ひと言で言えば、ひたすらドリフト状態で高速コーナリングするという爽快感を味わうゲーム。リッジレーサーシリーズはこのコンセプトをずっと守り続けているゲームだ。VからPS2版になり、その爽快感はより増したと感じる。コーナーの手前からマシンを横に向けてそのままコーナリングしていくのは、現実社会では到底実現出来ない事(実世界のドリフターの存在は知ってますけど)。
このゲームを楽しむには、コントローラーを選ばなくてはならない。PS2に標準のコントローラーでは楽しむ事が出来ないと私は確信している。リッジレーサーは「ネジコン」を使うのが当たり前であったが、Vではあえて違うと言いたい。率直に言うと「ジョグコン」しかあり得ない。
なぜ「ジョグコン」なのか。それはドリフトを楽しむ為には、カウンターを当てるタイミングと、その時のステアリングの動き(フィードバック)が重要だからだ。このゲームでは「ジョグコン」に最適化された様なフィードバックが体感出来る。だから「ジョグコン」しかあり得ない。
私はこのゲームを攻略するまで、ひたすら慣れない「ジョグコン」で練習を重ねた。コントローラーの持ち方は人それぞれだろうが、私は頑なに左右の親指でコントローラを操作する事に拘った。左手と脚でコントローラを固定して、右手でジョグを回すスタイルの人も多いが、私はそれでは本当の面白さは分からないと最初から思っていた。
重いジョグをコーナーに合わせて切ると、マシンが横を向く。すかさずカウンターを当てて姿勢を維持する。この単純な動作は実際の車でドリフトするのとかなり近い。ジョグコンはジョグに反発する回転力(フィードバック)がかかってくるので、実際の車のステアリングを動かしている錯覚がよぎる。指の力を緩めるとフィードバックがかかってジョグが中立に戻ってくるのも実車に近い。
実車ではアクセルコントロールという要素が加わるが、このゲームではそこまで緻密な操作は反映されない。ひたすら舵を切ってはカウンターの連続。これが一番このゲームの爽快感を味わえる方法だ。
私の両手親指は皮膚が傷んで血が出た。また「ジョグコン」の回転摩擦によって削れたプラスチックの粉がコントローラーに付着していた。考えられない位の時間やり続けた結果だ。あほみたいに熱中してしまった。
コーナリングスピードが信条のこのゲームは、いかに爽快なドリフトコーナリングを決め続けるかにかかっている。故に「ジョグコン」は欠かせない。「ネジコン」では忙し過ぎるし、なによりもフィードバックが得られないから楽しめない。故に「ジョグコン」なのだ。
もしもこのゲームがGT-Forceに対応していたら、最高のゲームになっていたのではないかと思う。確かにドリフトコーナリングの速度は現実離れしている。現実ではあり得ない世界だ。しかし爽快感を味わう為のゲームだと割り切れば、これほど面白い娯楽は無いだろう。
既にXBOX 360版のタイトル「リッジレーサー6」がリリース予定されている。私はX-BOXを買うつもりは無いので、このシリーズの進化を追う事は残念ながら出来ないのだが、更なる進化を期待したい。



コメント