Sender ID

久しぶりにHotmailにウェブブラウザでアクセスしてログインしてみたところ、なんか見慣れない表示が出たので、あれ?っと思ったら、「Sender ID」対応させているんですね。流石Microsoftっていうか我が道を行くって感じかな。
確か「Apache Foundation」や「Debianプロジェクト」や「AOL」では、Sender ID採用を拒否したと言うニュースを読んだ記憶が。ちょっと検索...
とりあえずDebianがSender IDを拒否したというニュースをCNET Japanから見つけたのでリンク張っておきます。Apacheの声明はどこだったっけな。ちょっと古いけど面白いネタだから掘り下げてみようっと。


HotmailのヘルプでSender IDについては下記のように説明されています(引用)。
Sender ID について
 Sender ID は、スパム送信者が偽装の手段として主に使用する “なりすまし” を防ぐため、マイクロソフトやその他の業界リーダーが推進しているイニシアチブです。
 電子メール ドメインに対するなりすましでは、電子メールメッセージの差出人のアドレスが偽装されます。これは、悪意のあるユーザーが、電子メールの受信者に偽装メールを読ませたり、偽装メールに返信させたりする目的で行う場合があります。このような偽のメールによって、オンラインでの安全が脅かされたり、このようなメッセージの送信者に仕立てられた企業のイメージが損なわれる可能性があります。偽装メールは、”フィッシング” 詐欺に悪用されることがよくあります。このような手口では、スパムメールの送信者が銀行や著名なオンラインベンダーなどの信頼のおける組織を装い、公式サイトに見せかけた偽の Web サイトに受信者を誘導する電子メールを多数送信します。このような偽の Web サイトにアクセスすると、クレジット カード番号などの個人情報の開示を要求されたり、偽造品や模造品などの購入を求められたりします。
 Sender ID は、すべての電子メール メッセージが、送信元とされているインターネットドメインから実際に送信されていることを確認するためのものです。これは、メールを送信したサーバーのアドレスを、ドメインの所有者または電子メール受信者が電子メールの送信を許可しているサーバーの登録リストに照らして確認することで実現されます。この比較作業は、インターネット サービスプロバイダ (ISP) または受信者の電子メール サーバーによって、電子メール メッセージが配信される前に自動的に行われます。Sender ID 検査に合格したメッセージは通常のメールとして配信されます。検査に合格しなかったメッセージはさらに詳しく分析され、受信側のサーバーに拒否されるか、偽装メッセージである可能性があることをユーザーに通知されます。Sender ID 検査に合格しなかったメッセージの通知方法や振り分け方法は、受信者の ISP または電子メール サーバーソフトウェアによって異なります。たとえば、メッセージに検査の不合格を示す簡単なアイコンが表示されたり、受信者が確認できるよう迷惑メールフォルダに振り分けられたり、受信を自動的に拒否されて削除されたりします。
 すべてのスパムやオンライン詐欺を阻止できる完全な解決策はありません。Sender ID は、むしろスパムやオンライン詐欺に対抗するための第一歩として重要な手段であり、多くの業界関係者に支持されています
実際のところ何が足枷になっているのか調べてみたら、
同標準の利用を希望する組織はライセンス契約に署名しなくてはならない
というところと、
Sender IDの実装をオープンソースでライセンスすることも可能だが、その場合はソースコードにMicrosoftの知的財産が含まれる可能性がある旨を記載することを条件とする
これでしょうね。何が何でもMicrosoftの著作を誇示したいという同社の姿勢が、オープンソースには受けないって事だと思われます。
別のニュースではSener IDが採用されない理由っぽいことも書かれている。
疑問なのは、例えばOpenSSHなんかはOpenBSDの著作だって事がLinuxFreeBSDでもきちんと書かれているのに、何故Sender IDを受け入れないのかな?
こうなるとやっぱり「ライセンス強要」が災いしているとしか考えられないな。オープンソースの表面的な部分は真似出来ても、本質的な部分まで理解出来ていないMSに誰か教えて上げて下さい(笑
多くの業界関係者に支持されています
この部分が非常にむなしく感じます~~~ぅ。
一年以上昔の記事によると、SendmailのCEO デイビッド・アンダーソン(David Anderson)氏がSender IDの採用を表明し、2004年度中には米国で利用されるメールの半分がSender IDで認証されるようになるという予測を立てていたみたいですが、完全にハズレになった様ですね。
個人的には手軽で良い方法だとは思いますが、ちゃっかり特許を申請していたり、ライセンスに同意させたり、著作権を明示する様義務づけるなど、ちょっとセコイ気がしないでもありません。やっぱりMSはオープンソースの対局にあるんだなと改めて思いました。

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