先日、T105の掃除をした後で起動しなくなったESXiサーバだが、ほぼ間違いなくUSBフラッシュメモリの不良(データ破損 or ファイルシステム破損)だろうと思われる。一応構成情報などは残しておきたいという事も考えて、USBフラッシュメモリを2GB×2個購入した。Amazonで購入したらすぐに届いたのでちょっと驚いた。ちなみに金額は1個あたり810円なので1620円(送料無料)である。Amazonの送料無料サービスはちょっとよそは真似出来ないだろうな。これで利益を出しまくっているという辺り、内部的にかなり合理化が計られているのだと思う。
さて必要な物が届いたので早速リカバリー作業に取りかかった。ESXiの構成情報をバックアップしていなかったのでどれだけ苦労するんだろうかとやや憂鬱に思っていたのだが、蓋を開けてみれば大した問題では無かった。VMWareの場合は、各ゲストOSの仮想ファイルシステムを含め、構成情報ファイルにほとんどの情報が記録されており、かつフォルダ分類されているので、仮想環境を設定した本人ならほぼ間違いなく復元出来るだろう。
しかしながら避けられない作業もある。
- USBフラッシュメモリへのVMWare ESXiインストール
CPUが仮想化をサポートしていなければESXiは使用出来ないが、ネット上には普通のPCからUSBにインストールする方法も紹介されているのでそういう手法もありだろう。私はOpeteronマシン上でCDブートして、インストール先をUSBメモリにしてESXiサーバをインストールした。 - ESXiサーバのセットアップ作業
ネットワークアドレスなどの基本的な設定を行わなくてはならない。その後はPC上のvSphere Clientからネットワーク経由で操作をする。 - ESXiのバージョンアップ&パッチ当て
徐々にバグフィックスや機能追加なども行われているので必ず作業をしておきたい。リモートでPCから専用のアップデートユーティリティーで行える。結構時間がかかるので面倒に思えるがバグが取れていると思うとやらざるを得なくなる。
私のT105には、光学ドライブが実装されていない。そもそも安く買ったので付いてなかったし必要だとも思わなかったし、SATAなマシンがウチには無いので(苦笑)、SATAな光学ドライブが無いのである。職場では複数台あるので一時的に借りる等してインストールしたが・・という訳でUSB-DVDドライブで対処した。T105はその辺りの躾は行き届いている様で、USBデバイスからのブートも問題なく出来た。
つまり、マザーボードにはUSBフラッシュメモリを装着、USBポートにUSB-DVDドライブ、キーボードを装着、VGAポートにディスプレイ接続、LANポートにネットワーク接続。これで作業が行える。もちろんESXiのインストールプログラムはCD-Rなどに焼いて準備しておくこと。(PC上でUSBメモリに必要なファイルを書き込む方法の場合はこの限りではない)
T105は起動時に[F11]でブートデバイスを選択出来る。CD-Rに焼き付けたESXiのインストーラを起動したいので、USB-DVDドライブを指定してインストーラを起動。インストーラは基本的に英語なので苦手意識のある人は辛いかも知れないが、やる事はESXiサーバのプログラムをどこにインストールするか?という作業だ。
残念な事にT105はSATAなHDDのせいか、HDDにESXiサーバをインストールすることが出来ないのである。その代替手段としてUSBフラッシュメモリにインストールして、そこからブートさせることが出来るのである。考え方によってはハードディスクを丸々ゲストOS用に使用出来るし、仮想サーバー(ホストOS)とゲストOSを分けられるのでスッキリして良いとも言える。
USBフラッシュメモリにESXiサーバをインストールしたら、再起動時にUSBフラッシュメモリーから起動する様にBIOSを設定すると良いだろう。毎回一々[F11]で指定するのは非合理的である。[F2]からBIOSに入りブートシーケンスを変更出来る。そもそもウチの場合はキーボードもマウスもモニターも接続していない。電源とネットワークのみである。これが仮想環境の良いところの一つである。
再起動でUSBフラッシュメモリから起動に成功すると黄色っぽい画面が立ち上がる。これがVMWareのESXiサーバである。とりあえずやらなくてはならないのは、rootパスワードの設定と、ネットワークアドレスの設定だろう。DNSやデフォルトゲートウェイの設定も適切にしておいた方が良い。後からリモートで設定することもできるが。
さてウチの場合は既にHDDには、ゲストOSが複数記憶されている。これらの仮想マシンをESXiサーバに正しく認識させるには・・・と思って少々構えていたのだが、ネットワーク上の作業用PCにインストールしたvSphere Clientからストレージをデータストアの参照でブラウズすると、HDDの内部を参照することが出来た。そこから仮想マシンの拡張子.vmxファイルを右クリックし、インベントリに追加とするだけで、ESXiサーバは再び仮想マシンを認識してくれ、今までと同様にゲストOSとして管理することが出来た。リソースの割り当て情報などもちゃんと記憶してくれていた。
たすかった~
全ての仮想マシンをインベントリに追加して操作可能な状態にしたらとりあえずは元の状態まで戻せた。稼働確認も問題なし。トラブルには遭遇しなかったのでラッキーだったかも知れない。VMWareはこの辺りは非常に洗練されているというか、難しい概念が排除されていてマニュアルとにらめっこなどという必要性がほとんど無い。反面Microsoft社のHyper-Vはどうだろう・・・XPじゃ管理ツールも起動出来ないしHype-vは概念が分かりづらいし。こういうアクシデントに遭遇した時のリカバリーも一筋縄では行かない気がする。
ESXiサーバは、構成情報をPerlスクリプトで抜き出すツールも提供してくれているので、2本目のUSBフラッシュメモリの構築には使ってみようと思う。とりあえず現状復帰出来たので第一ステップは終了としたい。後は将来のまたトラブルに備えて予備に買ったUSBフラッシュメモリに全く同じ構成を作って保管しておくだけだ。



コメント
USBメモリのクラッシュからの復旧、とても参考になりました。ありがとうございました。
Keiさん
コメントありがとうございます。
読み返してみたら恥ずかしい限りですが、私事なので当時の事はとりあえず思い出せますね(再構築作業はかなり面倒だと思っていました)。
後々の為には整理すべきなのでしょうが、ちょっと余力が無いのでまとめ上手な方たちにお任せしようかなとか。まとめWikiなどあるのかな?