Firefoxについて
WebブラウザとしてのシェアはGoogle ChromeやMicrosoft Edgeに比べると低くなっていますが、私は初期のバージョンからForefoxをメインのWebブラウザーとして愛用しています。Firefoxを使う一番の理由は、使い始めた当時にInternet Explorerがとんでもなく使いにくくてどうしようもなかったのが理由で、それ以来着実に安定・進化を続けて来ているので特に不満も無く使い続けているというところです。
後にGoogle Chromeが台頭を表して来てトップシェアを奪い取り現在に至りますが、個人的にはChromeは使いにくいというか、Firefoxに慣れているので使いにくいというだけかも知れませんが、Chromeに乗り換える理由もないのでFirefox愛用を続けています。
また、プライバシーポリシーがGoogle ChromeやMicrosoft Edgeとは違って確約されているので個人で使用するには申し分ないWebブラウザーだと思っています。Googleはもれなくユーザーがアクセスしているサイト等を収集していますし、MicrosoftもEdgeから一気にそういう方向に向いてしまいました。望まない(不要な)機能の実装も多いので今更Firefoxを止めて乗り換える気にもなりません。
同期(Firefox Sync)
Mozillaアカウントを登録しておけば、Firefoxのブックマークや履歴がMozillaアカウントによってクラウドに保存され、別のデバイスでFirefoxを使用しても同期してくれるので、デバイス毎にブックマークをしたりする手間がありません。
自宅のデスクトップPCと、出先で使うモバイルPCとで同じMozillaアカウントを使用すれば同期してくれるので、自宅で見つけ出した情報をモバイルでも呼び出して続きを見ることが出来ます。意外と「アレってどこで見たんだっけな?」という場面は多いものですから、クラウドで同期してくれるのは便利です。
無論、この様な仕組みはGoogle ChromeやMicrosoft Edgeにも備わっているので、Firefoxだから実現しているというものではありません。しかしながら私は早い時期からFirefox Syncを活用していたのでこの便利さはもう手放すことが難しいですし、いちいちメイン・ブラウザを変更する気も起きません。
マルチプラットフォーム対応
これもFirefoxをメインブラウザとして使用し続けている理由の一つですが、マルチプラットフォーム(Windows/Linux/Mac/Android)でFirefoxブラウザを使用出来るので、同期(Firefox Sync)で快適に複数デバイスを使用できます。
最近はもっぱらdebian系Linuxデスクトップ環境とAndroidスマートフォンを使っているので、Linuxに正式に対応してくれているのは大きいです。Linux界隈の状況ではFirefoxの方が浸透しているので(デフォルトブラウザがFirefoxとするLinuxディストリビューションが多い)それも大きなメリットです。
一応、Google Chrome(Chromium)、Microsoft EdgeもLinuxデスクトップで使用出来る状況になりつつありますが、Firefoxの方がLinux界隈では浸透しています。どちらかと言うと非力な型遅れのPCをLinuxに当てるユーザーも多いですから動作が軽いFirefoxが有利ですし。
YouTube動画等視聴中にをタブで音声ミュート出来るUIデザイン
個人的に使いやすいのは、YouTube動画を視聴していて急に呼ばれた時などに音声をミュート出来るのが便利だと思っています。Chromeでも出来ますが、Chromeの場合は右クリックしてコンテキストメニューからミュートしなくてはなりません。Firefoxはスピーカーアイコンをクリックするとミュート出来るので直感的で早いです。
なかなか細かい部分まで使い勝手が配慮されて作られているので、この分野については人それぞれの好みが違ってくる部分かも知れませんが、少なくとも私はForefoxのUIがしっくり来ますので、やっぱりメインブラウザはFirefoxだなと思っています。
Microsoft Edgeはもはやゴテゴテ機能を付けすぎてわけがわからない状態のUIデザインになっているので、感覚的に使うのがストレスに感じます。Microsoftoはゴリ押しのCopirotも組み込んできてますからね。別にWebブラウザに組み込む必要無いやろ!と思っています。
時代の流れに逆らえずFirefoxでもAIチャットボットをサイドバーに呼び出すことは可能ですがデフォルトでは非表示です。でも出しゃばってくる事も無くすぐに隠すことが出来るので鬱陶しくありません。補助的にAIによるプロンプト入力をする場合はFirefox程度の実装が控えめで邪魔をしないと思います。
タブグループが便利
私はタブをそんなに多く開いておく使い方をしていませんが、PCの電源をいれっぱなしにする使い方は止めたので、Firefoxの設定を変更して「前回のウィンドウとタブを開く」にしています。これでFirefoxを終了させても開いていたタプを記憶していて同じ状態を復元してくれます。
最近便利に感じているのは、タブグループです。
あることについて複数のタブを開いて調べ事をしている場合などはタブが沢山並んでしまいますが、これを閉じてしまうと記憶と思考が途絶えてしまうので開いたままにして置きたいというのは誰しも同じ経験があるでしょう。ここで活躍するのがFirefoxのタブグループ機能です。関連性のあるタプをドラッグ&ドロップで重ねることでタブグループにしてコンパクトにまとめて置けます。これで作業を中断して他の用事にとりかかれます。
また調べごとを再開したい場合はタブグループを開くと調べていた各種サイトのタブが復元するので、思考を記憶のまま再開させることが出来ます。私の場合はタブの数は20枚位のものですが、人によっては100以上になる人もいるそうなので、タブグループ機能を活用すると閉じたくないタブを整理して残しておくことができます。
個人的にはある程度情報が整理出来たら不要なタブは閉じていき、残したいサイトはブックマークに残すという整理をしているので、タブグループは一時的な保管場所にしているような状態です。しかし用途によっては、複数のWebページを切り替えながらルーチン作業で毎日使う人もいると思います(主に仕事としての利用で想定できます)。そういう場合は作業毎にタブグループをまとめておくと、その作業の時にタブグループを開いてすぐに作業に取り書かれるので便利です。