PCの環境をいじったので常用ツール類のセットアップ中です。さほど使用頻度が多いわけでは無いのですが、特にブログを記す際によく使用するHTMLタグをTexterという、キーボード入力補助プログラムで横着してます。これが有ると無いとでは大違いなのですよ。
Texterの利便性についてずいぶん前に記した通りなのですが、日本語入力における制限(不具合)さえ黙認すれば、結構有用なツールだと思ってそういうものだと割りきって使っています。
ところが、Windows7 Home Premium 64bit環境での使用において、同32bit環境で起きていた不具合を回避するために、XP互換モードで動作する様に設定したところ、挙動が変な事になりました。逆にXP互換モードを外したところ挙動が安定した訳です。手元にWindows 7 32bit環境が無いので比較検証が出来ないのですが、64bit環境においてはXP互換モードが災いするのかも知れません。
色々試してみたところWindows7 64bitでTexterを使用する場合は、管理者権限で実行して、ショートカットをスタートアップに入れておくだけでOKという結論に至りました。こういうフック系のアプリケーションはハードウェアに近い部分の処理が影響するのは理解しているので、深く考えないようにする事にします。なお、管理者として実行しないと、管理画面からの変更が反映されない為、削除や追加した項目が元に戻ってしまう状況でした。
と、自分で一応納得してみたもののふと思ったのは、あれからずいぶん日数も経っているし、Texterはオープンソースだったハズだから、日本語処理の対策をしてくれた人が居るんじゃないか?と思った次第です。
Googleで「Texter 日本語」を検索すると、一番上に出てきたのがまさにそれだなと、GPLでの配布にはちょっとお宝発見的な気分。
“Texter” の日本語対応版たる “TexterJ” を公開する – blechmusik2の日記
ところが残念ながら肝心の改版されたファイルの保存先にアクセスすると「404 Not Found:リンク先が切れてます」。どうやらブログ記事からレンタルサーバーに飛ばしてるみたいですが、レンタルサーバー側のフォルダー構造を変更しちゃったのにブログのリンクを修正していないみたい。
ここに手がかりが1つあった。(引用)
本家 Texter と同様、GNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 3 のライセンスで公開する。以下のディレクトリにプログラムを置いておこう。tj_2010-07-24.zip をダウンロードすること。
私が手がかりと思ったのはファイル名。「tj_2010-07-24.zip」ですね。Goolgeで検索してみます。するとそれらしいサイトにたどり着きました。
- tj_2010-10-25.zip
- tj_2010-07-24.zip
ファイルを2つ発見です。どうやら10月25日の方が新しいみたいです。Readmeを読むとGPLv3で配布すると書かれてあるのでダウンロードして使わせていただくのは問題無い様です。
備考
余談ながら、TexterはAutoHotKeyというスクリプトエンジン上で動くスクリプトで作られたプログラムです。詳しい事を知りたければAutoHotKeyまで遡る必要がありますが、キーボードから入力された情報をAHK(のスクリプト)で処理し、加工された情報があたかもキーボードから入力された様になるというのがTexterの醍醐味です。つまり少しのキータイピングしかしていないのに、入力されたキーを元に定義してある内容が一瞬で入力されるという応用をスクリプトで定義しているのです。
AutoHotKeyでは、それ以外にももっと複雑な処理をスクリプトで記すことが出来るので、PCの半自動化なんてことも不可能では無いそうです。ショートカットキーを差し替えるなんてことは序の口らしいですね。というかそっちの方が利用目的としてはニーズが多いかも知れません。
私の場合は、数個のキーをタイプするだけで決まった文章が入力されるだけで充分ですので、AutoHotKeyよりもTexterの方が手軽です。定義を追加・削除・編集するのもWindowsアプリの流儀がほぼ通用するので考える必要もなく気楽ですからね。
こういうツールを開発して下さっているプログラマーさんに感謝です。
追記
AutoHotKeyの日本語対応版は、AutoHotKey_Hというネーミングです。また「eamat @Cabinet – IME制御」で日本語入力IMEに対応出来るそうです。腕に覚えの有る方に是非とも日本語対応のTexter開発をお願いしたいものです。今の私の知識レベルでは手には負えないと確信しました(苦笑
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