文字を書くことが苦手に
先日は、ボールペンについて記しましたが、自分の中で筆記用具がちょっとしたマイブームかも知れません。
PCを使う仕事ばかりやってきて、何年もの間、文字を書くという行為をしていなかったので、めちゃくちゃ字が下手くそ(というか以前の様に手が動かないので汚い字)になって、明らかに筆跡が変わってしまったという、笑えない状態に陥っていました。指や手の筋肉が衰えているのを実感します。
衰えた筆跡は戻ってくる?
最近、ミスプリントした裏紙に色々なアイディアとか、要点の洗い出しとかして考え事をする機会が増えて文字や雑図を描くことが増えました。そういう仕事が最近多いのです。
それで先日のUNI Power Tankが自分の手に馴染むボールペンとして秀逸だと記した訳なのです。書きやすい筆記用具は思考を妨げないし、心地良い書き味の筆記具は思考を妨げる事なく記す事が出来る上に、リズムも乱さないので思考が向上する効果もあるかも知れません。
筆記用具を持たない期間が長かったので思い通りの字や絵を書けなくて、こりゃ参ったなと言う感じだったのですが、字というのは不思議なもので、書く機会が増えてきたら徐々に以前の筆跡に戻ってきている感じがします。リハビリが必要な状態になってしまってます。
筆跡鑑定とか、本当に根拠があるものだなと実感しています。これには我ながら驚いてしまいました。
ここ数年間、指は直ぐにつるし、汚く崩れた字しか書けなかった私ですが、確かに以前の自分の字に近づいて戻ってきています。
万年筆は素晴らしいと再認識
そして本題の万年筆なのですが、これはリアルに筆跡が出やすい筆記用具だと改めて再認識しました。サラサラと書ける筆記具としては有力候補です。
学生の頃に一夜漬けの勉強とかよくやっていたのですが、その方法が要点を裏紙に書くという方法でした。その時に愛用していたのが万年筆でした。親戚から万年筆をプレゼントして貰って、なんとなく使っていただけで特にこだわりが有った訳ではないのですが、学生の時には自宅での勉強はもっぱら万年筆を使っていました。勉強とは言っても私は目標の見えない勉強が嫌いでガリ勉には程遠いものでしたが。
その経験があるからなのかはわかりませんが、この度、新品の万年筆(安いものですが)を使ってみたところ、自分の癖が顕著に現れます。筆圧が軽くてもサラサラと書けるので、ボールペンで書くよりも自分の癖字が顕著に現れます。万年筆の基本ですが極力筆圧はかけない方がペン先に優しいです。万年筆はやっぱり優れた筆記用具だったんだなと今更ながら感心してしまいました。
プラチナ・プレピー
景品でいただいた万年筆を使ってみたのですが、安い万年筆なのにしっかり作られていて驚く位に書きやすいです。ボールペンに比べると筆圧が低くてもしっかりした太い線が描けるのでペン先を動かしやすいのです。(ペン先にはサイズがあるので太い線を書きたい場合は太字のペンを選ぶ必要があります)
アイディアを書き出すにはボールペンよりも万年筆の方が良いと私は思っています。ほとんど力も入れなくて良いので手もつりそうになりません。リラックスして筆記出来るのが良いです。
PLATINUMのPreppy(PPQ-200)という万年筆を、黒(03)と青(05)の二本ゲットです。クリアなスケルトンなボディは清潔感があって悪くないです。ペン先が命な万年筆ですが、景品(お安い)の割にはインクの良さもあってか非常に書きやすいです。非常にコスパが高いと思います。
見た目は安っぽい感じは否めませんがそこがまたカジュアルな感じで良いです。学生さん向けじゃないでしょうかね?今時の若者はこういう筆記具は使わないのかな?でもお勧めですよ!
インクは交換式で緻密な技術が投入されている
プレピーは使い捨て万年筆じゃなく、ちゃんとインクは交換出来る構造になってますし、替えインクは文具店や気の利いた量販店でも売っているのでインク切れでも交換して使い続けることが出来ます。量産品と言っても個体差はきっとあると思いますので、気に入ったペン先の個体をゲットしたらインク交換で使い続けるのが吉だと思います。
交換インクは「SPN-100A」または「SPSQ-400」を使用する様にと印刷されていますので、トラブルを避けるためにも純正品を使ったほうが良いでしょう。カラーも各色ありますので買っておくとインク切れの時にストレスがありません。
インクが乾きにくい
この格安万年筆には特筆すべき点があります。
キャップにはインナーキャップが装備されているのでペン先が乾きにくくインク詰まりを起こしにくい構造です。インナーキャップはスプリングの力で押し付けられる構造になっているので、そう簡単に乾くものでは無いのです。
たまにしか使わない人でも、いちいちメンテしなくて良いのは敷居が低いと思います。万年筆のメンテナンスは詰まらせると実に面倒くさい。一晩ぬるま湯に浸けおいて固まったインクを溶かすとか面倒くさい・・
追記
半年位放置したことがあり焦ったのですがインク詰まりは起きませんでした。凄い!
