テキストエディタからシームレスにメールが送れる
PCで作業する際、テキストエディタを結構使用する方なのですが、テキストエディタで編集中の文書をそのままメーラー(Thunderbird)に持っていく事が出来ないものかなと思って調べてみたら、MAPIという規格(機能)にテキストエディタが対応していて、かつメーラーもMAPIに対応していたら可能だとわかりました。
幸い私が主に使用しているテキストエディタはMAPIに対応しています。テキストエディタに文章を入力して「メールへ送る」を試してみたらMicrosoft Officeに入っているOutlookが起動しました。もちろん入力した文章はOutlookに連携して渡されています。
Outlookは有償アプリになるのですが個人的には使いづらいと感じているので使っていません。メーラーに関してはかなり前からThunderbirdがメイン利用です。補助的にLive Mailを仕方なく使っている感じです。
さて、普段使っているテキストエディタからメーラー(Thunderbird)に文章をMAPIで送ることは出来ないものか?と、リサーチしてみました。まずはThunderbirdがMAPIに対応しているのか調べてみたところ対応しているっぽいです。最初の課題はクリア。やっぱりThunderbirdは素晴らしいなと思います。
次にテキストエディタからMAPIを使ってメーラーに転送する際、どのメーラー(アプリ)に転送させるか設定出来ないものか調べてみました。どうやらテキストエディタ側にはそういう設定は無いらしく、Windowsの設定で「既定のプログラム」として設定されているアプリに受け渡しされる模様です。
という訳でWindows7の「既定のプログラム」で設定をする事にしました。
MAPIプロトコルを活用する
ホームページにメールで問い合わせるリンク(mailto)が埋め込まれていたりしますが、MAPIも同じものだろうなという想像です。既定のプログラムで確認してみたら
やはりOutlookが既定のプログラムになっていて、Thunderbirdはmailtoの既定にはなっっていませんでした。
設定の変更は簡単で、上図のMAILTOのチェックボックスをONすればThunderbirdが既定のプログラムになり、テキストエディタからMAPI経由でメーラーを自動起動して文書も引き渡せる様になりました。
一応、Outlookの方も確認してみたところこんな風になっていました。
Outlookは色々なプロトコルをサポートしている様で、設定項目が非常に多いですね。こういうアプリはたいていバグが多いので個人的には好きじゃないです。私としてはOutlookは使うのをパスしたいアプリの一つです。
ThunderbidをMAPIの標準アプリにした
これで晴れて、テキストエディタで編集した文書をメーラー(Thunderbird)にそのまま連携して送信する事が可能になりました。動作が軽快なテキストエディタで文字を入力してメールで送信する段階になってメーラーに連携するので操作手順に慣れれば結構快適ですね。
MAPI対応テキストエディタは色々有る様なので、テキスト入力->メール送信という作業が多い人は自分に合うテキストエディタを探してみると良いと思います。メーラーで文字入力するのが煩わしいと感じる人には欠かせないテクニック(知識)だと思います。
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