SONY VAIO PCG-V505T1/P

先日、知人からSONYのVAIOノート(PCG-V505T1/P)をもらった。なんでもハードディスクかメモリーの不良らしいメッセージが表示されて使用出来なくなったから買い換えると言うのだ。関東の知人なので現物をチェックしてやろうにも簡単では無く、先方にもパソコンに詳しい(っつうかオタク系)奴が居るので、そいつに相談してみたところ、買い換えた方がイイと言われたらしいのだ。

冗談交じりで「捨てるならちょうだいな」とmixiでコメントを書いていたら、ご丁寧に宅急便(元払い)で送ってくれたのだ。お礼に心ばかしのお歳暮を贈った。そう、お歳暮というからには昨年の話なのだ。しかし私は田舎に長期帰省していて受け取りはかみさんに任せた状態。機種も知らされておらず、どうせPenitum-II程度のものだろうとその時は思っていた。まさかPentium-IV 1.8GHzのCPUが載ったマシンだとは思っていなかった。(私のメインPCはPentium-III 1GHzのデスクトップ機である。サブノートはPentium-M 1.3GHzのThinkPad X31)

二ヶ月ぶりに自宅に戻ってVAIOの箱を開けてみた所、綺麗な筐体とPentium-IVのシールに思わず驚いた。「修理して使えばいいじゃないか、勿体ない」とマジに思った。 OSはこれまた想像を外して現役のWindowsXP Professionalである)

早速電源を入れてみた所、Windowsログインの画面に二人のユーザー名が出てきた。パスワードがかかっていてログインは出来ない。裏ツールを使えばパスワードも回避できるが、知人とは言えプライバシーに関わる情報を見てしまっては気まずいので、それは行わない。しばらく放置しておいたらメモリー関係のエラーメッセージがポップアップされた。なんらかのトラブルを抱えている事は間違いなさそうだ。箱の中に同梱されていたリカバリーCD-ROM×3枚とアプリケーションCD×1枚でOSをリカバリーしてみた。結果、問題無くWindowsXPが使用できるようになった。

物が届いてから二ヶ月近く経っている為、既に新しいパソコンを購入してしまっている知人に、状況をとりあえず伝えた所、自分ではリカバリーも出来なかった様な回答が返ってきた。その後、私が試験的に何度かリカバリーをしているが、CD-BOOT出来なかった事やHDD、メモリーの不具合には遭遇していない。知人からは「そのまま使い倒してやって下され」と言う回答をもらったので、ありがたく頂いて活用させてもらおうと思う。どうやら嬉しい拾い物をしてしまった様だ。

しかしこの機種には私が使うには重要な落とし穴が有った。まずはキーボードのタッチの悪さ、加えてトラックパッドの精度の悪さ。致命的なのは所謂Fnキーを使った輝度調整、ボリューム調整、外部ディスプレイ出力切り換え等がBIOSレベルで機能しない事である。具体的に言えばWindowsXPをリカバリインストールして、更にSONYのユーティリティーソフトをインストールしないと、Fnキーが使えないのだ。これはかなり痛い。確かにXPならまだ賞味期限内なので、大人しくそのまま使えば良いのだが、せっかくのオモチャをWindowsだけに縛られるのは勿体ない。

そんな感じで不満を持ちながらも、Vine Linux 4.0やSolaris 10をインストールしてみた。 Vine Linuxは非常に安定して動作する。しかしSolaris 10は非常に不安定で、固有のプロセスが固まったりして、強制終了をかけないといけなかったりする頻度が高い。Vine Linux 4.0にしても輝度調整などが出来ない為、常用するにはかなり不便である。やはりSONYが設計したWindowsXPで使用するのが一番確実なのだろう。(IBM製PCを愛用し続けている私にとってはSONYの設計を理解するのが難しいのだが)

ただ、この機種を好きに使える機会を貰って実感出来た事がある。 それはPentium-IVの性能が想像していた以上に低い事である。バッテリーの消耗具合を考慮しても、消費電力は大きいし、処理速度は1.8GHzというクロック数値にしては遅い。ThinkPadのPentium-M 1.3GHzよりも確実に劣る。もちろんメモリーは必要と思われる容量以上(512MB)にした。

時期が時期なだけに、Windows  Vista RC1も試してみた。かなりもっさりとした緩慢な動きでストレスが溜まる。Vistaが快適に動くハードウェアを持ち合わせていないので正確な比較は出来ないが、この機種では辛い様だ。メモリーを1GBにしたら若干は改善されるかも知れないが。

やはりメーカーが仕立て上げたデフォルトの構成で使うのが無難という答えが出てきた。確かにそうする事が一番トラブルも無く確実ではある。という訳で常用していたThinkPad X31(二台ある)の内、一台をこのVAIOに置き換えて、 X31を純粋な実験環境にしようと思う。X31ならばSolaris 10の稼働実績もあるので、快適に使えるのではないかと思う。そう整理してしまった後には、これがかなりベターな選択だと言う事に気づいた。私にとってWindowsXP環境は退屈すぎ、VMWare常用などX31にかなり負担を強いて来たので、VM環境から脱却した試験環境は考えてみれば快適極まりないのだ。

さて、どういう環境にするのがベストだろう。ベストな環境は難しいかな。となればよりベターな方法を探すだけだ。どうやら当分試行錯誤が続く事になりそうだ。

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