たばこは美味しく味わいたい
最近ほとんど時間が取れないので、久しぶりのブログ記事投稿です。
職場の喫煙ルームで喫煙していた時、同僚から「美味そうに吸うね~♪」と言われて初めて自覚したのですが、パイプタバコを喫煙する様になってから、口腔喫煙に切り替えて、無意識に喫煙の仕方が変わっていた様です。
私の喫煙目的は「リラクゼーション」が第一なので、
- お気に入りのタバコ葉が燃える香りを嗅ぐ
- ゆっくりと喫煙(煙)を愉しむ
という所に最も重点を置いています。
この方法がベストとは言えませんが、口腔喫煙は苦手という人で、更に鼻抜きができない人にも簡単にできる喫煙方法、名付けて「鼻腔喫煙」を紹介しておきます。タバコの香りを愉しむ方法として試していただきたいです。
必要なもの
- お気に入りのタバコ
- 空気の動きが少ない部屋
手順
基本的には、口腔喫煙の動作がベースとなります。
まず最も重要なのは、空気の流れが無い(少ない)空間です。私は自室の換気扇を止めて喫煙し、喫煙が終わった後に換気扇を回して換気しています。空気が動くとたばこの香りを楽しむのが難しいからです。屋外では空気が動くのでちょっと無理でしょうね。
タバコを口腔内に溜め込み、鼻で息をすることは誰でもできると思います。水などの液体を口に含んで鼻で息ができないって人はまず居ないと思いますので、誰にでも出来ると断言しておきましょう。
口に含んだまま焦らずにゆっくり鼻で息ができることを確認します。
次に、ゆっくりと口を開けて舌を使って煙を「押し出し」ます。決して「吐き出す」「吹き出す」では無いことを意識します。なるだけ煙は固まりの状態にすると濃い香りを楽しめます。
煙を舌で煙を押し出す位置はアゴの下をイメージするとベストだと思います。煙の温度があるので上の方に上がってくるからです。
続けて鼻で空気を吸い込みます。舌で押し出した煙が空間に漂っているものを鼻で吸い込むだけです。じっくり香りを楽しむため嗅覚を働かせます。
非常に香りの良い煙を鼻から吸い込むことができるはずです。この香りが好みでなければ、タバコの銘柄があっていないか、紙巻きたばこの紙(ペーパー)が燃える匂いが気になっているのかもしれません。
香りの良いたばこ
個人的には紙の燃える匂いが少ない「手巻きタバコ」か「リトルシガー」をお勧めしておきます。ハッキリ言って普通のシガレット(一般的なたばこ)は紙が燃える匂いが臭いですし、ツンと来るのでこれが良い香りだと言う人は少ないでしょう。
例外的に香りを楽しめる普通のたばことしては、ピース(両切り)くらいなもんじゃないかなと思います。ピースのたばこ葉の香りが、紙の燃える匂いに勝っているので、バージニア葉の香りをしっかり楽しめると思います。むろん、両切りピースにしても紙の燃える匂いは臭いので、排除した方が断然良い香りを楽しむことが出来ます。そうです手巻きたばこ用の匂いの弱いペーパーで巻き直すのが理想的です。
香りを楽しんだら
後は深く肺まで吸引した空気とタバコの煙をゆっくり口から吐き出すだけです。
しつこい様ですが流れを記すと
- 口腔内にタバコの煙を溜める
- 口を静かに開けて舌で煙をゆっくり押し出す
- 空気中にタバコの煙が漂う(空気中に置く)
- 鼻で煙を吸い込みながら香りを楽しむ
- 口(肺)から息をゆっくり吐き出す
鼻から空気を吸い込むと鼻の穴は細いのでかなり深い呼吸になると思います。ゆっくり落ち着いてタバコの香りを思う存分楽しみながら喫煙することが出来るはずです。香りにしろ味にしろ、ゆっくり楽しむのがやはり喫煙のポイントだと思います。
一度空気中に漂わせるので煙は薄められますが、香りは桁違いによくなるハズです。空気中に放つことで煙の温度が下がるのでマイルドになって吸い込んでも喉を痛めたりするダメージも減ります。
よく、フレーバー系のたばこは、喫煙者よりも周囲の人の方が香りを感じていると言われますが、まさにその理屈を応用して自分で楽しむ喫煙方法です。あまい香りのたばこでも喫煙している本人はそれほど甘い香りを嗅ぎ取れません。
参考(パーラメントを味わう)
以前、別記事で記したので興味のある方は下記リンクから参照して下さい。
個人的にパーラメントはクールスモーキングが必須なたばこ銘柄だと思っているので(火が強いとクソ不味い&香りが立たない)、クールスモーキングの参考になるかもしれません。たばこを味わうポイントは燃やす(煙にする)のではなく、熱によってたばこ葉から成分を染み出させるところにあると思っています。不思議な事にうまく染み出させることができると口の中で濃い旨味成分が味わえて、しばらく唾液が止まらなくなります。良い(高価な)葉巻ではこの傾向がハッキリでますね。
喫煙方法のバリエーション
おそらく、パイプタバコを嗜んでいる方は無意識にしていると経験上思っていますが、口腔喫煙が上達して来ると、口はタバコの火をコントロールすることに意識が行きますので(極めると意識すらしないらしいですが)、同時に鼻で息をすることは造作もないことだったりします。
空気の動きが無い部屋で「鼻腔喫煙」を行うと、口から舌で押し出した煙の塊がアゴの下から顔の前までジワジワと漂いながら上がってくるので、舌で押し出すと同時に鼻から吸い込むことができます。これがうまくいくとほとんどの煙を吸い込むことが出来るので、非常に濃いタバコの香りを愉しむことが出来ます。
傍目には煙が鼻の穴から吸い込まれていくので、かなり不気味な喫煙になります。この方法は部屋で一人っきりの時に限って楽しみましょう。吸い込む煙の量は自分で加減することになります。
私自身も、部屋のコンディションが良い時は、舌で押し出した煙を鼻でそのまま吸い込むイメージで吸引できるので、感覚的に60%~70%位の煙を鼻から吸引することが出来ます。まぁちょっとした遊びです。
いったん空気中に漂わせることで温度が下がることもあり、非常に良い香りを楽しむ事が出来ます。理屈は単純なので、手をかざして煙が拡散しない様にする等の工夫の余地もあります。
簡単なテクニックだけでフレーバー重視のクールスモーキングを実現する究極の技だとしておきます(笑
なお、純粋な口腔喫煙者(肺まで吸い込まない人)にとっては、おすすめ出来る方法ではありません。煙を鼻腔から吸い込むわけですから「副鼻腔」に関して健康リスクが増える可能性があります。肺喫煙と同じく最終的には煙を肺に吸い込む事になります。その辺りのリスクはキチンと理解しておいて下さい。
もっとも私自身は、リスク以上に深呼吸と良いフレーバーから得られるリラックス効果を期待しているので、過度なストレスを感じてしまったり、緊張が続いた後の喫煙には無意識にこういうことをしています。手軽に良い香りが楽しめる喫煙テクニックの一つだと実感しています。喫煙は奥が深いので色々工夫してみると自分に合う喫煙方法が見つかるものです。
日本国内において20歳未満の者の喫煙は禁止されています。絶対に20歳未満の人は喫煙しないで下さい。また当サイトでは喫煙を推奨する訳ではなく、喫煙者に対してより良い喫煙を紹介する目的で記事を記しています。
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