ローリングペーパー
手巻タバコを始めてから、シャグ(タバコ葉)を選ぶのと同様に、ペーパー(巻紙)を色々試して来たのですが、シャグの違い以上にペーパーの燃える臭いが鼻につく感じがしてこれをなんとか出来ないものかと考える様になりました。
タバコの終わり1cmを切るとフィルターが燃える臭いは嫌なので、それ以上は吸わず、指でグリグリして残ったタバコ葉を落とすと、地面でシャグのみが燃える香りを嗅ぐことが出来ます。紙が燃える臭いが無いため凄く良い香りがします。お香代わりにもなるんじゃないか?って位良い香りがするシャグもあります。
シャグに付属のもの含めると現在8種類のペーパーが手元にあります。スペイン産のリコリス(Liquorice)も試してみたのですが何とも言えない匂いがするので、あまり好きではありません。ヘンプ(麻)ペーパーは燃える時の臭いも優しいので、理想はヘンプか無漂白系に落ち着くことになりそうです。
自分に合う(燃える臭いが気になりにくい)ペーパーは見つけたものの、興味の行先は、
紙で巻かずに燃やしたら美味いんじゃないか?
という所に到達する訳です。以前からずっと気になっていました。
手っ取り早く金属製のパイプ、つまり煙管(キセル)なら、紙が燃える臭いが無い訳からシャグの燃える香りと味わいだけで愉しめると誰でも想像出来ると思います。ちょっと渋い感じですが煙管に手を出してみようとリサーチしました。ターゲットは手持ちのシャグを煙管で愉しめるものです。
柘つげ製作所
リサーチをしていて、柘製作所のHPにたどり着きました。柘製作所と言えば、先日ゲットしたオイルライター「IMCO JUNIOR」の販売元です。
柘製作所のカタログを見て納得しました。パイプ、葉巻、タバコ関係の喫煙具をかなり広く手がけている様です。カタログはPDFでダウンロード出来るので喫煙具に興味の有る方はチェックしてみて下さい。
狙いの煙管(キセル)もラインナップされています。
黒船煙管くろふねぎせるに決めた
リサーチをしていて煙管は15cm以上の長さがあった方が良さそうだと感じたので、柘製作所のカタログを見て価格的に2,000円程度のものに絞り込みました。
そしてシャグ(手巻き用タバコ葉)を愉しみたいので、少し大きめの火皿のモデルにしようと考えました。丸福シリーズ、小粋シリーズの間を取れる黒船シリーズで決定です。
黒船煙管ブライアー(4,600円+税)は少し考えましたが金額が倍以上になるし、この先、煙管で喫煙を続けるかどうか分からないので、ターゲットを絞り込んで黒船煙管(2,000円+税)に決定しました。スマートで良い感じです。
火皿がブライヤー素材(希少な木製)になっている贅沢な黒船煙管です。ブライヤー材は主にパイプたばこ用の喫煙具(パイプ)に使用されます。非常に固い木の根付近にあるコブ部分で、量が採れないのでそれ自体が希少価値のある素材です。
ブライヤーは熱伝導率が低いのでパイプ用素材として重宝がられており、希少性もあって高価なのは仕方有りません。黒船煙管(金属製)と比べると熱伝導も違いますし、木製なのでシャグに含まれる余分な水分(水蒸気)を吸い取ってくれる効果も期待できます。
煙管とパイプの良いところ取りという感じなので、理屈で考えると贅沢な煙管です。サンドは表面をデコボコに加工してあるので個性的です。ほぼデザイン性の問題なの好み次第ですね。
黒船煙管
タバコ店に買いに行って煙管を見比べながら自分でチョイスしたのですが、店員さんも「分解して手入れ出来る」「シャグも愉しめる」という事で、普段、紙巻き&手巻きタバコを吸ってる私にも黒船煙管は良い選択だと勧めてくれました。
煙管初体験は難しかった!
率直な感想としては、煙管は難しいです。全て金属製というのも熱を伝導してしまうので調整にコツがいります。でも練習しているとある程度のコツは掴めます。
黒船煙管にCheレッドのシャグを詰め込みすぎない程度に詰めて着火しました。このシャグはマイルドで味わいやすいシャグだと思っています。最初は良い感じだったのですが、先端の方が熱くなってきて味も辛くなりました。かと言ってちびちび吸っていると火が弱って煙が出てきませんし火種が消えます(この加減が難しいわけです)。
パイプの時に身に着けた吹き戻しをしたりして火の調整をしながら吸ってみるのですが、デリケートな火種を調整しながら吸うのは慣れが必要だと感じます。時々、非常に美味しい煙が吸えるので完全なる失敗では無いと思いますが、やはり慣れるしか無いと感じます。このあたりはパイプと同じ理屈でしょう。
煙管だとちょっとしか味わえないという意見も多い様ですが、黒船煙管は火皿が大きめなのでシャグを一摘み詰める際にもちょっと大きめの一摘みで行けるので、数分間愉しむことが出来ます。慣れて来て上手に吸える様になれば一服で十分満足出来るでしょう。
私はブライヤーのパイプも所有していますが、黒船煙管の火皿がブライヤー版だと金属製とは火種の持ちがかなり違ってくると思います。やっぱり良いものには価値があるとなってお高くなりますね。
紙が燃える臭いはしないのでタバコ葉の香り満載
煙管のメリットは、やはり紙巻き&手巻きと違ってペーパー(紙)を燃やさないので、紙の燃える臭いがありません。純粋にタバコ葉が燃える匂いだけを愉しむことが出来るのは間違いないです。
ただ、タバコ葉(シャグ)が燃える状態をベストにしてやらないと、手巻きでは感じた事の無い辛さが舌にダイレクトに伝わってきます。フィルターを入れてないので当然なのかも知れませんが、熱い煙を吸い込むと舌が焼ける可能性もあります。(ゆっくりとパイプ内を通る様に吸ってやれば、金属パイプが熱を取ってくれるので煙の温度は下がりマイルドになります。)
なんだか、タバコ道にどっぷりハマりつつある自分を実感しつつも、タバコの本来の味わい(愉しみ)を知るには必要な過程なんだろうなと思っている次第です。職場では流石に煙管は無理なので、自宅でまったり出来る時だけの愉しみにしようと思います。
刻みたばこはまだ未体験ですが、タバコの香りと味わいが好きな方には「煙管」と手巻き用「シャグ」の組み合わせは本当にオススメですよ!紙の燃える臭いはくさいと気付かされます。
追記
個人的には、黒船煙管、丸福煙管(ロング、ショート)を使って来ましたが、丸福に比べると黒船煙管は難しいです。熱伝導も高いので直ぐに熱くなってしまいます。中級者~上級者向けの煙管だと思います。
黒船煙管の最大のメリットはメンテナンス性の高さだと思っています。ねじ込みを外して分解し、古い鍋でお湯で煮詰めれば内部のタール(ヤニ、樹脂)がとれるからです。アルコールを使って溶かしながら掃除もしやすいです。常にキレイにして置きたい人には向いています。
でも、敢えて私のオススメは、丸福煙管です。安いですからルーター(リューター)で煙道を少し加工する方法がオススメです。丸福は少しカスタムするだけで喫味も大化けするのでオススメなのです。メンテナンス性も改善されます。
またその内、丸福煙管のカスタムについて記事を記そうと思いますが、ニーズがあるのか?ってところが気になります。誰も読まない記事を書いても無意味ですからねぇ。リクエストコメントが付く様なら書こうかな。
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