テリオスキッド(TA-J131G)のパワーウインドウスイッチ交換(その2)~互換品でも操作性快調

TA-J131G 日記

先日記した記事において、テリオスキッドの運転席にある集中パワーウインドウ(PW)スイッチが故障して、運転席の窓ガラスが開け締め出来なくなったことを記しました。

前回、ドア内張りを外してパワーウインドウスイッチの品番を調べたので、その品番を使って安価な互換品を購入しました。

純正と比べても悪くありません。スイッチの感触はむしろ純正(中古)より良い。

株式会社エスオーエルという会社が、Amazon、Yahoo!オークションなどに出品していたため、ネット通販を利用して購入し、送料込で2,500円以内に収まりました。

欧州車用パーツの取り扱い実績が豊富らしいですが、国産車の交換パーツも扱ってくれているのは嬉しいですね。テリオスキッドには趣味で乗っている訳でも無く単なる足車の旧車なのでなるだけお金はかけたくありません。(過去、趣味車にはお金をかけて来た方ですが・・)
自分で交換作業を行う手間は発生しましたが、15分位のものですし安く済んで良かったです。

ただし、前オーナーが内張りを剥がした後、はめ込む際に一箇所のはめ込み部品を潰してしまっていたため、ホームセンターで5個入り550円程の部品を買う羽目になりました。なのでトータル3,000円かかってしまいました。(1個しか使わないので4個は予備パーツになりますけどね)

前オーナーがスピーカー交換時に潰したものと思われる(赤い方が純正)

見比べてみるとほぼ同じものだと判断して良さそうです。しかしひどい潰し方ですね。こういうのはやめてほしい。確実に作業すればコツンという音とともにしっかりハマって固定できるのに。確かにここは一番ハメにくいですけどね。

さて、前回の記事で端折った内張りを剥がすポイントも含めて作業を記録してみます。同じくテリオスキッドのパワーウインドウスイッチ故障で困っている人、自分でやってみようと思っている人は前回の記事も参考にして下さい。

まずはドアロックつまみを外す

前回は文章だけで済ませてしまったのですが、今回は写真をしっかり撮ったので載せておきます。ドアロックのつまみはねじ込み式になっているので指でつまんでクルクルとねじると簡単に取れます。これは外しておかないと内張りが抜けないので必ず外しておきます。

ドア開閉レバーを外す

開閉レバーのところをよく見るとネジがあります。これを外してレバーがグラグラする様に準備しておきます。ここはちょっとコツが必要ですが、レバー自体はドアの方に取り付けてあるのでグラグラしている状態で内張りの穴から抜いてやらなくてはなりません。後の写真も参照して下さい。

取っ手(小物入れ?)も外す

テリオスキッドには、肘掛け兼、ドアの取っ手になる凹みがあります。ここの底面にもネジがありますので取り外して、シルバーの取っ手(プラスチック)を引っこ抜いてしまいます。力は必要無いので引っかかりをうまく逃してやればスポッと取れます。

ドアミラー内張りを外す

ドアミラーの固定ネジが隠されている内張り(プラスチック)は、手で引っ張ると取れます。2つのはめ込みパーツで固定されているだけなので無理な力を入れない程度に引っ張ると取れると思います。私は内張り剥がしの赤いレバー(工具)を使っています。ちょっとでも破損させるリスクを減らしたいですから。

ドア内張りの固定は8つの押し込みピン

下の写真を見ていただくとわかりますが、ドア内張りの外側に赤い樹脂製のピンが8つ配置されています。これによって内張りをドアに押し込んで固定してあるだけなので、的確に引っ張ればスポッと抜けます。構造的に簡単なので無理な力を入れるのは禁物です。

前のオーナーが一箇所無理に押し込んだらしく、潰れてしまっていましたのでこの機会に交換します。組み立てる時に一番ハメにくい箇所ですが一番最初に確実にハメ込めば大丈夫なはずです。今回はホムセンで交換パーツ(1個約100円)を買ってきたので交換してキチンとドアに固定させます。

