ホームページビルダーのどこでも配置モード
ホームページビルダー6.5なんて古いアプリを今頃引っ張りだして来ていじっている訳ですが、一応HTMLとCSSは理解できてるつもりなので、ホームページビルダー6.5がいかにダメダメなHTMLエディタなのかを再検証してやろうじゃないかと思って弄っていたら、当時は結構凄いアプリだったんだなと気づきました。
大抵のHPB 6.5で作られたサイトを見ると、レイヤー多用しまくっていてソースの可読性が非常に悪くてメンテするのも大変って事が多いのですが、使ってみてはじめて、仕様にある「どこでも配置モード」が元凶だったんだなとようやくわかりました。
レイヤーで浮かせて座標で定義するので、マウス操作で自由にオブジェクトを配置出来るのは想像に容易いことです。なるほどHPB 6.5で作られたサイトが最悪なソースをしているのはこういうことだったのか。
確かに、初心者がワープロよりももっと自由にレイアウトを凝って編集出来るとなると、「どこもでも配置モード」を選ぶだろうなと思います。あれもこれもと画像等のオブジェクトを画面上に貼り付けまくってゴテゴテしたレイアウトのサイトを作ってしまう。
もちろんそれでもブラウザが正しく解釈してくれれば良いのですが、HBP 6.5の良くないところは、Javascriptを多用してギミック的な動きを実現している事です。更に試してみて気に入らないから削除してもJavascriptの残骸が残ってしまう様です。使ってないJSをクリーンナップ(削除)してくれないのかな?
ホームページビルダーのHTMLエディタ
悪いところは沢山分かったのですが、基本的なHTMLエディタとしてはどうなんだろうか?という視点で見てみたところ、なかなか良い具合に作られている事も発見しました。残念ながらCSS定義を外部ファイルにまとめて分離するという仕様ではなさそうなので(確認不足かな?)、htmlファイル1つずつにCSS定義が記されていきます。サイトのページが10ページあれば同じ様なCSS定義が各ページに施される訳です。
意味ないし・・
CSSに関しての仕様が甘いのでは?
CSSの本当のメリットは、CSSを定義しているファイル一箇所を修正するだけで、サイト全体を制御出来るという点だと思っています。学習した当初はピンと来なかったのですがこれは本当に画期的な技術進化だったと思います。
残念ながらHPB 6.5の時代の仕様では、CSS定義するメリットはClass定義した(同一ページ内で何度も使用する)書式でしか生かせないと思いました。ページ内をIDで指定しているのに一々CSSで管理するのは意味あるのかな?
もちろん、HTMLとCSS定義を同一ファイル無いであれ、分離出来るという点では段階的な技術進化だったのだと思います。慣れればCSS定義部分でコントロール出来ますからね。
やっぱり今となっては学習用(HTMLとCSSの関連がどうなっているか学ぶ)位にしか使えないと思います。それでもこの時代にこの仕様をアプリとして実現していたのは凄いなと思います。
上と下の図はCSSでFONTをREDにするだけの話ですが、Classの概念が直ぐに理解出来ると思います。
余談ながらVMWare Pleyerのユニティ機能のお陰でキャプチャ取得も簡単でした。
もはや仮想環境で動いているアプリという意識が薄れる位に垣根がなくなっている仮想技術凄いなと思います。
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