我が家に無線LANを導入したのはいつだっただろう。11Mの無線LANが普及し始めた頃だったので、結構時間は経っていると思うが。
その頃に買ったCardbusタイプの無線LANカード(Planex GW-NS11C)が今日のネタだ。なんと最近になってようやく使用出来るようになったのだ。厳密に言えば、無理矢理使用できる様にしたのだが、これにはメーカーの対応のずさんさ等、ホントにがっくりさせられたし、色々と勉強になったものだ。
Planexは個人的に好きなブランドであった。単純にまだ自作PCが安く買えた頃、NICのデザインが綺麗だったからだ(w それにpciのロゴがなんとなくカッコいいと思った。実装されているチップの性能の違いとかは、当時は全く分からなかった。
そんな流れで無線LANである。価格もこなれてきて我が家でも無線LANを使いたいなと思い、どうせならADSLルータータイプのアクセスポイントにしようと、「bRoad Lanner Wave」というシリーズのものを買った。今もWebブラウザからルーター(アクセスポイント)の管理ページにアクセス出来るが、型名は表示されないみたいだ。覚えているのは「無線LANルーター」+「Cardbus 無線LAN GW-NS11C」のセット販売だった事。WiFi申請中とかで私のGW-NS11CにはWiFiマークが無い。それぞれのパッケージが更に大きな箱に1セットとして収められていて、セットでメーカーから直接買ったから安心だろうと思った、のを覚えている。
ところが、この考えは単純に甘かった。何故かWindows 2000のノートパソコンで使用したら、Linkがプチプチと切れたのだ。当時はまだ原因を追求していくというスキルも無かった。当然ながらメーカーのサポートに頼ることになる。しかし、この後Planexというメーカーのサポートの実態を知ることになる。
サポートはPlanexのHPにある「問い合わせメールフォーム」から行った。購入した機器の情報、使っているパソコンの機種など、分かっている事は全部メールで伝えた。しかし一向に返事が返って来ない。約3週間待っても返事が来なかったので、コピーして置いた文章をもう一度送り、一度問い合わせをしたが返事が無い事を付け加えた。しかし、待てども音沙汰無しであった。
(当時はまだスパムメールと言う言葉も聞かず、迷惑メールフィルタ等はプロバイダに装備されていなかったので、フィルタにひっかかったという可能性はない)
その後、Linuxで使おうかなと思って買った、Prism3チップ搭載のCoregaのPCCL-11は問題なく使用できる事を確認した。私の中ではGW-NS11Cが欠陥品なのだと結論づけて放置していた(同社の製品は二度と買わないと心に決めていた)。
そんな放置状態で何年経ったのだろう。今はノートパソコンも何台持っている事やら。ふと無線LANを内蔵していないThinkPadで無線LANを使ってみたいなと思った。Linuxならば、もしかしたらGW-NS11Cが使えるかも知れない。OSはVine Linux 3.2でやってみたいと思った。ジャンク入れの箱から引っ張り出してきた。
一昔前は、Linuxで無線LANを使うには、使われているチップがPrism系じゃないと難しいと言われていた。しかし最近では、最終手段としてndiswrapperという手法もある訳で、NDISに準拠したWindowsのドライバが有れば使用できる可能性が高くなった。実際、GW-NS11Cでの稼働実績もあるようだ。GW-NS11Cに使われているチップは、admtecのADM8211だと分かった。残念ながら同サイトでADM8211のドライバは配布されていない様だ。
まずはLinux用ADM8211ドライバのソースをダウンロードして来てコンパイルを試みたが、なぜかVine Linux 3.2ではコンパイル出来ない。makeの時点でエラーを吐き出しまくるのだ。しかたないのでndiswrapperにチャレンジしてみることにした。Windows用のドライバの出番である。CD-ROMを押し入れから探すのも面倒なので、Planexからダウンロードして来て使ってみたが、残念ながら上手く動かない。これは手詰まりだな。
そこでふと思ったのだ。CoregaのPCCL-11ならチップがPrism3.0だし、Linuxで動くんじゃないか? と。問題はPCCL-11はLOOXでほぼ毎日使用している為、GW-NS11Cと交換したとしても、Linkが切れるのでは話にならない。ダメ元でLOOXにGW-NS11Cをセットし、ドライバをインストールして使ってみた。結果は思った通りLinkが定期的に切れる状態であった。唖然としたのは、PlanexのGW-NS11Cドライバダウンロードページにおいて、問題の症状を改善したというドライバが配布されていたのだ。そういえば、これを見付けた時に心を躍らせながらインストールしたのを思い出した。結局全く改善されておらず裏切られたのだが。
2003/10/31
ドライバVer1.75/ユーティリティVer1.03/GW-NS11Cver1.75.exe
ユーティリティのインストール、アンインストールに関する問題を修正
一定間隔でパケットロスが発生する問題を修正
何か良い情報は無いものかと、GoogleでADM8211を検索していたら、思わず食いついてしまう情報を見付けた。kakaku.comの"GW-DS11C"についてのクチコミ情報である。GW-DS11Cにも同じADM8211が使われていて、同じ症状が出ていて、悩まされた人がいたのか。悔やまれるのは2004年1月3日に書き込みされている事である。情報が消えてしまうと惜しいので備忘録を兼ねて要点を転記して置く。
- Planexには問い合わせても返答が無かった
- チップメーカーのHPよりドライバをDLした
- http://www.admtek.com.tw/download/ADM8211.htm
- ADM8211 Window driver 1.79.zip
- ドライバの更新にて強引にadm8211.sysを1.79に更新
- 「切断を繰り返す」問題については劇的に改善(更新後一度も切断しなくなった)
- 当然ながらPlanexのサポート外である
サポートははなっから受けられないメーカーなので、問答無用でadm8211ドライバを探した。admtecのサイトは変更になったのか、全く違うURLに飛ばされるので、舐めてんのか?とマジに思った。しかしGoogleで探しまくっていたら見付けることが出来た。怪しいサイトからダウンロードしたので、ウィルスチェックは厳重に行った事を付け加えておく。
さて、このドライバを導入した結果である。
- 無線LAN接続の設定(ESSID、WEP-KEYなど)は、古いドライバ(Planex配布分)の時に行っておいた方が良い。
でなければ後でちょっとドキッとする事になる。 - kakaku.comのコメント者が書いてある通り、無理矢理ドライバを更新する必要がある。
ドライバが2つ有ると表示されるので、署名を確認してadmtecの方に差し替える。 - admtecのドライバでは、Planex配布の無線LAN接続ユーティリティーが機能しない。
おそらくPlanexが署名を確認して、自社の署名で無ければ動かない様に、ご丁寧に細工してあるものと思われる。
私はプログラマじゃないのでこの手の壁をクリアする知識は無い。 - ESSIDやWEPキー変更は、ハードウェアプロパティから行えるので大丈夫である。
- 電波の強さを表示するインジケータは残念ながら無い。
- Linkの切断は家の中(一階と二階)では起こらなくなった。非常に快適である
以上、Planex GW-NS11Cの不具合と対処方法について備忘録した。
足掛け何年、ようやく普通に使えるようになった。ってアホか!今どき11MのWEPなんかで満足出来るか。うちの実家の様なド田舎ならまだしも、誰が近所に住んでるか分からん様な環境では、安心して使えんわい。 でもとりあえずドライバはアーカイブ【ADM8211_1.79】。
なるだけ早いうちに、もっと安全な無線LANに変えなくてはと思う次第であった。
(でもWEP暗号化すらかけてない企業もあるんだよね、それが実状..恐ろしいっ)




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