IPv6:FB Feel6

CCNAの勉強をしてネットワークについての知識を得た時、世界が広がったというか、何でこんな簡単な事で頭を抱えていたんだろうと思ったのを思い出した。CCNAの勉強をするまでは、仕事でWindows95のネットワークパソコンを保守しなくてはならなくて、ネットワーク設定の理屈が分からなくて四苦八苦したのを思い出す。当時はインターネット環境なんて簡単には手に入らず、家庭にLAN環境があるなんて家は皆無に等しく、居たとしても超マニアックかつ探求心の為にはお金をつぎ込むという奇特な人しかあり得なかった。最近では普通にOLが量販店でCat5eなLANケーブルとスイッチングHUBを買い求めて行くのも目に出来る。

いわゆるIPv4の世界は、お約束や例外や、とってつけた様な追加機能(技術)が沢山有り、それはそれで現在の技術の礎になっているのだろうが、IPv6という概念を知った時、CCNAを取ったばっかりなのに次はIPv6の勉強だな。いやはや大変な時代になったもんだな」と覚悟を決めたものだ。そうその時はIPv6は 2~3年中に普及するものだと思っていた。理由は簡単でメリットが沢山あるから。プライベートアドレスとか面倒な事抜きに割り当てられる。(大企業がグローバルアドレスをLAN内部で無駄に使用している実態を見てしまったのもその理由だ。返却すべきだよ..とマジに思った。)もちろんIPv4からIPv6への移行の大変さもそれなりに理解した上での事だ。しかしあれからもうそろそろ7年になる。すっかりIPv6という技術が「腫れ物に触るよう」な技術であり、業界では「タブー」とさえ思えるような扱いを受けている事を理屈抜きで感じ取り、自らも無意識にIPv6に関しては触れない様にしていたきらいがある。 

そもそもは個人的にFreeBSDから始まったUNIXへの興味。落ちないサーバーOSを求めてBSD OSに手を出したのが切っ掛けで、私の価値観は変わった。人がやらない事をやらないと面白くもなんともないなと。もちろんFreeBSDを知った時点でIPv6が使えるという情報もキャッチした。近いうちに自宅に導入しようと思っていた。しかし身体を壊してまともに働けないどころか、生活さえロクに送れない状態が続いた。そんな状態が2年続いた。そして思いがけない形でIPv6への興味が再びよみがえった。

先月末、itojun氏(萩野純一郎氏)という、私と同い年のハッカーが他界されたとの情報をスラッシュドットで読んだのだ。BSD系への開発にも深く携わっており、またIPv6普及への取り組みはYouTube動画での熱い語り口を見て思わず引き込まれそうになった。そして非常に残念に思った。

なぜもっと早くこの人の事を知る事が出来なかったんだろう

YouTubeでも、「何か質問があったら気軽にメッセージを」と間口を広げてくれていた。そして印象手金なのは「時間を割いてでもフォローします。時間が無かったら寝ずにでも対応します。」という言葉だ。面識がないので憶測に過ぎないが、想像出来ない程の情熱を費やして色々な事に没頭した学者なんだなと思う。途方もない労力を惜しまずぶつけて来た人生だったんだろうなと言うと軽はずみだと思われるかも知れないが、私には少しだけ思い当たる節があるので多分間違ってはいないと思う。mixiでもコミュニティを開くなどIPv6への熱意が感じ取られた。もしもっと早く知っていたら興味を持って色々な事をitojun氏から学べたように思う。

しかしコミュニティへの参加者数は想像よりも少なかった。IPv6は本当にIT業界にとって腫れ物なのだろうか?技術を持っている人は沢山居るハズなのに。私は生前のitojun氏とは全く接点が無い。自分とはレベルが違いすぎてあるハズも無いのだが。しかし残して下さったものは非常に多く、残された者としてはそれを活かしていく事が大切に思える。その辺りについて逝去された後で公開された、itojun氏へのインタビュー記事が読める。

 

さて一体、IPv6が普及する為の突破口はどこなんだろう?

