久しぶりのブログ記事投稿です。
ノートPCを引っ張り出してきて記事を記そうとしたところ、なかなか画面が表示されない。CPU冷却ファンはブンブン回ってる。この季節(寒くなってきた)でなぜこんなにファンが回る?ちょっと調べてみると原因が判明しました。
使った調査方法は、Windowsのタスクマネージャーを起動し、「プロセス」タブを選択、「すべてのユーザーのプロセスを表示」として、PC全体でどういうプロセスが動いているかを調べます。「CPU」タブをクリックしてCPU消費率順に並べると良いでしょう。
そうして調べてみるとNTTセキュリティ対策ツール(実態はトレンドマイクロ・ウィルスバスター・クラウド)が暴走している状態で、PCのハードウェアリソース(CPU、HDD)を食いまくってPCが全く使用できないレベルに陥っていました。
HDDリソースの消費は、「リソースモニター」からモニタリングができます。後述します。
確かに久しぶりにPCを取り出した(電源を入れた)ので、セキュリティチェックは大切だと思いますが、だからと言ってこちらはやりたい事があってPCの電源を入れた訳ですから、それを妨害する様な振る舞いはセキュリティ対策ソフトとして失格だと思います。裏方に徹しろよと言いたいですね。(非常に有害なウィルスが出回ったなどの緊急の時は仕方ないですが)
私がこういう書き出しをしたのには理由があります。ウィルスバスターには、ほとほと嫌気がさしているという「職場」で散々振り回されたことがあって、「自宅のNTTセキュリティ対策ツールでもこれかよ!」と呆れると共に怒りを覚えているからです。つまりこの記事はウィルスバスターをDISる記事です。
トレンドマイクロ社を支持されている方は読まない方が良いかも知れません。
NTTフレッツ・セキュリティ対策ツール
NTT西日本のフレッツ光には、セキュリティ対策ツールが付いてくるというサービスが提供されています。しかしNTTがセキュリティ対策ツール(アプリ)を開発しているわけではなく、実態は外注であり、トレンドマイクロにOEM発注して、NTTブランドでウィルス対策ソフトをユーザーに配布しています。
利用料はフレッツ光サービスの料金に含まれているので、使われた分だけトレンドマイクロに支払っているんじゃないかなと想像します(使われてない分はNTTの儲けかな?)。
根本的に、トレンドマイクロ・ウィルスバスター・クラウドは問題が多く、ハイスペックなPCでも処理が異様に遅くなったりと多くの弊害をもたらしており、職場でもまさにウィルスバスタークラウドを使用していたので実害(トラブル)ありありでした。
※必ず不具合が起きる訳では無いのが厄介です・・
NTT西日本セキュリティ対策ツールVer.8
私の仕事の一つは社内のPC管理なので、そのトラブル発生毎に出動して対策したり、トレンドマイクロに問い合わせをしたりしたのですが、
「再起動して下さい」とか
「一度アンインストールして再インストールしなおして下さい」
というレベルの回答しか得られませんでした。もっと突っ込んでみたりもしたのですが、トレンドマイクロのサポートのレベルが低すぎて話になりませんでした。
結局、職場で検証した結果、「ESET Endpoint Protection Standard」に変更することにして、手間暇をかけて一台ずつ入れ替え作業をしました。ウィルスバスターのライセンス期間はまだまだ数年単位で残っていたのですが、ウィルスバスターの暴走で業務に支障が出る不具合を放置してられませんので捨てる事になりました。実情を管理職に報告して承認して貰いました。
ウィルスバスター・クラウドから、ESETに変更する作業
- ウィルスバスターのアンインストール
- PC再起動
- ESET Endpoint アンチウイルスをインストール
- ESETをアクティベーション
- ESET Remote Agentのインストール(ESET Remote Administratorとの連携)
これらの手順でウィルスバスタークラウドを止め、ESET Endpoint Antivirusに入れ替えました。
