龍の膳:高知市~帯屋町にある落ち着いた居酒屋でかみさんと食事して来た

グルメ
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最近あまりかみさんを連れて外食に行く機会も無いのですが、知人から「たまには連れて行ってやりなよ」という指摘を受け、お店を紹介して貰ったので帯屋町アーケードすぐ近くの「龍の膳」に行ってきました。

このお店は、高知市の中央付近に位置する「中央公園」の真裏にある居酒屋。8Fから見える中央公園の夜景もおすすめです。座敷もあるしテーブル席を選べるので事前予約(電話)が理想です。

グルメ記事掲載についてちょっと気が変わった

以前、おすすめのお店はネットでは教えない方向で行くことを宣言したのですが、最近ちょっと考えが変わりました。もちろん以前の考えは基本的には変わっていないのですが、変化した部分は「高知」という土地に訪れる県外の人の目に止まって満足して貰えるとやっぱり嬉しいという点です。

それに、私の雑多ブログを読んで行動する人は限られるでしょうから、このブログ記事は大した影響はないだろうという現実を理解できるようになったこともあります。やはり県外からの観光客が「高知」の良いものに触れて満足して帰ってもらうのが一番だと最近は思っています。

更に、Googleの検索アルゴリズムの変更により、当ブログの検索結果はかなり落ちたというのも、良い意味で「知りたい人にだけ知らせられる」という加減が効く様になったことも不幸中の幸いだったりします。アクセス数は以前から比べると1/3~1/4位に落ち込んだので、良い意味で露出度が下がっているという面もあります。知りたい人は検索結果の2ページ目、3ページ目まで調べるでしょ?

龍の膳の料理について

メニューの写真を撮ってきたわけではないので記憶に頼るしかないのですが、高知では代表的な海の幸を使った料理がメインだと言えます。カツオのたたきをはじめ、魚の刺し身は当然あります。

もちろん揚げ物や牛肉を使った料理などもあります。やっぱりそういうのが好きな人は多いですからね(個人的には揚げ物とか脂っこいものは苦手)。料理人のテクニックで良い感じに仕上げられているので私も結構美味しく味わえました。

特筆すべき点としては、全般的に味付けが「薄味」なところです。薄味好みの私にはこれはかなり評価点が高く、アッサリした料理が好きな人には是非とも伝えたいのです。決定的だなと思ったのは、締めに注文した「味噌カツオのお茶漬け」です。「梅茶漬け」は残念ながら置いてなかったのですが、想像よりずっとあっさりしていて美味しかった。こういうところに料理人の方向性は現れます。

世間一般には、おそらく味付けしっかり、こってり系好きという人の方が多いと思いますが、私は薄味派でありちょっと濃い目の味付けは苦手なので、薄味好きというニッチな人に伝えたい気持ちがあります。(この味付けは間違いなく料理人の好みでしょう)

また、旬の食材を使っているので、「今日のおすすめ」メニューがあります。これは凄く私にとっては重要で、旬の食材に勝るものはないと思っているので、同じポイントを重視している人には伝えておきたいのです。定番メニューも良いですけど旬の食材を味わえるのが一番の贅沢(楽しみ)だと思っています。

惜しい点

日本酒が好きな私にとっては、ちょっと残念というか、もうちょっと頑張ってほしいなと思う点をあげておきます。私は他県で住んでいた時には知人と日本酒同好会みたいな会に参加していて、各地の選りすぐりの日本酒を飲み比べる(まくる)という楽しみをしていました。

ほどなく、あまり酒に強くないかみさんを誘い、まずは料理を楽しめば良いと連れて行く様になりましたが、女性の愛好家も多く同性で話が弾んでの利き酒的な楽しみに触れたことから、かみさんもすっかり日本酒が好きになりました。もちろん女性は料理重視っていうのは変わらないみたいですけどね。

そういう経験を経ているので、私にとって日本酒は多彩なバリエーションのある酒の一つだと位置づけていますし、日本酒にしかできない料理の引き立て役をしていると思っています。しかし残念ながら高知にはそこまで幅広い日本酒を楽しむ文化が無い(広まっていない)と感じます。

もちろん、日本酒単体でも楽しめる銘柄も増えてきました。一例をあげると「しらぎく:仙頭酒造」「美丈夫:浜川商店」「文佳人:アリサワ酒造」などの今風な華やかな日本酒を作る酒造メーカーも増えてきました。しかしいまいち浸透していないと実感するし、どうしても「辛口」をメインとした日本酒が高知ではウケると認識されているところがあります。

個人的には「辛口」の日本酒は好きなのですが、「淡麗」であることが前提です。すっと消えて料理の風味を邪魔しない日本酒が料理と合わせる日本酒には最適だと思っています。あくまでも料理の引き立て役(脇役)に徹する酒が好みです。

しかし高知の日本酒はのんべぇの酒という位置づけを目指していると見受けられ主張が強い。それが好きであればそれを選べば良いことですが、私にとっては選択肢が狭いことが残念です。一例をあげれば「石鎚:石鎚酒造」の様にカッと来てスッと消える様な淡麗辛口を料理に合わせたい。だけど高知ではそういうお店に出会ったことがない。

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