月刊LinuxWorld 12月号

SuSE Linux 10特集と言える号が出た。最近のLinuxWorld誌は、マンネリしていて目新しい特集が無かったが、今月号は当たり号だろう。


SuSEはRedhatのシェアを追撃出来る商用ディストリビューションだと、Novellが買収した時に思っていたのだが、ここまで早くその時期が来るとは思っていなかった。どうやらLinux情勢は、想像以上の速度で進んでいるみたいだ。
そんな訳でLinuxWorld 12月号は、SuSE Linux 10にターゲットを絞った特集がたっぷり含まれている。SuSEと言えばYaSTによる一元管理が一つの売り。Linuxはちょっと難しいかなぁと尻込みしていた人も、SuSEなら多分Windowsと大差ないGUIを使用できるだろう。もしかしたらこれで爆発的にSuSEがシェアを伸ばしてくるかも知れない。DVDでFTP版が付録されているし、LinuxWorld誌の解説は易しいので、これからLinuxを始める人は、買って損の無い号だと思う。Linuxを使う人が増える事を願いたい。
個人的にはSuSEを動かすだけのパワーを持っているマシンを所有していないので、お試しで使っただけ。私が所有しているパソコンは、DVD-ROMドライブすら実装していないのが多いので、SuSEを快適に使える環境には無かったりする。とりあえずVMWareでお試ししたところ、やっぱり処理が重くて快適とは言えなかったが、インターフェースはかなり洗練されていて、Redhatよりも先に行っていると思う。
もしLinuxを始めようと思っている人は、SuSE専用のマシンを一台準備して、それから始めると快適にLinuxライフを送る事が出来るだろう。これからの商用Linuxディストリビューションのあり方の一つの方針を明確に打ち出しているディストリビューションだと痛感した。
なお、SuSEは、FTP版でも制限らしい制限が無い。つまり無料でも商用とほぼ同じ使い方が出来る。個人で自宅で使って十分に検証して欲しいということだ。企業等で管理者として働いている人がSuSEを使い慣れて、システムの更新や増設の際にSuSEを選択してくれる事を狙っているのではないかと同社の思惑が見える。一般ユーザーとしては非常にありがたいことで、この方針はSuSEをメインで使用するユーザー増加には効果的だろう。是非購入してLinuxの安定性と柔軟さを堪能して欲しい。

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