その結果、PCが激重になる症状は全く出なくなり非常に快適になりました。オマケに今までウィルスバスターに見過ごされていたマルウェアが沢山検出されました・・・(各ベンダー毎に得意、不得意はあるかもしれませんが)
トレンドマイクロ・ウィルスバスター・クラウドの悪行
突き止めるのは基本的なPCスキルがあれば比較的簡単です。タスクマネージャからリソースモニタを起動してプロセスの状態をモニタリングするだけです。もっともウィルスバスターが暴走してタスクマネージャすらまともに動作しなくなる事も有るんですが・・
下図にある「coreServiceShell.exe」が思いっきりCPUリソースを食い荒らしている場合は、ウィルスバスターの暴走と言って良いでしょう。これ(下図)でも比較的落ち着いている方です。(PCの動作はスペック次第ですがもっさりした感じになります)
次に調べたいのはディスク活動のプロセスです。「読み取り」順で並べ替え(ソート)すると、下図ではcoreServiceShell.exeが1秒間に最も読み取りを行っていることが分かります。つまりHDD(SSD)のアクセスを占有していると言えます。
このcoreServiceShell.exeがCPUリソースとHDDリソースを傍若無人に食い荒らす症状が起きた場合は、ウィルスバスターが暴走していると考えて良いと思います。
この症状が出るPCと出ないPCがあって、これまた理由(原因)が分からないので対処のしようがありません。ちなみにトレンドマイクロに問い合わせた回答は、上述の通り、PC再起動、もしくは再インストールをしてくださいとの内容でした。
仮処置を行って一時的に症状がおさまってもまた再発します。
論理的に考えれば根本的な原因が解消されていないから起こるんだと想像がつくと思いますが、開発元がこの原因を突き止めていない様なのでもはやどうしようもありません。もしくはウィルスバスターごときを解析して原因をつきとめるか?まぁ不毛な作業なので私はそんな無駄な事はしません。
ESETファミリーセキュリティー
今期、スマートフォンを更新したので、私とかみさんのスマートフォンのセキュリティ対策ソフトを検証する事にしたのですが、真っ先にESETをチョイスしました。幸い30日の評価使用が出来るので二人で試してみたのですが、インストールしたからと言って遅くならないし、通常の利用ではウィルスなんて検出されないので何事も無く評価期間を終えました。(私のスマートフォンとPCは意図的にウィルスを検証するサイトに行ってウィルス等の検出を確認しました。)
機能的にもウィルス対策はもちろん、迷惑対策(メール、電話、SMS)が実装されているし、紛失対策(盗難対策)も備わっているので、これをチョイスする事に決めました。
ESETを選択した理由で決定的だったのはコストパフォーマンスの高さでした。なんと5ライセンス(5台分)で3年利用可能となっていて価格は4,500円程度。安すぎるという不安は既にありません。何しろ職場のPCもESET(法人版)に全て入れ替えたし、自宅のPCでも検証、スマートフォンでも30日評価版で検証済みだったからです。納得した上で選択した訳です。
1ライセンス用のESETパーソナルセキュリティもありますが、ファミリーセキュリティと比較するとあまりおいしくはありません。というかファミリーセキュリティがコスパ高すぎるんですけどね。2台以上のデバイス(PC、Mac、Android)を持っている人は、ファミリーセキュリティを選ぶのが得策だと思います。
PCの動作が普通に戻った
胡散臭い表現になると良くないので、決して「PCが速くなった」とは記しませんが、体感的にはウィルスバスターで遅くさせらてていたPCがキビキビと動くようになったので、体感的には速くなったと感じます。しかしこれは「本来のPCの性能を取り戻した」にすぎないのです。逆に言えば「PCの性能をウィルスバスターの重さによってスポイルさせられていた」とも言えます。
さらっと記すと自宅には、現在使っているPCが2台あります
- Windows 7 PC Intel Core i7 MEM:8G
- Windows 10 PC Intel Core 2 Duo MEM:4G
