伝統の日本食である「ぬか漬け」
うちのかみさんが「ぬか漬け」を始めて半年以上経過しました。その頃に「南部鉄」をぬか床に入れると鉄分が溶け出して、ぬか漬けが綺麗に漬かる&鉄分が吸収されてミネラルを補給できる(貧血に有効らしい)ということで記していたのですがすっかり忘れてました。
ばあちゃんから聞いた話だと昔は釘などを入れていたそうです。しかし昔の釘と現代の釘は成分が違うらしく(鉄と何かを混ぜて合金化しているらしい)、現代においては釘を入れるのは良くないと小耳に挟んだことがあります。実際のところどうなのかは私にはわからないですが釘が昔と同じ純鉄で作られているとは考えにくいので信憑性はあるかなと思っています。
安心の南部鉄器
さてようやく南部鉄製の鉄ナスをゲットしました。南部鉄は鉄鍋などの鉄器に使われますので鉄の成分を考えても安心です。南部鉄器の鍋なんてちょっとした高級品ですからね。材質の違いってのは大きいと思います。
鉄ナスの大きさは意外と小さくて、手のひらに余裕で乗るサイズです。でもこの大きさならさほど大きくない「ぬか床」にも潜りこませられるので便利だと思います。
鉄ナス。水取り用しゃもじ。NZ-TN
材質/鉄・南部鋳鉄
鉄製のしゃもじから鉄分が溶け出し、ぬか漬けに入れるだけで鉄分の補給ができます。又、中央がへこんでいて、ぬかから出る水分を、すくい取ることができます。鋳鉄生地の成分は、体に入っても全く害はありません。サビが気になる場合は、たわしなどで洗ってください。
MADE IN JAPAN 高木金属工業株式会社
なんとなく可愛らしいデザインというのも良いものです。
ぬか床を見せてもらった
かみさんに、ぬか床を見せてもらいました。今は昆布を入れてるそうで下の様な状態でした。時々塩気をチェックして塩も足しているそうです。精製塩(塩化ナトリウム)よりもミネラルが含まれている天然塩が良いのは言うまでも有りません。この中に鉄ナスを潜りこませます。
半年以上ぬか床を維持できているコツは、冷蔵庫の中に保管しているからだそうで、常温よりも発酵が穏やかな分、カビたりしにくくて初心者向けだそうです。大きめのタッパウェアをぬか床入れにしているらしいです。
ぬか床の容器は陶器とかの豪華そうなのもありますが、タッパウェアが軽くて蓋もしやすくて今のところ一番扱い易いそうです。追々慣れてきたらちょっといい感じの容器にステップアップしても良いかも知れません。
ナスの色が鮮やかになった
ナスを漬けた時のナスの色(紫色)が鮮やかに出て大喜びしていました。ナスの漬かり具合は調整が難しい様ですが(内側が生っぽかったり)、南部鉄の鉄分で確実にナスの色が変わるのが確認出来ました。ぬか漬けをしている人でナスの色が上手く出なくて困っている人は簡単なのでぜひお試し下さい。
近年は鉄製の鍋を使った調理をすることがまず無いので(ステンレスかアルミが主流)、鉄分補給という意味でもメリットはありますね。
蛇足ながら、私の大叔母が言うには「粗大ごみでとても古い鉄鍋が捨ててあったら拾って修繕して使う価値がある」との事です。それだけ昔の鉄製鍋は貴重品なのだとか。流石に粗大ごみから拾うのは気が引けますが、昔の人はそれくらい意識して鉄分を身体に取り入れることが当たり前だった様ですね。
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