先月働きに行った職場は女性(主婦)のパートが多かった。派遣の女性もいたがWeb制作という仕事だけに、やはり女性向けなのかなと若干自分を無理やり納得させた部分はあったのだが、終わってみればかなり貴重な経験が出来たと思う。
当初、妙な違和感を感じた。仕事がしづらいのだ。妙に集中出来ないというか。そこでふと気づいた。私語が多い訳ではないのだが、女性達は色々な会話をしたりするのだ。そして集中している最中でも気兼ねなく声をかけてきて、意識をそらしてくれる。どうやらこのペースに巻き込まれて私は集中力を保てない状態に陥ってしまっていた。しかし女性達は頭の切り替えが非常に早い。さっきまでやっていた仕事を手を止めておしゃべりして、おしゃべりが終わったと思いきや直ぐに仕事を再開する。私は「えと、どこまでやったんだっけ?」と手を止める度に考えて思い出さなくてはならない。
ふと思い出した。女性と男性の脳は構造が違うという話を。女性は右脳と左脳をつなぐ神経回路が多いらしく、平行して色々な仕事をこなす事が出来るらしい。また言語に関する部分も非常に活動的だとかで、だから女性はおしゃべり好きな人が多いと言われている。
しかし女性が全ておしゃべり好きだとは到底思えない。まず私の母親を思い出すと結構集中して物事をするタイプだったりする。そして主婦達のお喋りの仲間には殆ど入らない。本人曰く疲れるのだそうだ。きわめて男性脳に近い脳を持っていると思われる。しかし本質的には女性と言うことは否定できない。途中で集中力が切れたら全然違う事を急に思いついてやり始めたりする。血液型がそうさせているのかも知れない。
実は妹も同じ感じでかなり私に近いタイプだったりする。血液型が私と同じからなのかも知れないが、女友達のキャーキャー言う会話の仲間に入るのが非常に疲れるという話をしていたことがある。どこか男性的な部分があるらしく、そういうところが中性的と思われるのか、学校では後輩(女生徒)から先輩先輩と慕われて結構追いかけられたと聞いた(妹本人からではない)。そして主婦となった今でも主婦達の会話に付き合うと非常に疲れるという愚痴をこぼしていたりする。
更に、かみさんのお母さんも男性脳に近かったりする。落ち着いて話をする事が出来て、地元を離れている私にとっては一番真剣な話が出来る相手である。きわめて正確なキャッチボールが出来る人で、私のボールもしっかり受け止めてくれ、私にも正確にボールを返してくれる。
さて問題はかみさんである。きわめて女性的な脳を持っているようで、一言で言うと集中力が無い。なんでお前はそうなん?と小一時間説教したこともある位集中力がない。会話をしていても話があさっての方向に突然飛ぶ。会話のキャッチボールなんて出来たもんじゃないのだ。真剣に話をすると数時間に及ぶこともあり、会話は行ったり来たりの繰り返しで堂々巡りしてしまう。結論に行き着かないのだ。
そんな不満をもった状態で、女性達の職場にパートで働きに行ったのは貴重な経験であった。仕事の分担を決めたり手順をすり合わせたりするのに、普通なら一言二言のやり取りですむはずが、5分~10分かかってしまうのだ。これはかみさん以上に手ごわいと感じたこともある。そしてその時ようやく気づいたのだ。女って言うのはこういう生き物なんだなと。
幸か不幸か、私の周囲にいた女性は男性的な脳の持ち主だった様である。すくなくとも私の家族はそうだった。社会にでて仕事をするようになってからも、男性ばかりの職場だったので、女性とは庶務の事で話をしたりする程度だったから、女性というものを本当の意味で知らずに生きてきたような気がする。
うちのかみさんは正常だったんだな..
しかし、相変わらず集中力が無いというか、あれもやりながらこれもやるというながら家事をするので、あぶなっかしくて見てられない。どうして一つのことに集中して確実に出来ないのかな?と不思議に思う。
一番分かりやすい診断は、地図を読む能力だと思う。
うちのかみさんは地元の癖に地図を見ても道路が分からない。しかし家の近所の一丁目やら二丁目やらはやたら詳しかったりする。誰々さんのお宅がここでとか、そんな細かいことまで知ってて何故地図が読めんのじゃ?と思う位だ。
私の妹は車の運転が非常に上手い。別にぶっ飛ばすとか言うのではなく、安全運転で道もよく知っていて、きょうだいの中では一番地理に詳しかったりする。もっとも弟と私は県外に出ていたからブランクがあるというのも理由だが、それにしても女性脳というよりは男性脳なのだろうと思う。
身の回りの女性が男性脳なのか女性脳なのか?じぶんのかみさんはどっちなのか?それを意識してみるだけでかなり世界観が変わるのは不思議だ。私はかみさんと本当の意味で理解しあうのは無理だなと思った。本当に今まで途方も無い時間を会話に費やしてきたものだ。気づいたら明け方だったとかね。そういう事が今後なくなると思っただけでも収穫だったと思う。


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