寝起きにニュースを見ていたら、Microsoft社が主要製品の技術情報を公開する方針を出したという内容が流れていた。一瞬ソースコードを公開するのかと思ったが、それは私の早とちりであり、実質的には技術的な仕様を公開して、開発ベンダーからの参入を促そうという目論見でしかないと感じた。
ニュースの解説では、独禁法で是正命令を出された為の措置と言う解説であったが、 ネットで検索して今回対象としている製品を見る限り、「抱き合わせ販売の問題」を解決しているとは思いにくい。
- Windows Vista
- Windows Server 2008
- Office 2007
- Exchange Server 2007
- Office SharePoint Server 2007
- 今後発売されるVersion
詳しくはまだ情報が出揃っていないので分からないのだが、MSDNのサイトでかなりの量の技術ページを公開するらしく、開発者はMSDNのアクセスが出来るなら今まで以上に突っ込んだ情報を手に入れる事が出来るらしい。今まではお金を支払ってその技術情報を買うような制度だったらしい。私は開発者じゃないので詳しくは知らないが...
一瞬、過去のバージョンのWindowsのソースコードが公開されたら、もしかしたらWindows 95以降死滅して言ったWindowsをよみがえらせるツワモノたちが終結して、軽いWindowsのバージョンをまた使えるんじゃないかなと思ったりもしたのだが、まぁ期待した方が馬鹿だったなと改めて思ったわけで、やっぱり商売でやってるんだから金に結びつかないことはやらないんだなと言うことだ。Microsoftにしてみれば、何が何でもWindows Vistaを売らないと死活問題な訳で、サードパーティーからVista対応アプリを開発して、どんどん市場に投入してほしいと願っているのは間違いないだろう。
一体どこまでの技術情報が公開されるのかは分からないし、その情報を読んでも私には理解不能だろうが、読む人が読んだらかなり有効な情報もあるだろうから、今まで簡単にそんな情報を入手出来なかった開発者が手に入れられる事になるのは良い事だと思う。もちろん当のMicrosoftはそんな開発者の積極的な参入を期待しているのだろう。オープンソース系への技術流用(各種サービスのプロトコル等)は許されるのだろうか? 例えばsambaなんかは苦労してWindowsサーバの挙動を解析した成果だろうから、技術仕様がオープンになれば開発速度は加速しそうだ。
しかし、私はWindows Vistaも使っていないし、未だにSOHO環境で2000 Serverを使っているし、全く享受できるものがないというのは寂しいものだ。せめてWindows XPの情報を公開してくれたら、もっと盛り上がる内容だったと思うのだが、やっぱりお金に結びつかないことはやらないというのは、企業だから仕方のない事だろうか。
今回のニュースで一瞬思い出したのは、SUNがSolarisをオープンソースとして公開した画期的な発表だ。あの時は凄くインパクトがありSUNがそこまで追い詰められているという事を実感した。今回のMSの対応にはまだまだ余裕が伺える。しかし、Yahoo!の買収が思い通りに進んでいないこと等を考えたり、仮に買収に成功したとしても、MSがかつての勢いを取り戻せるのかなと考えると無理っぽいと思えたりして、もはや終わりかけの企業に思えてきた。
話が全く逸れてしまうと感じるかも知れないが、私はこういう場面で注目したいのは、やはりIBMの動向だ。過去のIBMの舵取りを思い返すとはやっぱり凄いと思うからだ。きっと何かしらの動きがあると思うので、IBMの動きは楽しみである。


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