しかしこの書き味で200円なんて恐ろしい技術だなと思います。よくよく調べてみたところこの製品は息の長いモデルで、2007年から発売され続けているものらしいですからなるほど納得です。地道に改良が重ねられているんでしょうね。(旧品番の製品は廃盤になっていくので改良されていると思います)
格安万年筆を学生さんにオススメしたい
色の種類も豊富ですから、学生さんはじめ、万年筆を使ったことがない人にも是非使ってみていただきたいと思います。さらさらと軽い筆圧で書けるこの感触は万年筆ならではです。この価格で万年筆デビュー出来る時代は幸せだなと本当にオススメです。
こういうコスパの高い(品質の良い)製品で万年筆を試して、自分に合っているとわかってからもっと高価な万年筆にステップアップするのが、今の時代には上手いやり方だと思います。万年筆は歴史も古く地道に改良されて来ていますので、一昔前ではあり得ない技術が詰まった製品をお安く手に入れられるのですから嬉しいことです。
私が子供の頃の万年筆は安いものでも数千円位はかかった高級品でした。私の場合は親戚からプレゼントしてもらって万年筆デビューしました。もちろん今でも高価な万年筆はありますが、こだわればキリがないですから、まずは万年筆ならではの書き味を体験して欲しいです。万年筆の良さに気づいてからステップアップすれば有り難みもわかるでしょう。
この純正インクもきっと書き味を後押ししてくれているんだろうと思いますので、インクも純正品を購入しました。ちなみに万年筆によってはコンバーターを使って色々な種類のボトルインクから吸引してインクを使い分けて楽しむという事も出来ます。プラチナ・プレピーでもコンバーターは使える様です。
プレピーは黒、赤、青以外にもポップなカラーバリエーションも選べるのでお試しください。ステーショナリー好きな女子にも向いているかも知れませんね。文房具は絶えず進化しているのでいつの時代でもお気に入りを見つける楽しさがあります。お手軽なプレゼントにもお勧めです。
個人的に気になる万年筆
今は、書く事はそれほど多くないし拘る部分もないので高価な万年筆を購入する必要性はありませんが、ちょっとリサーチしてみて気になる万年筆を見つけました。
プラチナ・プレジール
まずプレピー(Preppy)と同じメーカー(PLATIMUM)のプレジール(PLAISIR)です。プレピーの上位版というか、スケルトンでいかにも廉価な見た目のPreppyから、少しグレードアップさせたアルマイト処理されたアルミボディで、一見すると安っぽさをあまり感じません。価格的には1,500円位とお手頃です。
どうやらペン自体はプレピーと同じらしいので、気分で取り替えて使用することもできるとのこと。つまりプレピーと同等の安い万年筆という位置づけです。もちろんインクカートリッジもプレピーと同じものが使えるので持っている替えインクも無駄になりません。カラーバリエーションが豊富で色々欲しくなってしまいそうですが機会があったら買ってみようと思っています。
ペリカン・スーベレーン
ここで一気に価格が跳ね上がりますが、所有欲をくすぐる様なスーベレーンという万年筆が気になります。どうやらド定番のロングセラーらしいですが長年支持されるだけあっていいです。見た目のバランスの良さと質感というかデザインというか。書く仕事だったらこれを使って仕事したいなと思います。
スーベレーンは見た目のデザイン(派手過ぎず地味過ぎず)も魅力ですが、調べてみると肝心の書き味が非常に良いと評判のロングセラー製品らしいです。スクリュー式吸入機構なのでインク瓶から吸入してインクを補充する大容量タイプです。がっつり書く仕事をしている人にはこういうのは魅力だと思います。
コメント
[…] ぼちぼち書くブログプラチナPreppy:オススメ筆記具~格安万年筆は水性ボールペンとは比較にならない…https://mypace.sasapurin.com/entry/platinum-preppy先日は、ボールペンについて記しまし […]
[…] ぼちぼち書くブログ2015.12.17プラチナPreppy:オススメ筆記具~格安万年筆は水性ボールペンとは比較にならない…https://mypace.sasapurin.com/entry/platinum-preppy先日は、ボールペンについて記しま […]