マイクロソフトが先週正規ユーザー向け(Windows XP以降に対応)に無償リリースした、フォルダプロテクト(暗号化)ソフトがリリース早々、配布打ち切りとなった。なんて事だ~
![]()
。
詳しくは下記リンクにそれぞれ書かれているので参照して欲しい、
とにかくこんなに短命なアプリケーションは珍しい。
CNET Japan:Microsoft Private Folder 1.0、早速見捨てられる
【レビュー】手軽に"ないしょのフォルダ"を実現 – Microsoft Private Folder (MYCOMジャーナル)
マイクロソフト、「Private Folder 1.0」の提供を中止へ–法人顧客からの抗議を受け – CNET Japan
リリース早々の配布打ち切り。なぜこんな事になったのか?理由は単純だ。パスワードを忘れると復旧する事が出来ないからだ。マイクロソフトの暗号化技術レベルが高すぎたのだろうか。いや、それは違うと思う。暗号化レベルは高ければ高いほど優れていると思う。
問題はMPFの設計にあると思う。人間は忘れる動物だ。パスワードを忘れる事もあるだろう。昨日食べた夕食を思い出せない事だって有る。忘れた時の抜け道をなぜMPFに組み込んでおかなかったのだろうか。
また、パスワードが無いと絶対に復号出来ないというのも裏目にでる事がある。私はサラリーマンを辞めたから今は切実ではないが、企業等でサーバーリソースを共有していると、容量をオーバーして(ルールを破って)平気で使い続ける人が居たりするものだ。また、企業で使用するPCに保存すべきでは無いファイルを暗号化して保存し続けるという輩も居るだろう。
私はクォータ設定が適切になされていない環境を引き継がれた事があり、クオータの設定値よりも容量オーバーで使い続けているユーザーが数人いる事に気づいた。私が確認したクォータ設定からすると恐らく容量オーバーの警告は表示されたハズだが、その後は支障なく使い続けられた様だ。これは前任の管理者の落ち度である。
中でも酷かった人はファイルサーバーのリソース数十ギガバイトを一人で使っていたりしたのだ。さすがにこのユーザーのファイルだけはチェックさせてもらった。ファイルの大部分は一時的にバックアップしたものや、メールのバックアップ等で占有されていた。この時はWindows 2000 Serverだったので、ドメインのAdministarator権限でファイルを閲覧することが出来、容量オーバーだという事を警告することが出来た。クォータの設定を見なおしたのは言う迄もない(しかし既に設定値をオーバーしているユーザーは自ら一度ファイルを設定値以下に減らさないとクォータ制限が正しく機能しない)。
話がかなり逸れたが、ファイルを暗号化してしまうという事は、例えば極端な話、テロリストが社内に居たとして、その人物がテロに関係するファイルを誰に見られる事もなく職場で保管出来るのだ。これは極端な例だがパスワードが無ければ絶対に復号出来ないということはそういう事も可能だという事だ。こういう仕組みを企業に入れる事は、プライバシーとは反するが、検閲出来ないという面では問題である。
しかし個人的には惜しいソフトだったと思う。個人で使うには強力な暗号化技術は強い味方である。たとえパスワードを忘れたら復号出来ないと言う仕組みでも個人的には使いたいと思う。
今回は正規ユーザー向けに”無償配布”された事がも一つの原因だと思う。無償だから気軽に入れてみたもののパスワードを忘れて復号出来なくなったというトラブルが大半だと思う。もしも有償であり製品について十分な説明があれば、こんなに早くリリース中止という事にはならなかっただろう。是非とも今一度製品の仕組みを見なおしてリリースし直して欲しい。
2007年06月14日 今更だけど欲しいソフトウェア



コメント
Private Folder 1.0の配布を停止。
デスクトップ上に暗号化フォルダを作成して、ドラックアンドドロップだけで暗号化する機能が休止することになった模様。
インストールできないように権限で止…
今更だけど欲しいソフトウェア
昨年仕事を辞めて自宅療養を続けて来た関係で、体調の変動はありつつも時間はそれな…