意識せず使っていたボールペンが実は凄かった
誰かに貰ったのか?意識する事無く普段使っていた黒いボールペンがつかなくなったので、ペン先が潰れたかなと思ったら完全なインク切れでした。私の場合、ボールペンでインクを最後まで使い切れる事はそうそう無いので(インクは残っててもつかなくなるかボールペンを紛失する)、最後まで使えたのはなんだか嬉しい感じです。
今回は使い捨てせずにリフィル(替え芯)を買って使い続けようと思いました。このボールペンは書き味が良くて気に入っているのです。

ボールペンのボトム側がネジ式になっているので中身を取り出してみたら、なにやら仰々しい感じの構造をしています。ボールペンの芯が透明ケースの中に入っている感じ。乾燥しない様にしているのかな?
刻印からリフィルの型番が判明
リフィルを取り出してみて良く確認してみたら、刻印されている文字があったので型番判明です。「UNI SNP-7」と記されていました。
文房具店に探しに行くのも手間なので(置いてなかったら無駄足になる)、Amazonとかで他のモノと一緒についでに買えたら便利なのになと思って調べてみたら1本で120円ですから替えインクとしては安くは無いですね。元々このボールペンいくらで買ったんだっけかな?記憶にありません。
商品名:UNI Power Tankと判明
Power Tank(パワータンク)という名称が分かったので検索してみたら三菱鉛筆の製品紹介のページがありました。インクを圧縮空気で押し出す構造になっているんだとか。それでなめらかな感じで描けると言うカラクリか!
これで思い出しましたが、子供の頃、インクが少なくなって書きづらくなったボールペンの芯を出して、後ろの部分を口で吹きながら紙に描いてボールの回転を回復させたものですが、原理としてはアレと同じですね。これを現実に製品化しているのはアイディア(特許)と技術力だなと思います。原理的には小学生でも気づくアイディアですが実現するのは凄い技術です。
Power Tankの凄さを今更知った
実は製品の特性を知らずに使っていたのですが、実際、このボールペンは書き味が良いので自然に手に取って一番使っていました。グリップの具合も良い感じで、リフィルを交換してまだ使い続けようと思わせる魅力があります。ちょっと見た目が野暮ったいですけどね。
Power Tankの筆記における特徴(特筆点)としては、下記の様に製品紹介されています。
- 上向きでも書ける
- 壁にも書ける
- 濡れた紙にも書ける
- 氷点下でも書ける

製品の公式発表ではないのですが、加圧の原理からすると無重力の宇宙空間でも書けるボールペンになると思います。多分そうに違いありません。宇宙飛行士さんが愛用しているとかそういう情報は無いのかな?
コスパ高しと考えを改める
これだけの高度な技術が投入されている製品としては、替えのインクが120円というのは破格の値段かも知れません。120円払ってリフィルを入手する価値があるボールペンだと思えて来ました。むしろ安過ぎる位じゃないかなと感じます。
できればこのリフィルを使える、もっと所有欲を満たすボールペン本体が発売されたら良いのになと思ったりもします。
このリフィルの規格が標準化されればリフィルを使用できます。そういうボールペン本体がサードパーティーからも発売されるかも知れませんので、密かに期待しておくことにします。
しかし、これだけ高性能なボールペンが200円で買える事はある意味奇跡的だなとも思います。三菱鉛筆の精密技術は素晴らしいですね。このボールペン(UNI POWER TANK)はオススメです。
是非一度、騙されたと思って一度使ってみてください。油性ボールペンでこれだけスラスラとストレス無く書ける(描ける)のは凄い技術だと思います。乾いたインクがダマになって付着するなんて事もありませんでした。ボールペンのさらさら書き味は水性のもんだと感覚的に思っていましたが考え直さなくてはならないと思いました。
Power Tankのラインナップ
私は0.7を使っていますが、製品のラインナップ的にはペン先サイズが0.5、0.7、1.0の3種類から選べて、0.7は色のバリエーションが豊富で4種類(黒、赤、白、青)です。
ついでに、持ってない「赤」と「青」を買っておこうかなと思っています。
リフィルは定価100円+税だった
公式サイトで気づいたのですがリフィルの定価が100円(税抜き)だと分かりました。という事はAmazonで買う方が高くつく訳ですね。販売しているショップが送料分を含めて価格設定しているっぽいです。
高知市内の場合、内田文昌堂ならまず置いていると思いますが、その為だけに行くのも面倒です。やっぱりAmazonでついで買いかな。
しかしこの技術が詰まったリフィルの定価が100円というのが驚きです。空気圧で押し出す仕組みになっている訳ですから、ペン先の品質が悪ければ下手をするとインクが空気圧でダダ漏れしてえらいことになりかねません。インク漏れすると、それこそメーカーはクレームの嵐を受けることになります。ボールペンのヘッド部分の品質が良いと言う証拠です。
そんな信頼性のあるボールペンリフィルを100円で製品化している訳ですから、三菱鉛筆(UNI)は凄いメーカーだ!と感心してしまいました。
参考:加圧式ボールペンはトンボ鉛筆も商品化している
実用性重視な加圧式ボールペンですが、性能の割にマイナーな位置づけです。フィールドワークや現場でのボールペン使用には加圧式ボールペンは最強なんですけどね。
そんな加圧式ボールペン、実はトンボ鉛筆(Tombow)も商品化しています。トンボ鉛筆の加圧式ボールペン・エアプレス(AirPress)は、手動でノックする度に加圧するピストン機構を装備する構造になっているというユニークさがあります。カラー展開は4色(BC-AP12、BC-AP20、BC-AP54、BC-AP52)です。





若干短いショートボディーになっているので、フィールドワークなど携行性重視の現場で活躍しているそうです。クリップはしっかり開閉できる機構になっているのでノートなど厚手の用紙やバインダーにもしっかり留めることができる様に配慮されています。
弱点としてはリフィルの長さが短いのでインクが充填されている量が少なく長持ちしないところです。リフィル交換時期が早く訪れるのでランニングコストは落ちます。やはりフィールドワークなどの現場で筆記具としての使い勝手を重視する向きです。エアプレスも捨てがたいですね。
追記
パワータンクのリフィルを手に入れたので追加記事を記しました。これでインクが切れたPower Tankがリフィル交換で復活しました。よかったら追加記事も読んで下さい。
コメント
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