最近少し温かい日が増えてきました。桜の開花宣言も先日ありましたし、自宅にある柿の木の枝からも芽吹いてきました。いよいよ春の到来です。
振り返ってみれば、今年の冬は、職場でも風邪が蔓延していて四六時中、風邪をひいたり、マスク着用で鬱陶しい思いをして来たものですが、春先になって花粉症、寒暖差とまた体調を崩しやすい気候になっているので要注意だと自分に言い聞かせています。
デザインを勉強することにした
思うところあって、今年はデザインの勉強をすることにしました。
今まで、デザインにはセンスやら色彩感覚やらが必要なので無理だと割り切っていましたが、デザインスキルとセンスは別物だということをあちこちで目にして、センスは抜きにしてデザインの知識を自分にインプットしようと決めました。
理由は色々ありますが、一言で言えば自分のスキルの幅を広げようと思った次第です。
手始めに図書館で本を借りてきた
高知市の場合は、県立図書館と市立図書館の蔵書がリンクしているので市の最寄り図書館で県の蔵書も借りられます。図書カードとネット用ID&パスワードを発行して貰えば、ネットで予約した図書を市立図書館(支所)で引き取る(借りる)事が出来ます。予約待ちを除けば、だいたい中三日見ておけば指定した図書館に届く様です。
返す時は最寄りの図書館の返却ポストに投函すれば良いので、図書館が閉館してしまっている時間でも大丈夫です。もちろん図書を引き取るのは窓口に限ります。若干煩わしいのは土日に窓口に行って借りる手間だけです。高知県と高知市の図書館の蔵書をネットで予約(取り寄せ)して借りることが可能なので便利です。
高知市民図書館ホームページ
デザイン関係はインターネット蔵書検索で探すと多すぎるので絞り込まないといけない位たくさん見つかります。最新の図書を除けば、比較的容易に目的とする図書を借りられると思います。案外みんな図書館を利用していないんですよね、もったいない。
なお、デザイン系の図書検索は「エムディエヌ」で絞り込むと良いでしょう。この出版社は沢山のデザイン系書籍を出版しているのでハズレは少ないと思います。
とりあえず三冊借りてきました。
デザインの基本(理論)を学ぶ
先に記した通り、デザインスキルはセンスとは別ものらしいです。
例えばレイアウトで黄金比などの理屈(理論)がある事は聞いたことがあると思いますが、そういう理屈やら、色の組み合わせの理屈は、数学的に裏付けが取れている知識らしいです。つまり技術ではなく知識だと言うのです。
それらの知識を正しく自分の中にインプットすれば、イマイチしっくり来ないなぁなんて場面でも理論的に改良案が見つかると考えていますし、色の組み合わせも理屈を理解していればそんなに悩む事は無いのかな?とも思っています。
いずれにしても、ここは流行に左右されない基礎だと思うので、教科書的な書籍が必要だと感じており、自分にフィットする教科書を探すのは当分の課題だろうなと思っております。この本一冊で済むとは思っていません。よって図書館の利用は今後しばらく続きそうです。
身近なWebデザインの作例はWebにある
Webデザインを仕事にしている人達が、どういう考えやどういう手順で作品を生み出しているのかを知っておきたくてこの本をチョイスしました。
活躍しているデザイナーの作品を見る機会で身近と言えば、テレビ、雑誌などがあると思いますが、サラリーマン勤めをしているとテレビや雑誌に接する時間はあまりありません。おそらく気分を切り替えて散策出来る時間はお昼休みしか無いなと思っています。
幸い私が勤めている職場は、お昼休みにネットであれこれ見ることは禁止されていない為、色々なサイト(作品)を気楽に見ることが可能です。お昼休みには色々なサイトをチェックして、デザイン的なテクニックがどう取り入れられているかを解析してみるのも面白いかなと思っています。
自分でも試行錯誤してみる
知識がインプットされると、自分からアウトプットすることも大切です。私にとって最も使いやすいと思えるWeb系グラフィックツールは、マクロメディア社のFireworksだったのですが、既にAdobe社に買収され終息させられてしまっているので今後も使い続けることは現実的ではありません。
