Bluetoothデバイスが認識されなくなった
LMDE6で快適に使用して来たCF-SZ6ですが、今日、いつもとおりBluetooth式のトラックボールを使おうとしたら反応しません。あれ?と思って右下のBluetoothアイコンを探したのですが、有るハズの位置に有りません。
これはどういうことだ?と、システム設定からBluetooth管理を実行したのですが、Bluetoothアダプターが存在しないことになってしまっています。

ついにBluetooth機能が潰れたか・・
レアケースだな・・
この手のノートパソコンには、Wireless LAN/Bluetoothが共存している形で無線LANカードが実装されています。経験上Wi-Fiの方が潰れることはあってもBluetoothが潰れたケースを知りません。レアケースに当たったか?
Let’s noteの診断機能で検査
CF-SZ6のBIOSに入るには、F2キーを連打です。BIOSに入って診断ツールを起動します。すると各種デバイスが表示され順番に自己診断を始めるのですが、Bluetoothだけスイッチを押してない状態になっています。
コレが意図するのはよく分からないのですが、おそらくUIを設計した人の意図はデバイスが機能していないということを表しているんだろうと思います。(押しボタンスイッチを表している?)
BIOSレベルでダメなのか・・・本当に無線カードが潰れたかな。
でも、BIOS設定でWi-Fi/Bluetooth共に有効になっています。
ダメ元でBIOSの設定から、Bluetoothを無効にしてみる
BIOSからBluetoothを無効にして、その状態を保存して再起動します。当然Blutoothは機能しません。
再び再起動してF2キーを連打してBIOS設定に入りました。そしてBluetoothを有効にしてその状態を保存して再起動しました。
やってみることは、BIOSというソフトウェアスイッチをOFFにして、もう一度ONし直してみるという、まあ保守系エンジニアあるあるな手法を試してみた次第です。これでダメならカードを買って交換するしか無さそうです。
OS上でBluetoothアダプターを検出!
ダメ元でやってみたBIOSでの無効/有効に切り替え直してみる手法が効いたようで、再びBluetooth機能が有効になりました。ソフトウェアスイッチはこういうことが稀に起こることを経験していますが、また一つ実例を経験してしまいました。
念の為、もう一度再起動してBIOSに入り、診断機能で確認してみます。すると先程はBluetoothデバイスのスイッチが押されてない状態だったのが、今度はスイッチが押されている状態になっています。やはり先程の自己診断機能のUIの押してる/押して無いはスイッチを表していた様です。
半年以上BIOS設定は触っていなかったので、何が原因でBluetooth機能が正しく働かなかったかは謎です。BIOS設定上は確実にデバイスは有効になっていたので、やはりソフトウェアスイッチの不具合と思えます。もしくは無線(Wi-Fi/Bluetooth)カードの劣化で故障前の前兆が出ているのかも知れません。
とりあえず今回は、BIOS設定を無効にして有効にするという、基本的なソフトウェアスイッチの操作でBluetoothが回復して良かったです。Bluetooth内蔵のWi-Fiカードは2,000円程度で購入出来るようですが、せっかく安価に中古で買ったSZ6にちょっとずつ投資していくと結局高く付いてしまうので出費を抑えられたこともラッキーでした。
壊れる前兆なのかも知れない
今回、Bluetoothデバイスが認識されなくなって、BIOSで無効/有効にすると回復したわけですが、この先ずっと安定して使えるとは限らないということも覚悟して置かなければなりません。大体の電子機器(デバイス)は、故障間近になると動作が不安定になったりします。つまり故障前の前兆が起きているという可能性も否定できません。
CF-SZ6の無線LANモジュールはIntel 8260NGWが実装されています。このモジュールにBluetooth 4.2機能も共存しています。個人的な経験ではBluetoothよりもWi-Fi機能が先に潰れてしまうと思っているのですが、私が経験して無いだけでBluetoothが先に潰れることも無きにしもあらずです。
リサーチした限りでは、Intel AC8265NGWも使えるらしいので、故障したらグレードアップを兼ねて8265NGWにしてみても良いかなと考えています。ただ、中途半端にお金をかけても、せっかく安価に買った中古のSZ6本体と変わらない金額を投じることになるので無意味かなとも感じています。
いっそのことなら、M.2規格に適合するAX210NGW辺りを試してみても良いかなと思ったりもしているのですが・・・(Wi-Fi6対応なので意味はあるかなと)
Windowsと違ってLinuxはこの手の枯れたデバイスに関しては、デバイスドライバでトラブルに遭うことが少ないのでメリットだと思っています。Linuxカーネルにドライバが取り込まれているメジャーなデバイスはそのまま使えますからね。(Windowsは後から適切なドライバを当ててやらないと機能しないことが多い。)
こういう情報はネットには少ない
今回のケースは、BIOSレベルでダメだったため(Let’s note診断ツールで無効になっていた)、OSがWindowsだろうがLinuxだろうがダメだったと思われます。論理的に考えてOSの不具合ではないと考えています。(ハードウェア寄りの小さなソフトウェアの不具合だった)
同じ様な症状のトラブルに遭遇した人は、一度BIOSで無効にして、再び有効にするという手順を試してみる価値はあるかと思います。BIOSの項目に有効/無効できる設定が付いているかどうかは機種によってまちまちなので、自分で使っているハードウェアがどうなっているかは自分で確認するしかありません。
ちなみに、BIOSを初期値に戻したりしてトラブルを復旧させたことも過去には何度か経験があります。長年ハードウェアの保守を行う仕事をして来ているので数はこなしているので色々なケースに遭遇しています。
BIOSという小さなプログラムだからと過信せず、ソフトウェアというのはそういう類のものだと思って付き合った方が良いですね。また一つ新たな経験が増えてしまいました。
今回の実体験から、そういう情報がネットにあっても良いかなと思って体験記としてブログ記事に残しました。もし故障してWi-Fiカードを交換したら追記しようと思います。もし情報をお持ちでしたらコメントしていただけるとありがたいです。






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