いずれもHDDからSSDに換装していますのでディスクアクセスは桁違いに速くなっています。SSDに交換した時は劇的に快適に使用出来ていたものです。しかしいつの間にかもっさりと遅くなっていて、ジリジリとストレスを感じる様になりました。
今回、ESET Smart Security for Windowsに変更して、その動作が本来の速度(レスポンス)に戻ってきたと感じます。遅くされていたものが元通りに戻ったので、体感的には速くなったと感じて当然です。速くなったわけではありません。
タダ(無料)が悪いとは言わないけど見極めは肝心
仕事では日々、PCを利用しているのでPCを操作することは慣れていますが、逆に言えば飽々しています。出来れば自宅ではPCには触れたくありません。
しかし、こうしてブログを記したりすることはちょっとした気分転換にもなるので、たまにノートPCを引っ張り出して作業をする訳ですが、その度に遅くてイライラさせられていては精神衛生上よろしくありません。
NTTフレッツセキュリティ対策ツールが、フレッツ光に無料でついてくる(という謳い文句だっと思う)ということで、とりあえずインストールしておいた訳ですが、ジリジリと遅くなってPCの操作が追いついて来ない為ストレスになっていました。
今回、スマートフォンのセキュリテイ対策でESET製品を購入し、マルチライセンスの為に余っていたから入れ替えてみた訳ですが、職場での検証通り、良好な結果が得られたので、ESETを買って良かったなと思っています。少なくとも3年はこのライセンスが使用出来る訳ですから。(願うのはこのまま安泰で動作し続けて欲しい)
もし、NTTフレッツウィルス対策ツール(トレンドマイクロ・ウィルスバスター・クラウド)を使っていて、PCの動作が異常に遅い、イライラさせられているという方は、一度、ESETの評価版を申し込み(メールアドレス必要)、30日の評価を行ってみることを強くオススメします。
世の中にウィルスバスター・クラウドの素行の悪さでイライラさせられている人の為に今日は敢えて、特定製品をDISる記事を記しました。本当にトレンドマイクロには改善を強く願いたいです。
宣伝ですが・・
Amazonで購入できるウィルス対策ソフトへのリンク(広告)を張っておきます。価格を比較してみるとわかると思いますが、大差ない、もしくはウィルスバスターは割高だとわかると思います。
個人的にはESETを選択しました。ESETはウィルスバスターに比べると柔軟な設定が施せる反面、普通の人にはわかりにくい(複雑)画面があるので、見ると嫌になる可能性が無いとも言えません。しかし一般ユーザー向けのパネルは当然ありますし、そこから詳細設定に入って行き、挙動をコントロールできるという事は、内部構造をより「見える化」している訳ですから、良心的だと思っています。反面ウィルスバスター・クラウドには詳細設定に該当する項目は無く、何もコントロールできません。
ESET社はスロバキアの会社ですが、日本国内販売(代理)は、キャノンITソリューションズ(株)が行っています。サポートももちろんキャノンITソリューションズが窓口ですから日本語で問い合わせできます。
トレンドマイクロはイギリスの会社(日本法人あり)です。テレビでもCMを打ってますから知名度はウィルスバスターの方が断然高いと思いますが、それだけ(無駄に)広告費を使っているということになります。
各社、30日程度の評価版を公開していますので、インストールして使ってみて、自分なりに評価をしてみることを強くおすすめします。納得した上でその製品をチョイスして欲しいものです。
とかく日本人は人任せにしてしまいがちですが、セキュリティツールを使うということは、自分で納得したところに任せる(対価を支払う)べきだと思います。そうしないと本当に良いものが残りません。
お疲れ様です。
私のノートPCが異常に遅いのはやはりウイルスバスターのせいでしょうか。
2年半経過したので、そろそろ交換時期なのですが。
とりあえずウィルスバスターのライセンスキーを保存して(戻せる様に備えて)から、ESETなどの他のウィルス対策ツールを一時的に試してみてはいかがでしょうか?変化がないなら戻せば善いです。
評価版を検証できるものが多くあります。個人的にはESET押しですが、カスペルスキーやノートン等も選択肢に入るかなと。