ドアトリムクリップというのが商品名らしいですね。トヨタ用みたいに書いていますが、ホムセンで現物を見て同じものだと判断して買ってきました。5個入で約550円だったので一個110円と案外高かったです。今回は1個しか使いませんし・・

今回買ったPW-SW(約2,500円)、ドアトリムクリップ(550円)

ホムセンで売っていたのは白だったので、一箇所だけ白になってしまいましたが、内張りの内側なので見えませんから気にしません。要するにキチンと固定できれば良いのです。

ドアトリムクリップ✕1個交換

ドアの内張りを剥がすポイント

内張りを外した状態を見るとわかると思いますが、ドアを開閉するレバーはドア側に固定されています。内張りを剥がす時にはここを注意して逃してやる必要があります。

下の写真の様に少しずつズラしながら穴の中にレバーを押し込んで逃してやらないと、ドアの内張りを取ることが出来ないのはいうまでもありませんね。あんまり力をいれると思わぬ怪我をすることになりますので、手袋をしておいた方が良いと思います。私は指先(爪)をちょっと痛めました。やっぱり無理な力を入れての作業はいけません。

穴からうまくレバーを通してやらないと内張りの脱着が出来ない

スイッチを交換する

今回、互換品(お安い)を調達したので並べてみました。コネクターの形状も合いますし大丈夫そうです。純正品には品番が印刷されていますが、互換品には品番は印刷されていません。

両端にある2つのネジで止められているだけなので、長めの+ドライバーで簡単に外せます。丸パクリの互換品かな?と思っていましたが、全く同じというわけではなさそうですね。

ドア内張りの取り付けは逆の手順で落ち着いて

恐らく内張りを剥がす作業よりも、もとに戻す作業の方が時間がかかると思います。なぜならやることが多いからです。作業ミスするとまたやり直しって事にもなりかねないので確実に一つずつ済ませていく必要があります。

  • スイッチにハーネスのコネクターをしっかり接続
  • ドアロックの棒を内張りの穴に通す
  • 窓枠にしっかりひっかける
  • ドア開閉レバーを穴から通す
  • 内張りの8つの赤い樹脂ピンをドアにきちんと押し込む(固定)
  • ドア開閉レバーをキチンとネジ止めする
  • 取っ手をキチンとねじ止めする
  • ドアロックのツマミを取り付ける
  • ドアミラー内張りを取り付ける
互換品に交換しましたが違和感はもちろんありません。むしろスイッチの操作性は快適になりました。そして運転席のPWスイッチはAUTOという文字が光っていることに気づきました。中古車で購入したためここが光るとは知りませんでした。おそらく純正品は電球ですでに球切れしているのでしょう。装着前にスイッチASSYを分解して内部を確認したので、互換品はLEDランプで間違いありませんでした。廃車になるまでLEDランプが切れることは無いでしょう。

なお、個人的には組み立てる前の仮組段階でキーをONして、ドアの開閉がキチンと行われるか確認をしておきたいタイプです。接触不良とかでうまく動作しないとなると、また内張りを剥がして原因を調べなくてはなりませんので、二度手間回避のためにはしっかりやっておきたいですからね。

AUTOランプが点滅しはじめた

夜間の走行中に窓を操作すると、運転席窓に該当するスイッチのAUTOが点滅しはじめました。しばらく放置しとけば収まるかな?と思いきやずっと点滅しっぱなしです。危険は無いとは思いますが気になります。

色々スイッチ操作をしてみたのですが収まらないため、AUTO動作による開閉を数回繰り返してみることにしました。レバーを下まで下げてAUTOで全開しても収まらない。レバーを上まで引き上げてAUTOで全閉させても収まらない。

もう一回やってみるかなと、AUTO全開、AUTO全閉をやってみると点滅が収まりました。なんだったんだ?

