多趣味だった私が、最近全然趣味らしいことをやってない事に気づいた。手始めにオーディオなんかやってみようかな。かなり金かけたけど、ぜーんぶ人にあげてから転勤したので手元には、オーディオ製品は全く残っていなかったりするのだが。
オーディオにはまっていた頃は、スピーカー、アンプ、テープデッキ、チューナー、CDプレーヤー等、色々と思考錯誤しながら、結局かなりハイエンドな物に行き付いたけど、結局分かった事は、「家を改造しないと好みの音は出ない」という所に行き当たった。
家庭だけでは無く、カーオーディオにもはまりまくった。SOUND STREAMの確かA40というアンプだったと思うが、あの透明感にはやられた。当時の愛車BMW M3(E30)に取り付けていたのだが、かなり良い線の音を奏でてくれた。マニアックと言われながらもMITSUBISHIのDATを使っていた。しかし、突き詰めて行くときりがない。車体を改造しないと無理だと分かってからは、カーオーディオ熱も冷めた。
音響を突き詰めて行くと、空間を構成している素材に行き当たる。部屋の中でも、車の車内でも同じだ。全ての素材が音に影響する。その根拠は残響音である。人間は赤ん坊の頃は、残響音の中で育つが、成長すると共に、残響音を除去出来る「脳」を持っている。成長した人間にとって、一般家庭では、残響音など気にしないのが当り前。日常生活において残響音を意識している人はごくまれだろう。私も当然意識していない。
しかし某音響機器メーカーの「無響室」に入った事のある私は、日常空間の全てにおいて、音の反響がある事を身を持って体験済である。音の反響が無い無響空間では「バランス感覚や距離感」さえ失う程である。それほど音響機器メーカーの「無響室」での体験はインパクトが有った。そういう訳で、今更オーディオ製品にやたらと投資するつもりはない。かと言って、子どもだましな多機能な製品を買い求めるつもりも無い。本物の機材は体験してきた(かなり金を使った)。
さて、そこで今回家庭に持ち込もうと思っているオーディオ機材がいくつかある。まずは音の出口である「スピーカー」だ。今更でかいスピーカーを家に入れるつもりはない。コンパクトで質の良い音を出してくれるスピーカーとなると、かなりしぼられて来る。

候補は、BOSEの定番スピーカー101MMGだ。始めて聴いた時にナチュラルでかつダイレクトな音に鳥肌が立ったのを思い出す。もう15年位前になると思うがいまだに忘れられない。しかしどちらかと言うとマニアックなスピーカーの部類に入るので、流通量は少ないだろう。新品で買う余裕は無いので、出来れば程度の良いものを中古で買いたい。スピーカーは有る程度使い込まないと音が硬すぎるので、中古の方が私には向いている。もう一つ候補がある。別にBOSEひいきでは無いのだが、手軽さとナチュラルな音を求めると、BOSEの音作りは私の好みなのだ。

そう、やっぱり定番のスピーカー101MMである。101MMG程ダイレクトでは無いが、その分刺激が薄く空間に広がるような音だったと記憶している。さて、ヤフオクでもチェックしようかな。101MMGは無理としても、101MMならたくさん出品されているだろう。案の定お手ごろな価格で手に入りそうだ。発売当初は高校生の私には高嶺の花だったこのスピーカーが大人になって、更に中古で容易に個人売買で入手できるなんて非常に便利な時代になったものだと思う。


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