自宅でLinuxを使ってサーバーを稼働させた時のメリットを幾つかご紹介します。もちろんデメリットもありますが、それは別のエントリーで。
自宅サーバと言えば、一番需要があるのは、Webサーバではないでしょうか?自分のホームページをLinuxサーバでインターネットに公開する訳です。多くの場合Apache(httpd)
というプログラムを使って実現します。自宅のPC-UNIXサーバでホームページを公開する事のメリットはどんなことが考えられるでしょう?
一つは、プロバイダのホームページスペースの様に、数十MBなどという小さなディスク容量の制限が有りません。もちろん自宅サーバで使用するハードウェアによって違いますが、現在普通に入手出来るハードディスクを使用すれば、数GBもしくは数十GBという膨大な容量のホームページスペースを好きに使用出来ます。動画ファイルなんかも置き放題です。
また、ネットワークの面でも有利なのも見逃せません。プロバイダのホームページスペースをレンタルした場合、FTPソフトを使ってホームページの構成ファイルを転送しなくてはなりません。一度に沢山のページを更新したり、追加した場合は、この転送時間も長くかかってしまいます。
また、掲示板等を設置している場合は、バックアップの為にプロバイダのサーバからFTPでダウンロードして万一の場合に備えなくてはなりません。これもやはりネットワークトラフィックが問題となります。
一方、自宅のLAN内にWebサーバを置いた場合は、LAN内部でファイル転送を行う為、非常に高速なFTP転送が行えます。半分以下、もしくは十分の一程度の時間で転送が終わるかも知れません。なぜそんなに違いが出るのでしょうか?
それはインターネットの速度と、プロバイダのサーバにアクセスしているユーザーの数の違いでしょう。自宅サーバならネットワークもサーバーも独り占め出来るから快適なのです。この環境に慣れてしまうと、プロバイダのサーバにアクセスするのが煩わしく思えてきます。
もう一つ便利なことが考えられますね。そうですメールサーバです。オリジナルのメールサーバを持つ事により、オリジナルのメールアドレスを幾つでも作る事が出来ます。多少のお金はかかりますが、マイドメインを取得すれば、スマートなメールアドレスを使えるのです。これはWebサーバよりももっと身近なメリットではないでしょうか。家族一人一人にメールアドレスを作ったり、会社に教えるメールアドレス、友達に教えるメールアドレス、ネットの懸賞などに応募する捨てメールなど作りたい放題です。
家族が4人でそれぞれにメールアドレスを与える場合、ISPから貸与される基本メールアドレス1個+オプション・メールアドレス3個(有料)となって、毎月のメールオプション代金がかかってしまいます。年間で考えると12ヶ月分になるので、それだったらマイドメインを取って安いレンタルサーバーを借りた方が安価に済むことが多いです。もちろんISPを変更してもドメインを更新すれば同じアドレスを使い続けられます。自宅サーバーならレンタルサーバー代はかかりません(電気代はかかります)。
それ以外にもアイディア次第で色々な事が考えられます。無償のグループウェアを使って家族で予定表を共有したり、複数のパソコンを使っている人は、スケジューラのデータを共有させたり。Blogシステムを自宅サーバーで動かすのも良いアイディアと思います。しかし、用途は色々考えられとても書ききれないのでこれくらいにしましょう。
自宅サーバについて、少しは興味が出てきましたか?もし興味が出てきたなら、それはしめたものです。なるだけ早い内に始めた方が良いでしょう。
PC-UNIXの進化は非常に早いので、その内始めようと思っていても、あっという間にどんどん高度化して難しくなってしまう可能性があります。それに何よりも、Linuxがまだ一般家庭に普及していない時点で、Linuxの知識を身につけていればちょっと自慢になるんではないでしょうか?
ここに記述したことはあくまでも一例に過ぎません。色々なとらえ方があると思うので、ご自分でどういう事をしたいのか、一度考えてみると良いでしょう。無料で安定性の高いOSを使ってサーバーを稼働させることが出来る。これが何よりも魅力でしょう!



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