帰宅してからリサーチしてみると、どうやらパワーウィンドウのスイッチ交換によりパワーウインドウの挟み込み事故防止の検出が行われ、AUTOランプの点滅が収まった様です。パワーウインドウスイッチの交換により、挟み込み事故防止の設定が飛んでしまったのでしょうか。

リサーチによると、全開にした状態からAUTO全閉を働かせそのまま数秒レバーを引き上げた状態を保持するとリセットされる様になっているらしいです。無意識にその様な操作をしたのかわかりませんが(走行中だったのであまり意識して操作してませんでした)、その後パワーウインドウのAUTO動作も問題なさそうなので大丈夫なのかな?と思っています。

タオルなどを丸めて窓にはさみ、AUTO動作で全閉させてみて自動停止するかどうかを確認した方が良いかも知れませんね。新車で買った訳では無いのでどういう動作が正常なのか?を知らないため、この当たりは試してみるしかありません。今まで意識した事もなかったですけどね。

「窓✕」マークのスイッチは、運転席以外のウインドウ操作を禁止出来ます。

また、中古で買ったテリオスキッドという事もあり一度も使ったことがなかったのですが、「窓✕」マークのスイッチにより、運転席以外の窓の操作を禁止させる事もできます。人を乗せることはかみさん以外めったに無いので、窓の操作を禁止にしておいても良いのかな?と思っています。この状態でも運転席の窓は例外となっており自由に操作出来ます。

パワーウインドウスイッチの費用について

今回は互換品を購入したので、送料込で2,500円以内に収まりましたが、純正にこだわりたい人は約8,000円支払って安心を購入するのもありだと思います。

実際互換品に交換して操作してみた感じでは、中古で買ったテリオスキッドの運転席窓開閉は手に入れた時点でシビアな操作が必要で少しだけ隙間を開けたいという時に、AUTOで閉まったり、AUTOで開いたりしてイラっとさせられる事が多々ありました。

今回、互換品スイッチに変えてからしっかり操作レバーに4段階のスイッチ感が感じられる様になり、ストレスなく窓の微調整ができるようになりました。きちんと4段階スイッチが感じられると快適です。

また、夜に分かったのですが、運転席の窓用スイッチに刻印されている「AUTO」は、ぼんやりと光ります。分解して確認してみたところ互換品にもきちんと内側にランプ(LED)が内蔵されていました。

結果的に、下手に純正に拘って中古品を買うより、素直にお安い互換品(新品)にして正解だったんじゃないかなと思っています。なお、耐久性だけはまだ分かっていませんので正直なところ、いつまでこの良い状態が続くか?だけはコメント出来ません。でも長くこの状態を維持出来たらいいなと思っています。

過去記事一覧

コメント

  1. テリオスキッドMT より:

    こんにちは。
    2020年11月にテリオスキッドを中古で狙って購入しました。車には、あまり詳しく有りませんがMT好きで、嫁の軽四がターボ車でパワーがあるのを実感し、MTの、この車にしました。ブログは色々と参考になりました。

  2. ささぷりん より:

    テリオスキッドMTさん
    コメントありがとうございます。

    テリオスキッドはもはや旧車の部類ですが、発売から長期に渡って人気を維持してらしいですし、割と良く出来た車ですね。車高が高く背も高いので慣れるまではカーブで倒れるんじゃないかとヒヤヒヤしたものですが、程よくタイヤが滑り出すので下手にいじらなければバランスの良さを感じますね。法定速度+α程度ではなんら問題はないと感じてます。

    車重が重いので出足は遅いですが、MTなら低いギアで引っ張ればそこそこ元気に走ってくれますし、ターボの恩恵でトルクも割とあるので、私の用途(深夜に片道100kmの移動)には向いています。ほとんど5速で巡航できるので旧車にしては燃費もそこそこです。

    まだしばらくは乗り続けることになりそうなので、少しずつ記事を追加して行こうと思います。また良かったらコメント下さいね。ありがとうございます。

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