Webカメラの不満点
USB接続のWebカメラは、LogicoolのC920を使っていますが、PCでオンライン会議なんかをする場合は程よくオートフォーカスでピントが合って良いものの、ちょっとカメラから離れるとピントが甘くなるのでノートパソコン持参で外出した先で撮影する場合などには使えない状態でした。C920はステレオマイクを内蔵しているのでそれなりの空間音は撮れるものの、肝心の画像がピンアマなので残念でした。
結局、スマートフォンで撮影するとかしないと残念なので不満に思っていました。殆どのWebカメラはパンフォーカスですから満足の行く画質で動画撮影が出来ません。近づきすぎてもピントが合わなくてダメですし。
SANWA CMS-V45S
半ば諦めていたのでろくにリサーチもしていなかったのですが、ひょんな事からサンワサプライのCMS-V45Sがオートフォーカス仕様で、遠景から10cm位近くまでピントが合うという情報を得ました。かなり興味が沸いたので仕様等を確認しました。
サンワサプライ WEBカメラ オートフォーカス機能搭載 フルHD マイク内蔵 Skype Zoom Teams対応 CMS-V45S
オンライン会議用途だけではなく、作業している手元の撮影や、風景の撮影に使えるということを知って購入して試してみることにしました。Amazonでセールになっていて値下げされていたタイミングだったのも購入した理由です。(購入したタイミングでは3,945円でした)
SANWA SUPPLY CMS-V45S
試してみたところ、推定7cm程度までバッチリピントが合いました。Windows 10に標準で備わっているカメラアプリをバーコードモードにして動作させると、無難にバーコードを読み取ってくれます。
Logicool C920と比べると若干レンズの焦点距離が望遠寄りになっているので、C920が広角レンズっぽく感じます。個人的には広角寄りのレンズが好みなのでこの点は惜しいですが許容範囲です。もちろんオンラインミーティング用途では問題なく使えると思います。ノートPCに接続して遠景の風景を撮影する際にはちょっと惜しいと感じます。
オートフォーカスによるピント合焦の精度はまずまずで、これはレンズの性能なども関係してくるので許容範囲というか合格点だと評価したいです。三脚に固定するネジ穴もあるので手元撮影にも良い感じで使えました。デジカメで撮影するのと違ってPCのモニターで確認しながら撮影出来るのでかなり便利です。
音に関してはノイズが多い
製品の性質上、音質にはこだわっていない様なので仕方ありませんが、モノラルの録音になり静かな場面ではノイズが目立ちます。購入する前に分かっていた事なので妥協点として覚悟はしていました。オンラインミーティング等で使用する場合は、発言しない時はマイクをミュートする等すれば全然問題ないでしょう。発言している時にはノイズは目立たないからです。
汎用的に使用するにあたり音質が重要な場合は、別途にマイクを用意するなどして撮影する必要がありそうです。撮影画像は使えるので音質に関しては割り切りが必要と思われます。
コードが固い
これも惜しい点ですが、USBケーブル(1.5m)がやや固いので取り回しの時にカメラ本体に力がかかって調整した角度から動いてしまうことがあります。もう少し柔らかいケーブルを使用してほしかったものです。やはりオンラインミーティング等に使用する事しか想定されていない様です。
これらの不満点を全て解消しているWebカメラだったなら、もしかすると大ヒットな商品になっていたかも知れませんね。
価格的には9,800円(税抜)ですから、廉価版とはランクの違う製品という位置づけだと思います。やっぱりもうちょっと配慮して製品化してほしかった。とても惜しい製品だなぁという印象ですが、工夫次第で色々使えるので買ってよかったと思います。
余談(Logicool C270のピント調整)
近くにピントを合わせられるWebカメラをリサーチしていて、LogicoolのC270というモデルが保証外の方法でピントをかなり近くまで合わせられる(改造)ということを知りました。マクロ撮影専用にするのであればこれも有りじゃないかなと思います。情報によると2cmまで寄れるみたいなのでかなり拡大した画像が撮影できそうです。
ロジクール Webカメラ C270n HD 720P ストリーミング 小型 シンプル設計 Windows Mac Chrome 対応 ブラック…
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