自転車のヘッドライトを交換
かみさんが使用しているママチャリのヘッドライトをLEDタイプに交換する事にしました。
交換のキッカケは、実家にチャリで行った際、うちの弟が自転車のライトが暗いと気づいてくれたらしいのですが、たまたま弟も自転車のヘッドライトが暗くて自分で交換したばかり。その経験から「コレ良いよ!」とついでに買っておいてくれたわけです。
Panasonic SKL095
弟が買っておいてくれたのは、Panasonic SKL095でダイナモ(発電モーター)とヘッド(発光部)がセットになったものでした。550cd(カンデラ)あるので、普通の電球タイプに比べると明るいと思います。
今まで使っていたライトを取り外してみました。電球タイプはこんな構造になっていますが、光の色は黄色く、ぼんやりした感じで確かに暗いですね・・
電球には、DC6V 2.4Wと刻印されています。
交換作業の前に確認してみた
作業に取り掛かる前に、かみさんのママチャリの現状を確認してみたところ、ダイナモがハブ(タイヤ)に内蔵されているタイプで、現状としては一本の電気配線で発光部に接続されているタイプなので適合性となると、ちょっと適合しない感じです。
電気的特性:6V 2.4Wのハブダイナモ(発電機)が自転車のタイヤ(正確にはハブ)に内蔵されています。
ライトは発光部に配線が一本なされているだけです。(アースは筐体で取っているもよう)
一体型を取り付ける事は可能だが・・
もちろん、ハブダイナモの発電電力は放置して、このSKL095を取り付けることは可能なのですが、理屈で考えればダイナモを二つ回転させる事になるので自転車を漕ぐという労力面では非効率的です。発電機を2つ分回転させる為チャリのペダルを漕ぐ労力も必要ですし、漕ぐのをやめた時に進む慣性力も当然弱まります。
かみさんに確認すると、当然ながらなるだけ軽く走れる方が良いという要望が出たので、弟が調達しておいてくれたSKL095を取り付けるのはやめて、ハブダイナモ専用のヘッドライトを別途手配する事にしました。
Panasonic SKL093をチョイス
サラリーマンの辛い所は平日のお店が営業中には仕事で買い物に行けないことです。よって今の時代、どうしてもネット通販に頼ることになります。もちろん土日の休日に買いに行くことは可能ですが、土日に交換作業をしたりすることを考えると、買いに行く為に必要な「時間」は貴重であり惜しいのです。
今回は通販で予め平日に入手しておいて、週末に交換するという段取りにしました。
週末に交換作業を行った
いずれも550cd(カンデラ)で明るさは一緒。付属品はちゃんとしているので、一般的なママチャリであれば交換は容易です。今回は写真撮影で時間が余分にかかりましたが、実質10分程度で作業は終わったと思います。
交換作業に際しては適切なサイズのドライバーと、出来ればラジオペンチがあれば良いでしょう。ソケットレンチがあれば確実な作業が出来ますが必須ではないです。配線の固定方法によっては先端が細いニッパが必要な場合もありそうですね。
交換前に並べて比較してみました。
今回使うSKL093をパッケージから出して既存のものと比較。パッケージの裏面には説明書が印刷されていました。PanasonicのSKL093はスリムな形状だとわかると思います。スポーティーな自転車向けと言えるデザインです。
交換手順
手順を記しておきましょう。下写真の接続コード端子を引っ張って取り外します。作業は手でも出来ますが、ラジオペンチがあるとやりやすいですね。先曲がりタイプだとなお良し。
ラジオペンチで引っ張って取り外したらこんな感じになります。
かみさんのママチャリの場合は、プラスチックのクリップで配線を留めているだけだったので引っ張ると取り外せました。ステーにぐるぐる巻きにしている場合もあるでしょうし、インシュロックタイ(ナイロンバンド)で留めている場合もあるかも知れませんが柔軟に対応するしか無いですね。
見た目シャープな印象を受けます
ヘッドライトを固定している部分はナット(+ドライバ)で取り外せるので簡単です。新しいヘッドライトを同様にして取り付けます。上の写真は既に交換した状態です。
新しいヘッドライトの方は配線が長いのでステーにぐるぐる巻きして長さを調整することにしました。
