今時カセットテープのカーオーディオ
唐突ですが会社で使っている業務車両のカーオーディオは古くて今時ありえないカセットテープ再生機能がついているものです。そもそもカセットテープが無いんじゃないか?という時代ですけどね。
そこで先日買ったFMトランスミッターを使って業務車両のカーラジオからスマートフォンの音楽を流そうという計画でいますが、今日、たまたま別件で立ち寄ったハードオフで面白いものを見つけてしまいました。
その昔、カセットデッキがまだまだ現役だった頃に、カセットデッキに挿入してケーブルに3.5Φのステレオプラグがついていてそこに音源を接続すると、ポータブルオーディオからの音楽をカーステレオで再生できるというアイディアものです。
懐かしすぎるアイテムですが、たまたまジャンク箱に目をやったところ発見してしまったので、108円でゲットしてしまいました。
スライドレバーがあって、「CROSS TALK ADJUST」と印刷されています。動かすと磁気ヘッドが微妙に動きます。カセットデッキの個体差に合わせられるように位置を微調整できるみたいです。
テープの巻取り部は、手で回すと反対側と連結しているみたいで反対側も連れて回転します。確か巻取り側に連れて反対側も回転しないと、回転差を検出して再生がストップしたり、リジェクトされたりする機種があったと思いますので、そういうことを考慮して作られているのでしょう。
電池が必要なのかなと思っていましたが、電池は不要っぽいです。
磁気発生部(ヘッド部)は押すとバネの反発力で押し返してくる構造になっています。デッキ側のヘッドとの密着性を確保しているのでしょう。
意外にもまだネットに情報がありました。
当時はポータブルCDプレーヤー、MDプレーヤー用に販売されていたらしく、この定価が3,500円(税別)だったとは、結構な価格だったんだなと思います。何気に結構な技術が盛り込まれているのかも知れません。
もはや通常の場面においては、カセットデッキを使う場面は殆ど無いので(カセットテープすら持ってない)、逆にいうとカセットデッキを通して再生できるこのレアアイテムは使える掘り出し物だったと思えます。108円でゲットできた訳ですし。
FMトランスミッターと、カーコネクティングパックの二種類を組み合わせる方法で、古い業務車両で音楽を聞きながら移動できる方法が手に入りました。
全くの余談
ハードオフで幾つかの買い物をしてレジで支払中、外国人数名が店内で騒いでいて何事かなと思ったら、日本製のジャンクやら中古やらが沢山あってかなりテンションが上がって仲間内で大きな声で会話していました。嬉しいんだろうなぁと思ってそれ以上は気にしていなかったのですが、両手で抱えてミニコンポをカウンターに持ってきました。
ハードオフの店員さんが気づいて、手でクロスサインをして「BROKEN」と答えたら、「アリガート」と言って戻しに行ってまた色々物色していました。帰りに女性の外国人もいて嬉しそうに色々見ていたので、日本製の中古品は人気があるんだなと思いました。
個人的には色々修理するのは子供の頃から好きなので、ハードオフのジャンクコーナーは大好きです。二時間位はあっという間に過ぎそうです。日本人は壊れたら買い換えるという発想をする人が多いので、私は結構グローバル的な感覚なのかなとか思ったりもしますが(笑)、やっぱりこういうものが好きなんだろうなと思います。子供の頃から何も変わってない自分を諦めるしかなさそうです。
ただ、残念なのは修理している暇が無いので軽はずみにジャンク品に手を出せないことです。修理する暇があれば修理して使えるようにしたいんですけどね。
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