの保存場所や色々な情報を確認することが出来ました。

プロファイルスイッチャーでは、新たなプロファイルを作成したり、プロファイル名を変更したり出来るので、使い勝手の良い環境にカスタマイズして活用すると便利ですね。

最後に

今回はWindowsからLinuxへのプロファイル引っ越しについて記しましたが、読み替えればWindowsパソコンを新たに購入(更新)した場合でも、引越し先を読み替えれば良いだけですから、新しいパソコンへの引っ越しも楽勝だということがわかると思います。

なお、Thunderbirdのバージョンはなるだけ近いバージョンにしておいた方がトラブルは少ない様です。Windows版からWindows版に移行するのであれば同じバージョンに、異なるOS環境に移行させる場合でも、引っ越し元と引っ越し先はなるだけ新しいバージョンにして置いた方がトラブルが少ないと思います。

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