カシオ腕時計の電池を自分で交換した~CR2016電池をダイソーで入手し格安メンテナンス

ハードウェア

以前、自分用に通販で買った腕時計が現物を見るといまいち好みではなかったという残念な経験をしました

ところがかみさんに見せると、メンズ用なのにシックなデザインが気に入ったと言うことでかみさんが使う事になりました。それが引っ越しの荷物を整理していたら出てきたそうです。電池切れで使えなくなっていると言うので、電池交換を試みることにしました。

幸い精密ドライバー(+)があれば交換出来そうです。

必要な工具は、精密ドライバーがあれば大丈夫です。長く使うことを考えるとそれなりのもの(ベッセルあたり)を買っておくと間違いないですね。ピンセットもあると便利かも知れません。

開けてみたらCR2016が使われていました。

電池について

私の想定外だったのですが、電池は自動車のリモコンなんかに使われているコイン電池(CR2016)でした。所謂ボタン電池(もっと小さい)だと思っていたのですが。コイン電池なら百円ショップで入手可能です。早速でかけてダイソーでゲットしました。ダイソーは何でも売ってる感じで本当に凄い企業努力だと思います。

このCR2016は2個入り108円でした。なんと予備電池までも確保できた訳です。電池のパッケージによると2020年まで大丈夫らしいのでコスパ最高ですね。

ちなみに「CR」はリチウムを意味する略語で、「20」は直径20mmという意味です。「16」は厚みで1.6mmという事だったと思います。良く見かけるCR2032に比べると半分の厚さですからかなり薄いです。電圧はCR2016もCR2032も同じDC3Vです。

カシオ腕時計の構造について

この腕時計はカシオの10気圧防水(WR100M)タイプですが、裏蓋は小さなネジ4本で固定しているだけで、防水の為にゴムパッキンが入っているだけの簡素なものなのでした。

このタイプの時計の電池交換なら、精密ドライバーを使ってネジを外して裏蓋を開けるだけでちょっと指先に自身があるなら交換出来ると思います。

電気的な絶縁を目的としているのかはっきりしませんが、コイン電池の+極側にペタリと白いフィルムが貼られていました。再利用出来るので綺麗に剥がして確保して元通りに戻します。

機構的には電池ホルダー(ステンレス板)で電池が固定されているのでそれを外すだけで電池を交換出来ます。込み入った中を見る為にハンディLEDライトを使用しました。よく見て構造的に無理な力をかけない様にします。

電池を入れ替えた後は、ゴムパッキンを溝に配置してから裏蓋を慎重に閉じてネジで固定するだけです。力は全然要らないので、固いと感じたらズレているとか向きが逆だとか何かしら間違っていると思うので、こういう作業では「力」は間違いのサインだと気づく必要があります。

無事に組み立てが終わりました。

時計の時刻調整

最近の電子時計は竜頭が無いので、FUNCボタンを押しながらとか、長押しして切り替えるとか、メーカー各社の独自操作で設計されているので、説明書をなくしている現状では試行錯誤しなくてはなりませんでした(買った当時の事を覚えてません)。

この時計は質素な割には結構機能が入っていて

  1. アナログ時計
  2. デジタル時計(主)
  3. デジタル時計(副)
  4. カレンダー(年、月、日、曜日)
  5. アラーム
  6. カウントダウンタイマー
  7. ストップウォッチ

こんな感じで機能が実装されていました。デジタルの部分は比較的容易に設定出来たのですが、アナログ時計をどこで調整するのか?わかりませんでした。

放置してたらその時刻になったら合うのかな?と思って放置しておいたのですが、同じ間隔で進んでいるのでいつまで待っても合うハズがありません。

モードボタンを押したり長押ししたりして切り替えしていたら、見慣れないモードに入りました。もしかしてこれか?と思って調整ボタンを長押ししてみたら針が動き出しました。押している間、長針が進んでいくのですが分単位でしか調整出来ないのでずーっと押して短針も合わせるしかなさそうです。気長にボタンを押し続けて調整します。

カシオの腕時計について

CASIOと言えばG-SHOCKとかプロトレックとか、ゴツい腕時計のイメージが強いですが、もっと安い腕時計でも結構工夫されて作られていると思いますし、機能的にも十分だと思います。

この時計は、アナログの長針短針で読めるのに加え、文字盤(黒)にデジタルが浮き出てくる構造になっていて、カレンダーやアラームの情報はデジタルで見られます。ライトをONするボタンを押すと文字がくっきりと表示されるので、シックなデザインでありながらそこそこ利便性も高い感じで面白い腕時計だと思います。

今回の様に、電池交換が格安(108円)で自分で出来るなら話はまた別だと思いますが、腕時計の維持にかかる課題は電池の消耗とメカ的な摩耗(消耗)です。防水性を確保したければ蓋は開けたく無いものです(ダイバーズウォッチでも電池交換の為に裏蓋を開けると防水保証がなくなりますので再点検が必要です)。

その点を手軽に克服しようとしているのがソーラー充電であったり、振り子発電による充電だったりしますが、まだ完全な機構は確立していないと思います。消耗を割りきって定期点検(オーバーホール)出来るお金、思い入れがあれば機械時計でも維持出来るのでしょうが、それ以前に買い替えというのがほとんどの人の行動だと思います。

時計等のメカ好き(コレクター)はさておき、やはり割りきって、ダメになったら買い換えるというのが現実的(一般的)なのかも知れません。モノが売れないとメーカーも困りますし・・

国産工具としてベッセルはリーズナブルながら信頼性が高くておすすめです。良いものをと追求すればキリがありませんが、実用レベルで言えばベッセルはお気に入りです。

コメント

  1. テロウキヨシ より:

    カシオM410 二次電池交換しましたが、針が動きません。オールリセット必要かもですが、どこと?どこ?を?接触させるのか…教えてください

  2. sasapurin より:

    コメントありがとうございます。
    二次電池ということは発電機能付き腕時計の様ですね。
    申し訳ありませんが、当方では持っていない時計なのでので検証する事が出来ません。

    簡単にGoogle検索してみたら取説のページ(PDFでダウンロード)がありましたので、既にチェック済みかも知れませんが記しておきます。
    https://support.casio.jp/manualsearch.php?cid=002&MODULE=5174

    ざっと読む限り電池交換時の手順にショートさせるポイントは取説には記されていない様です。

    で、こういう場合は、どこかの物好きが試してYouTubeに動画を上げて無いかな?と思って調べるのが私の常套手段なのですが、カシオのショートポイントについては図示が内部にある様ですね。

    例えば下の動画を参考に一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
    https://www.youtube.com/watch?v=H07qKl7ROPk

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