そうなるとAdobe社のPhotoshopとIllustratorという選択が有力になりますが、ハッキリ言って私はAdobeは好きじゃないので軍門に下るのは心情的に釈然としません。またお金を生み出す段階に無いので高額なPhotoshop利用料を捻出するのも無理です。
よってPhotoshop的なことが出来るツールを他に選ぶ事になる訳ですが、どうせならマルチプラットフォーム(Windows・Mac・Linux)で使えるツールが良いと考えます。
ここでGIMPを選択することにしました。GIMPはオープンソースで開発され続けている優秀なラスター系の無料のグラフィックツールです。同じオープンソースでグラフィックツールを選ぶとなると、ベクター系はInkScapeになるでしょう。
手始めにラスター系でやってみようと思うので、GIMP本を借りてきました。GIMPは現在も仕事で使用していることもあり、テクニック的な事を学べば直ぐに身につくかなと思っています。GIMPはちょっと癖がありますがPhotoshopにも癖はあるので慣れの問題だと思います。ツールは手に馴染むまで使い込むしか無いですね。
ラスター&ベクターが程よく統合されて初心者にも扱いやすかったFireworksは最高のツールだったと思いますけどね・・・惜しいツールを無くしたものです。
デザインスキルは一生使えると思う
デザインを学習しようと思った大きな理由は、将来の事を考えた時に有効なスキルだと考えたからです。私はインフラ系エンジニアをメインとしているのですが、ネットワークやサーバー等の技術は、年々進歩している上に行ったり来たりの繰り返しもあり、不安定な要素があります。また将来も永続的に今のスキルが使えるか?と考えると否です。
つまりインフラ系エンジニアとして食っていく為には、絶えず新しいテクノロジーに接する努力が必要ですし、地方に住んでいるとそういう機会を自分で作らないと疎遠になるということを引っ越ししてから痛感しています。首都圏に住んでいればさほど問題にはならないのですが、地方では最新のテクノロジーに接する機会が非常に少ないのです。言い換えるとインフラ屋として続けるには、ちょっと疲れてきた(飽きた)という感じです。
その点、デザインスキルは基礎を身に着けておけば、後はセンスの問題です。センスは言い換えると個性だと思っています。その個性が世の中に認められるかどうかは運もあると思いますが、一例として道路を走っている車の多様性を例にすれば伝わるかも知れません。
私にとっては不細工な車だなと思える車種でも、それを良いと考えるセンスの人が真剣にそれをデザインして製品化したから存在している訳です。そしてそれを気に入って購入し乗っている消費者も存在する訳です。
つまり、デザイン+センスは個性をより良い状態で形にするスキルだと考えており、自分自身のセンス(個性)を活かしたデザインを生み出せる様になれば、需要の多さは抜きにしても、需要はゼロという事はまずあり得ない訳で、また自分で続ける限りはずっと使えるスキルだと思ったからです。
それに、「デザインやってます」と言えるのは自己紹介として面白いなと思った次第です。最近はホームページやブログで作例を簡単に発表出来ますからね。求職活動する場面でもデザインした作品をブログ等で見せることが出来るのは、ウリになるんじゃないかな?と考えています。
Webのスキルはデザインとはまた別
Webの業界にも5年ほど関わってきた経験から言えば、Webのスキルとデザインのスキルは全く別物だと理解しています。凄くセンスの良いデザインが出来てもWebは全く分からないというデザイナーさんも実際にいました。逆に私の様にWebサイトを構築することは出来るとしてもデザインは無理!という人も多いのです。
私自身、Webスキルはそこそこ身につけているので、デザインが出来るようになれば、鬼に金棒じゃないですが、まさしく両輪を得たかの如く走り回れるんじゃないかなと考えています。デザインスキルはなんとしても身につけたい。そう思える様になったのも自分を客観的に見られるようになった成長じゃないかなと思っています。
焦らず頑張ろうと思います。
最後に
この後借りたいと思っている書籍をリストアップしておきます。人気がある図書は、常に誰かが借りているので順番待ちになるのです・・借りて読んで気に入ったら買いますけどね。
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