なお、このSKL093には、本体下に光センサーがそなわっており、暗くなると自動的に点灯する仕様ですが、意図的にそのセンサーを覆うスライドスイッチがあるので、昼間でも常時点灯が可能です。(取付後テストにも便利でした)
結果的にはこんな感じで仕上げました。デザイン的にはちょっとスポーティーな印象なのですが、ケースがブラックなので目立たず悪くはないと思います。
配線をステーに巻きつけてダイナモ(発電機)に接続
出来上がりです。配線はなるだけ内外にはみ出さないようにすることがポイントです。内側にはみ出すとスポークと干渉して削れる可能性があります。外にはみ出すと狭い場所で何かに引っかかって断線するリスクもあります。
じっくり観なければそんなに違和感はないかと
ヘッドライトの取付角度はチューニング(調整)が必要
これは実際に使ってみて調整するのが一番です。理想は水平より少し下げて、走行中の自転車の3~4m先を照らす感じが良いと思いますが、光の広がり方もありますので、走行車両(対向車両)に光でアピールする目的であればもう少し先を照らす取付(水平に近づける)でも良いと思います。
付属の取付ボルトは、+ドライバーでも回せる様になっているので、少し走ってみて感覚的にベストな角度を探しながら再調整していただきたいと思いますね。
無灯火について警鐘
私自身は、自転車はもちろん、自動車、オートバイを運転しますので、夜間の無灯火はチャリの存在に気づくのが遅れ、急に飛び出して来られて恐ろしい思いをさせられる事がしばしばあります。あまりに悪質な無灯火チャリに対しては怒りに近い思いを抱くこともありますが、反対側の立場を経験して無い特に免許を持たない若年層は危険だと思います。
自分の身体と命は自分で守らなきゃならないという事は、幸い私は16歳でオートバイの免許を取ってそれ以来運転し続けているので、嫌という程知っています。暗くなると走行車両のライトの光が入り混じり、影は本当に見えにくくなります。
自転車に乗る人は、夜間は特に自己アピールとしてのヘッドライトは必須アイテムですので、意識を持ってない人は想像力を働かせて自分で自分を守って下さい。ヒヤリハットで済めば良いですが、事故になって障害が残ったら人生を損するのは自分です。
例え相手が注意していても無灯火で見えにくいものは認識出来ません。逆に言えば無灯火のチャリに突っ込んで来られたら車両運転側も加害者として罰せられて非常に迷惑ですからね。お互いが損する事になります。
SKL093の説明書
パッケージ裏面に説明書きがあったので、スマホで撮影した画像をアップしておきます。私が購入時に知りたかった電気的仕様(電源:6V 2.4W)という情報はPanasonicの公式ページにも、ネット通販サイトの情報にも記載されて無かったので、通販は販売者の配慮が無いと辛いなと思ったりします。
自動点灯について
最近のチャリンコ用ライトは、ハブダイナモが増えているらしく(漕ぐ力が楽なので)自動点灯タイプが一般的になっている様です。点灯するしないの切り替えの仕組みは簡単で、ヘッドライト部分に光センサー(フォトセンサー)が実装されており、光によって電気特性が変わるのでそれを検知してライトのON/OFFを自動的に制御する回路が入っています。
下写真の例では、本体底部に丸いセンサーが付いているのが分かります。
下図がフォトセンサー(光センサー)の拡大です。これが付いているタイプのライトは、手で塞いで光を遮れば日中でもライトが点灯するので動作チェックが可能です。テープで塞いでも行けると思います。
フォトセンサーは、比較的安い電子素子なので最近は当たり前に実装される様になったみたいですが、ダイナモ一体型は当然ながらライトを使わない時はダイナモを起こす(解除する)ので、フォトセンサーは実装されていないと思います。
今回検討したLEDライト
SKL092にするかSLK093にするか正直迷いました。SKL092はLEDが5灯実装されていますので100cd(カンデラ)と倍近くの数値でかなり明るいです。また前方だけではなく側面にも光が広がる様に配慮されている様ですので比較検討されると良いと思います。
パナソニック(Panasonic) 5LEDハブダイナモ専用ライト 前照灯 CP自転車 白色 W58×D59×H74mm SKL092
ダイナモ(発電機)が付いていない自転車に取り付ける場合は一体型という選択肢もあります。
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