恐らく、技術的うんぬんより、もっと明確な目的が必要なんだと思う。技術的な事は極力オブラートで包み、見えないようにしてしまう。初期のMacintoshが用いていた開発手法である。同様にユーザーにとって便利であったり、楽しかったり、欲求を満たしてくれる様な結果を容易にもたらしてくれるというIPv6ならではの特徴が必要なんだと思う。何時の時代でも言われる事だが、恐らくアダルトコンテンツなどがやはり起爆剤になるんじゃないだろうか。IPv6じゃないと出来ない様な仕組みを持っていれば、興味を持つ人が否応ナシに集まるだろう。別にアダルトコンテンツに拘る訳じゃなく、誰もが興味を持って(多少の設備投資が必要でも)IPv6環境を手に入れたいと思う魅力的なサービスが普及する事が重要なカギだと思う。そしてそれはきっと近い将来訪れると思う。

 

話は少し変わるが、ここからがこのエントリーの本題である。私は数年前からIT業界への投資を株式市場を通して行っている。自らの知識レベルを上げる為と、興味を否応ナシに向けるための自己工夫だと思っている。結果的に投資は失敗している状態だが、まだ分からない。私は諦めずに学習を続けつつ投資の経験を積んでいる。そんな中でIPv6と言う技術を商売に活かそうとしている国内企業の筆頭は「フリービット株式会社<3843>」だと思っている。実際、投資家の評価も高く、現在の株価はかなり高い水準に達していると思う。それだけIPv6には将来性があると期待されているからだろう。

嬉しいことに、フリービットが行っているサービスの中に、手軽にIPv6を体験出来るというFeel6というものがある。平たく言えばIPv4環境しか無い人向けのIPv6接続サービスだ。残念ながら対応出来るネットワーク環境に制限があるらしいのだが、わが家の様な時代遅れなADSLモデムにもIPv6ブリッジ機能があるので、最近のブロードバンドルーターにはIPv6プロトコルをルーティングする機能が装備されているのではないかと思う。(推奨はDTCPクライアント機能を内蔵したルーター(YAMAHA RT55i)だが、FreeBSDにもDTCPクライアントをインストール出来るので、それで実験する事が可能らしい。Linuxにもあるらしいぞ。)


FB Feel6接続サービスは一部のルータ*を除き、プライベートIPアドレスが割り当てられるNAT配下のパソコンではご利用いただくことができません。

Feel6対応ルータ(YAMAHA RTA55i)、プロトコル番号41番をマッピングできるルータ。


一つ引き出しが増えた様な気がする。プロトコル番号41なんだIPv6って。まぁマッピング出来るルーターは理想だけど、41番プロトコルをブリッジ(スルー)してさえくれればプロトコル番号41が通れるんだから、パソコンにDTCPクライアントをインストールして使用できるって事だ。

 

FBのFeel6接続サービスは、そういう訳でちょっとシビアな感じだから、今の環境(実家はルーター2段構成なのだ)では無理だろうなと思いつつ、せめて情報収集でもしたいなと登録してアカウントを取得してみた。DTCP統合環境ソフト「BitBasket6」をインストールしてアカウント情報を設定してみたら、なんとあっさりIPv6アドレスが割り当てられて拍子抜けした。実家のネットワーク環境(フレッツADSL+ルーター二段構成)でも出来るじゃん


Feel6 IPv6

とりあえず分かりやすい部分として取得したアカウントでメールアドレスがもらえます。IPv6接続でこのメールBOXは操作出来るし、携帯電話やブラウザからも操作出来るのだとか。詳しいところはもっと使い込んでみないとまだ分からないけど、頑張って学習してみるつもり。こういうサービスが一般化してくると、そろそろIPv6がブレイクするかも知れませんね。

ちなみに私の手元に有るルーターでIPv6をスルーしてくれたのは下記二種類。

  • SVIII(SV3) Modem Router–NTT西日本–(IPv6ブリッジ機能を有効にした)
  • WLAR-L11G-L Airstation Router–BUFFALO–(特になにもしてない(笑))

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