NEC Lavie LL550/G(PC-LL550GD)のドライバ当て

知人が突然電話をしてきて、NECのノートPCでLinuxを勉強していたらWindowsXPが起動しなくなったからどうしたらいい?って。そんなん言われても分からんわって感じなのだが結局見て欲しいと言われて仕方なく見てやることになった。

知人が持ってきたPCはNECのノートパソコン、Lavie LL550/Gとフロントのラベルに書いてあるが裏面にはPC-LL550GDと書いてある。状況を確認したところFedora11がインストールされていて電源を入れるとそのままFedoraが起動した。一緒に持ってきた本に付属のDVD-ROMをセットして、本に書いてある通りにデュアルブートのインストールをしたらしいのだが、パーティション情報を確認してみたところWindowsのパーティションは見事になくなっていた。全然デュアルブートじゃないじゃないか~(w

更に悩ましい事にこの機種はD2Dリカバリーの方式をとっているらしく、付属品としてリカバリーCDが付いていなかったという。ネットでマニュアルを参照すると自分でリカバリーディスクを作成しなくてはならない旨かかれている。そんな事は知らなかったと言う。もう跡形もなくFedoraにHDD全て占拠されているのでリカバリー領域は取り戻せない。

もちろんちゃんとライセンスシールは貼られているので、OEM版のWindowsインストールCDからリカバリーすればOSは問題なくインストール出来る。しかし問題は各種デバイスを制御するドライバなのだ。これをこのノートPCの発売元メーカー(NEC)がきちんと整理して配布してくれていれば何の苦労もない。例えばIBMなんかはずっと昔から出荷時以外のOSのデバイスドライバも提供するスタンスなので何の心配も無くハードウェアが故障しても自分でリカバリーさせることが出来る。故に私はIBM製品を非常に好んで購入し使って来た。(ThinkPadがLenovoに売却されて以来愛想つきたが・・)

さてNECは121ware.comと言うサイトでサポートをしているとラベルに書かれていたのでアクセスしてみた。お世辞にもわかりやすいとは言えない検索機能で当該型式のPCの情報、及びソフトウェアダウンロードをすべく四苦八苦してみたのだが・・・なんだこのメーカー?ドライバ配布して無いじゃん。しかも仕様にも使っているチップの型番はおろかメーカーなども明記されていない。ここんちが公開しているのは仕様じゃなくてスペックって言うのそれは。ドライバどないすんねん。

おそらくこのあたりでちょっとPCいじれる程度の人はお手上げになると思う。そこで私がここから更につっこんで調べてドライバを当てた経過をメモしておいた。後々誰かの役に立つかも知れないので記しておこう。調べ方の一つの手法として参考になれば幸いである。もちろん他のアプローチ方法もある。

Linuxでデバイス情報を調べる
所謂LiveCDなLinuxでも良いだろうし、手軽なディストリビューションをインストールしてしまう方法もありだろう。私はこのPCの時期的に多分行けるだろうと「VineLinux 4.1」をインストールしてみた。そしてlspciコマンドでデバイスの認識状況を調べてみた。今回は非常に有効な情報が得られたのでそのまま引用しておこう。(テキストファイルにリダイレクトしておいたのをコピペ)

