LEDシーリングライトのリモコンが不便~まだ改良の余地ありだと気付かされたけどメーカーの言い分はどうよ?

レビュー

先日、自宅と実家にアイリスオーヤマのLEDシーリングライトを施工したばかりです。特に問題なく快適に使用できているので良い買い物が出来たなと思っています。

しかし、昨日、実家を訪れてみたところLEDシーリングライトのリモコンが早速こんな状態になっていました。(IRIS OHYAMA CL-RN2リモコン)

  • 「全灯」マジックペンで赤くマーキング
  • 「消灯」マジックペンで青くマーキング

どうやら、私の母親が見づらいからと色マジックペンで印をつけた様です。

私自身、まだ軽い遠視(老眼)しか実感出来ないので理解し難い行動ですが、老眼で小さい文字が読めない身になると、ボタンに記されている小さな文字を見分けるのは苦痛だそうです。

しかし色による見分けが出来れば文字が読めなくても一目瞭然らしく、このリモコンがユーザー視点で製造されていないものだということを物語っています。

つまり、アイリスオーヤマはこのリモコンを製品化する時点で、当然ながら何人もの人の目やチェックを通って製品化されているに違いないのですが、誰もボタンを色違いにして色で見分けられる様にしようという意見や工夫がなされなかったという事を意味します。(オレンジ色のボタンもありその意識は皆無では無いのですが利便性にはつながってません。だってサイズがでかいボタンに出来るなら色を違える必要は無いのでは?)

こんなにシンプルなリモコンですが、使いづらいと感じるユーザーもいるのです。

こういう現実を見ると、確かにシンプルにデザインされている製品はスッキリしているとも感じますが、使い勝手としてはまだ改善の余地ありと言えるのでしょう。

元、Macユーザーであった私は、Inside Macintoshという開発者向けの高価な書籍に記されていたユーザーへの配慮を当時のAppleが重要視してソフトウェアを開発すべきだとしつこく主張していたのを思い出してしまいます。それこそが使い勝手の良いソフトウェアでありシステムであるという事を説いていました。

日本の家電は非常にコスパが高く作られていると感じますが、どこか開発者側からの押し付けとも感じられる(開発者の自己満足)風潮があるとも感じます。私はApple社が好きでは無いので現在は極力Appleの製品を使っていませんが、ユーザーインターフェースという部分を非常に重要視するAppleの考えには賛成です。品質や信頼性の高さだけでは勝負出来ない時代になっているのはいうまでも無いからです。

日本の家電メーカーに足りないものをこの赤ペンと青ペンが物語っていると思いました。ユーザーがたった二本の色ペンで改善出来る工夫をメーカーが製品化に盛り込めなかった訳ですからね。




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