夜、帰宅したら家の前に財布が落ちていた
昨夜、21:30頃に外出先から帰ってきたところ、家の前になにかの物体の影が2個あるのに気づいた。同行していたかみさんも「あれ何やろ?」とほぼ同時に気づいた。近づいてみると、財布とペットボトル(飲みかけ)がほぼ同じ位置に落ちていた。
うちの前は徒歩や自転車の行き来があるので、おそらく自転車で走っていた人が落としたことに気づかずそのまま過ぎ去ったのだろうと推測した。既に夜になって暗いので人通りも少ない。付近を見渡してみても持ち主と思われる様な人はいない。仕方ないので交番に届けようといったん自宅に持ち込んで交番の電話番号を調べた。
最寄りの交番の電話番号をGoogle Mapsで調べて電話をかけてみたところ、転送されてどうやら高知警察署にかかったみたいだ。用件を話しすると交番は警察官が留守なので、高知警察署か中央公園の交番にしか人はいないとのこと。届けてもらえるなら明日でも構わないと言われたのでその晩は家で保管しておくことにした。夜になってからわざわざ離れた交番や警察署に持っていくのは面倒だし現在足を傷めているので無駄に動くのはつらいからだ。
朝も交番不在だった
翌日の朝、知人に合うために出かけるのを早めて8:30頃に交番へ届けに行った。しかし交番に人気がない事に気づいた。交番の窓口には不在の札があり、備え付けの電話機で連絡がつきます的なことが記されていたので受話器を上げて通話してみると、警察署のどこかにかかった。事情を話すと、朝のミーティング後に警察官が交番に行くことになっているが、まだ当分時間がかかるとのこと。
知人に会いに行く約束をしているので交番で30分以上待っていることもできない。はりまやばし方面に出かける途中なのでと行き先方面を話してみたところ、高知中央公園内の交番であれば警察官がいるのでそちらで届け出をして貰えればと回答があった。
仕方ないので急いで中央公園の交番に持って行って、落とし物(財布、ペットボトル飲料)を提出して拾った時の状況(日時など)を伝えた。調書みたいなのを警察官が記入しながら色々と聞いてくるので答えた。
持ち主が現れなかった場合の所有権みたいなのをどうするか?と尋ねられたが、別にその財布と中身が欲しいわけでも無いし、落として困っている人のためにと自分の時間と手間を使って届けにきた自己満足なので、所有権は別に要りませんと全てを放棄する旨回答した。
書類に、所有権を放棄することと、もし所有者が現れてお礼を伝えたい場合に電話しても良いかという質問をされたので、それくらいは別に良いかなと電話番号は回答した。書類の控えを貰ったが持ち主が現れなかった場合の権利を全て放棄したので特に保管しておく必要も無いらしい。
交番に警察官が常駐している訳では無いと知った
今回のことで学習したのは
- 夜は交番に警察官が常駐している訳では無い
- 交番に警察官が不在であれば離れた交番や警察署に届けても大丈夫らしい
- 翌日に届けても大丈夫らしい
- 持ち主が現れなかった場合の所有権を主張できるみたい
こんな感じで落とし物を拾った時に警察に届ける際のことであった。
また拾い物をした
余裕を持って早めに家を出たが結局知人との待ち合わせ時間ギリギリになってしまった。遅れはしなかったので良しとしよう。知人が県外から遊びに来たので買い物などに付き合ったのだ。
その際、ひろめ市場に行くことになり結構混み合っている場内を歩くことになった。すると足元にクレジットカードらしきもの(ETCのマークがあったのでETCカードっぽい)が落ちていることに気づいた。
私は片足を怪我していて杖をついているので足元を良く見ているからかもしれないが、2日連続で落とし物を拾ったわけだ。人混みの中だし誰がだれかも分からない状態で拾い物をしたので、仕方なくひろめ市場内のインフォメーションカウンターに届けに行った。どのあたりで拾ったか尋ねられたので拾った場所を回答した。あとはインフォメーションカウンターの係員に任せる。
持ち主の元に返ればいいな
財布のこともそうだし、クレジットカードのこともそうだが、拾い物を自分の懐に入れる気は当然無く、常識的に本来の持ち主の元に返れば良いなと思ってしかるべきところに届け出をしている訳だが、持ち主が気づかないと引き取りに来ることも無いだろう。(クレジットカードはカード会社から持ち主に連絡ができると思うが)
しかし必ず持ち主の元に戻るとは言い切れない。ただ、自分の自己満足的にいえば拾った時の状態のまま届けをしているので、その状態で持ち主の元に帰れば良いなと思っている。そして嫌な世の中になってきている現代でも、まだまだ日本国民の良心は捨てたもんじゃないと感じて欲しいと願っている。
私自身はこういう落とし物をしたことは無いが、もしそうなった時にキチンと手元に戻ってきたら嬉しいし、拾ってくれた人に感謝の気持ちも持つだろう。そういう日本人の良識が今後も続いて欲しいものだなと思っている。
余談だが、知人からは、足を怪我した人は落とし物をよく見つけるということを言われた。そういうジンクスがあるのか?それとも単純に足元を気にして歩いているからだろうか。だとしたら普段は落とし物があっても全然気づかずに素通りしてしまっている可能性が高いのかも知れない。
足を怪我して杖をついて歩きながらの生活が当分続きそうだが、もう落とし物を拾うのはいらないかな。痛い思いをしながら杖をついて一歩ずつ歩くのも不便だし、離れた交番に届けに行くのも面倒だし。やっぱり普段通り自分の足で普通に歩ける様に一日も早く回復したい。
コメント
拾得物の届け出、お疲れ様でした。
私は落した側の人間として大変有り難く思います。神戸まで友人の結婚式へ行ってパス入れを落してしまいました。兵庫県警から連絡があるまで全く気付きませんでした。拾って下さった方へ御礼を言いたかったのですが、連絡不要と言う事で警察を通じて謝意を届けていただきました。拾得物の届け出は普通と言えば普通ですが、落した側からすれば大変助かります。落とし主に代わって御礼申し上げます。
テリオスキッドMTさん
こんにちは、コメントありがとうございます。
落とし物を拾った時、落とした人が困ってるだろうなと思うことが一番最初で、周囲をみてそれらしき人がいないかな?と探してしまいました。今回は2件とも見つからなかったのでしかるべき届けをするしかなかったのですが、無事に持ち主の元に返ればいいなと思ってます。もしも自分が落とした時のことを想像すれば当然ですね。
今回は足を傷めてて歩くのがしんどいというのもあったのですが、最寄りの交番に持って行っても警察官が不在で届け出ができないということを学習しました。警察官が常駐している交番も案内されたものの駐車場が無くて不便だし、「めんどくさい」と思って届け出をしない人もいるんじゃないかなぁという考えも浮かびました。
落とし物が出てこなかったという話も聞きますし、置き引きやら窃盗とかもテレビで観ると日本も昔と同じには行かなくなって来たんだろうなと感じます。古い考えでも自分はずっと誠実でありたいなと思います。