00:00.0 Host bridge: ATI Technologies Inc RS480 Host Bridge (rev 10)
00:01.0 PCI bridge: ATI Technologies Inc RS480 PCI Bridge
00:04.0 PCI bridge: ATI Technologies Inc RS480 PCI Bridge
00:05.0 PCI bridge: ATI Technologies Inc RS480 PCI Bridge
00:12.0 IDE interface: ATI Technologies Inc 4379 Serial ATA Controller (rev 80)
00:13.0 USB Controller: ATI Technologies Inc IXP SB400 USB Host Controller (rev 80)
00:13.1 USB Controller: ATI Technologies Inc IXP SB400 USB Host Controller (rev 80)
00:13.2 USB Controller: ATI Technologies Inc IXP SB400 USB2 Host Controller (rev 80)
00:14.0 SMBus: ATI Technologies Inc IXP SB400 SMBus Controller (rev 83)
00:14.1 IDE interface: ATI Technologies Inc Standard Dual Channel PCI IDE Controller (rev 80)
00:14.2 Audio device: ATI Technologies Inc SB450 HDA Audio (rev 01)
00:14.3 ISA bridge: ATI Technologies Inc IXP SB400 PCI-ISA Bridge (rev 80)
00:14.4 PCI bridge: ATI Technologies Inc IXP SB400 PCI-PCI Bridge (rev 80)
00:18.0 Host bridge: Advanced Micro Devices [AMD] K8 [Athlon64/Opteron] HyperTransport Technology Configuration
00:18.1 Host bridge: Advanced Micro Devices [AMD] K8 [Athlon64/Opteron] Address Map
00:18.2 Host bridge: Advanced Micro Devices [AMD] K8 [Athlon64/Opteron] DRAM Controller
00:18.3 Host bridge: Advanced Micro Devices [AMD] K8 [Athlon64/Opteron] Miscellaneous Control
01:05.0 VGA compatible controller: ATI Technologies Inc RS485 [Radeon Xpress 1100 IGP]
02:00.0 Ethernet controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL8111/8168B PCI Express Gigabit Ethernet controller (rev 01)
06:05.0 CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c476 II (rev b3)
06:05.1 FireWire (IEEE 1394): Ricoh Co Ltd R5C552 IEEE 1394 Controller (rev 08)
06:05.2 SD Host controller: Ricoh Co Ltd R5C822 SD/SDIO/MMC/MS/MSPro Host Adapter (rev 17)
06:05.3 System peripheral: Ricoh Co Ltd R5C592 Memory Stick Bus Host Adapter (rev 08)
06:05.4 System peripheral: Ricoh Co Ltd xD-Picture Card Controller (rev 03)
06:06.0 Ethernet controller: Atheros Communications, Inc. AR5413 802.11abg NIC (rev 01)

ヒントとなる情報が沢山あるので着目したいところは色々あるが、今回役だったのは

  • SMBus:ATI SB400
  • VGA: ATI Radeon Xpress 1100 IGP
  • Ethernet:Realtek RTL8111/8168B
  • AUDIO:ATI SB450
  • Other:Ricoh R5C822/R5C592/RL5c476
  • WLAN:Atheros AR5413

NEC Lavie LL550G/D
こんなところだろうか。結局あちこと調べ回ることにはなったがモデムドライバ以外はそろえることが出来た。モデムは使わないから勘弁してもらうことにした。必要以上に時間はかけてられないので。

とりあえず一連の作業に使って有効だったファイル、及び記録をサイトにまとめてアップしておく。理由はNECはコロコロとファイルの置き場所(URL)を変更するらしくリンク切れの情報がネット上に散在しているからだ(私はこういうのは大嫌いである。ネット上のゴミだからだ)。ちなみに下記リンク先のファイルはあくまでも自分の為のものなので勝手にダウンロードしないで下さいね。

NEC Lavie LL550GD Drivers

コメント

  1. hiroshipapa より:

    sasapurin様
    こんにちは、初めまして(^^)
    Hiroshipapaと申します。
    今回私もLL570HG(Vista)のOSダウングレードに参考にさせていただきました。パーツ構成は全く同じでVista出始めのモデルでしたからGUIを知るために購入したのですが、なんせモッサリ。。。メモリも2GB載せていますが、今更増設もしたくなかったので(^^;
    非常に参考になりました!有難うございました。
    モデムのドライバは持ってますので必要なら仰ってください。
    アレが当ればコンプリートですねv(^^)

  2. sasapurin より:

    Hiroshipapaさん、コメントありがとうございます。
    このパソコンは知人のものなので数日後に引き渡し既に私の手元にはありませんが、この機種に限らずドライバの調べ方の参考になればと思って記録しておきました。参考になったとしたら幸いです。
    ドライバについては一応、また知人が修理してとか言ってきた時の為(笑)に確保でして、私もいつまでも覚えているのが苦痛なので記録して忘れてしまって楽になりたいというのが本音なのです。その時に記録と一緒にドライバもあれば集める手間が省けて楽だなと。
    使っているデバイスの情報などを非公開、ドライバも入手できない。こういう考え方(方針)ホント嫌いなんですよね。その点PC事業をレノボに売却する前のIBMは本当に最高のサポートでした。それだけの理由で割高なIBM製品を買っていましたが自力で出来る人にとっては最も最短な手順で自分の環境を作れたのです。
    ハッキリ言います。NECとかHITACHIとかの日本のメーカー製PC大嫌い~無くなっちまえっ(w

  3. hidechan より:

    大変参考になります。ありがとうございました。
    実は、リカバリー用のディスクを全く同じ他の機種で作成して再セットアップしようとしたのですが、ブロックがかかって再セットアップできません。
    これは、どうしようもないのでしょうか?
    現状は市販のXPをインストールしています。
    ただ、これだと画面の明暗や音量等を調整するワンタッチスタートボタンが使えません。
    いわゆるFNキーを使用する操作が全てアウトです。
    NECのサポートセンターでは工場修理(\14,500-)しない限り使えないと言われました。
    なにかアドバイスがあればよろしくお願いします。

  4. sasapurin より:

    hidechanさん
    遅いレスでごめんなさい。最近ブログはスマホから投稿してるので管理画面をチェックすることができなくて。
    一応私の思うところを自分の為にも記しておきます。
    「全く同じ他の機種」という表現がまず分かりません。全く同じなら同じ機種ではないかと思うのですが?
    他の機種ではなく、他のPCでリカバリーディスクを作成したということでしょうか?だとしたらブロックがかかっているというのが不可解です。一般的にはそういうブロックはかけられないと思うんですけどね。(リカバリーディスクの構造にもよると思うのですがどういうリカバリーディスクなのかなぁ・・?)
    FNキーなどをOS上のソフトウェアレベルで制御するって発想自体が気に入らないですよね。BIOSレベルで制御すべきだと思うのでそういうのは大嫌いです。(SONYのVAIOなんかも同じですね。知人から貰ったのですがLinuxで使おうとしてそういう部分が気に入らなかったのでXPをクリーンインストールして弟にやりました。)
    率直な話、根本的な解決方法は、正規のソフトウェアを入手するしか無いと思います。もし全く同じ機種(型番)のPCを持っている人が居るのなら、ソフトウェア(おそらくドライバを含む)をCOPYさせてもらうしか無いと思います。とは言っても突き止めるのは面倒ですから簡単には出来そうに無い感じですね。私も頼まれてもやりたいとは思わないです(苦笑
    PCのスペックが分かりませんが、修理の金額からするとその金額を払う価値があるのか?そうまでしてまだXPを使う?というところに行き着くと思います。
    私ならもう肥大しまくった重いXP環境は捨てて、Linuxでもインストールして比較的軽快に動く状態で使うと思います。実際、私はIBM ThinkPad X31 Pentium-M 1.4GHz 1GBをXPで使うのを諦めて、Debianで使っていますが非常に快適に使えています。XPはもはやアップデートで肥大しすぎです。
    後、やや厳しいかも知れませんが技術屋としての意見としては、自力解決出来ないのであれば、その技術に対価を支払う事は検討すべき課題だと思います。14,500円が妥当かどうかは分かりませんが(私はこういう囲い込みがイヤで国産を買いませんが)、自分の時間や労力をかけてまで自力復旧させることと、14,500円を支払う事を天秤にかけてみることは必要でしょう。
    私がコメントした以外にも選択肢は色々あります(中古で売っちゃうとかもその一つ)ので、色々と考えてみてください。なんとしても自力で解決させるというのは私的にはかなり近い発想ですけど、もはやWindowsにはそんなに思い入れないのでやっぱりLinux専用にして別PCを買って併用するかなぁ。私にアドバイス出来るとしたらこれ位ですね。

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