クラウドストレージサービス「MEGA」~当たり前のことが出来る事に感心したクラウドサービスが無料で50GBも使えてしまう

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クラウドストレージMEGAについて

MEGAというクラウドストレージサービスがあります。私の記憶が確かならずっと以前はMegaUploadっていうサービスだったと思うのですが、MegaUploadを使って違法なファイルを共有しまくるのが過去に社会問題になってサービス廃止になった奴じゃないかと思います。

現在はサービス内容を見直して一新しMEGAというサービスを現在も提供してくれている訳ですが、無料ユーザーでも50GBという大きなストレージを使わせてもらえる&ファイル同期が便利という事もあって、ちょっとバックアップ用に使わせてもらおうかなと試してみました。

必要なものは

  1. パソコン
  2. インターネット接続環境
  3. メールアドレス

ま、こんなもんです。

実際に使わせてもらってみると非常に便利なことに気づきました。知人に大容量なファイルを渡す場合にも工夫されているので便利です。

はじめかた

メールアドレスとパスワードで新規アカウントを作成し、届いたメールのリンク先にアクセスするとアカウントと50GBのストレージが有効になります。もしもっと容量が必要であれば有償サービスを申し込む事も出来ますし、試してみてから良かったら有償にグレードアップってのもアリです。

使ってみたところ、かなりセキュリティレベルが上がっていてファイルを保護してくれるのが分かります。細かいことは割愛しておきますが使ってみればこの凄さを実感できると思います。

これは便利だなっていうか、コレ技術的には出来て当たり前だし合理的なんだよなって思ったのは、MEGAのユーザー同士でそれぞれが自分のストレージを持っていれば、直接ファイルの受け渡しが可能。つまりMEGAのストレージ同士でCOPYが行えるので、大きい容量のファイルでも直ぐに相手のストレージと自分のストレージ間でCOPY出来ます。

MEGA上でファイルの受け渡しが終わったらファイルの提供側は削除しても大丈夫です。受け取った側の人はMEGAの同期(SYNC)アプリを使って多少時間がかかってもローカル(ハードディスク)に同期をかければ、放置しておくだけでダウンロードが終わっているという状態です。

つまり、50GBという容量があれば使い方次第でたくさんの容量のファイルをいろいろな人に配布することも出来ます。いちいちDVDディスクに焼いてとか、USBメモリーにコピーして郵送するなんていうのがナンセンスに思えてきます。

ここがMEGAの便利なところ

お互いのクラウドストレージ間で主事に受け渡しができるというのが、使ってみると当たり前に便利なのでこれは活用できるなって感じました。受け取る側が自分のMEGA領域にCOPYを確保してしまえば、送る側が削除しても受取側のMEGA領域に残っています。

以前MEGAがサービスを開始した時にこの概念は読んだ記憶がありますが、そういうニーズが自分には全く無かったのでふぅんと流していました。使ってみると改めて便利だと認識しました。

今回、MEGAをバックアップ用途に使い始めてみたものの、この事に気づいてMEGAユーザー同士で試してみたいなと知人にファイルの受け渡しをしてみたらあっさり渡せたので、これは便利だなと思った次第です。大抵の場合ネット回線は夜になると遅いので、自分のMEGA領域から自分のPCに昼間同期させれば回線を効率よく使用できて合理的です。

使えますねこれは!

PCとクラウドの同期の方法

課題は、最近はPCの電源をこまめに切っているので日中にどうやって同期させるか?です。以前は自宅PCを24時間動かしっぱなしだったんですけど、最近そういうのは無駄だから節電しよう(PCも長持ちするし)という感じに価値観が変化しましたから常時稼働させていません。

デジカメの静止画やムービー(動画)、音楽ファイル等が沢山あって、ストレージはいくらあっても足りません。スマートフォンは落としたりもしてないのに壊れるし。長期的に確保して置きたいデータを持っている場合は、万一の事を考えるとやっぱりRAID保護付きのストレージでバックアップ(保険)は備えておきたいです。

LinuxでもMegaSyncで同期可能

Linuxデスクトップ環境でもMegaSyncを使って同期が可能です。MEGAと違って、Microsoft Acountは無料で使用できるディスク容量が5GBしかないのに、Windows環境でOneDriveなどを強要してくるのがセコいです。MEGAは大盤振る舞いですね。

debian SynapticからMegasyncとnemo-megasyncをインストールしている画面キャプチャ
megasyncとnemo-megasyncをインストールしている。thunar-megasyncを洗濯することも可能。

私はLinux Mint debian Editionを使っているので、必要なMegaSyncをリポジトリからインストールして使用します。ファイルマネージャ(nemo)と連携して欲しいのでパッケージを追加インストールして機能強化しておきます。

LinuxならMegaSyncで同期しておけばユーザーディレクトリを常時バックアップしておくことも出来ますし、出先(職場など)からWebブラウザで急遽自宅PCのファイルを取り出すことも出来ます。

MegaSyncでLinuxデスクトップ環境を同期している状態のキャプチャ
LinuxデスクトップでMegaSyncを使って同期

同期させたいディレクトリ(フォルダ)を指定出来るのでバックアップ不要なディレクトリは除外しておけば容量も節約出来ます。普通の用途であれば50GBあれば十分ことたりるでしょう。

この辺りは一般的な機能なので、他のクラウドストレージも同じですが、50GBも無料で使わせてもらえるのが最大の魅力です。もうちょっと活用方法を見つけたら、申し訳ないので課金する様にしようかな。課金すれば更に大容量ファイルを扱えるようになって活用範囲が広がりそうです。

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