Linux Mint Cinnamonデスクトップの完成度の高さ
LMDE6が気に入って使い始め、現在はLMDE7をメイン環境として使っていますが、使っていくに従って気づく機能(配慮)が嬉しかったりします。この開発チーム(Linux Mint)のセンスはやっぱり良いですね。
おそらくLinux Mint(Ubuntuベース)の方でもCinnamonなら同じだと思うのですが、あくまでも私はLMDEを好んで使っているので、もし差異があったらごめんなさい。これは良い機能を見つけた(気づいた)と思ったら追記していきます。
TimeShift(タイムシフトによるシステムスナップショット)
標準でシステム領域のスナップショットを撮る機能が実装されています。Linuxの場合はパッケージ毎にアップデートが降ってくるので、Windowsよりアップデートの頻度が高いです。プチアップデートとでも言いましょうか、本当に小さなアップデートが数日置きに降ってきます。
稀にパッケージのアップデートがシステムの不具合を起こすことも無いとも言えません。そういう場合にシステム領域のスナップショットを撮っておけば、アップデートを適用する前の状態に戻せるので安心です。
Windowsにもそれっぽい機能はありますが、不透明な仕組みなのでシステムをどの段階に戻せるのか?確実に戻せたのか?怪しい部分があります。Linux Mint標準のTimeShiftではrsyncを使ってユーザー領域以外をバックアップしておいてくれるので、ほぼ確実に戻せます。
ワークスペーススイッチャー
Windowsにも仮想デスクトップ(ワークスペースの切り替え)機能がありますが、あんまり積極的には使っていませんでした。理由は使いづらいから。
でも、LMDE6を使うようになってから、ノートパソコンがメインPCだという事もあって、1枚のディスプレイでは窮屈なのでワークスペーススイッチャーを活用する様になって、本当に良く出来ているなと関心させられます。キーボードショートカットからでも、マウス操作でも(マウス操作の場合はホットコーナーを使うことを推奨)快適です。
キーボードショートカットは、「システムの設定」ー「キーボード」ー「ショートカット」を参照して覚えましょう。キーボード操作がメインの人はかなり便利になります。
フォルダーを右クリックしRootとして開く
ファイルマネージャー(nemo)の機能だと思いますが、システム領域のファイルを書き換えたい場合など、通常はsudoコマンドを併用してエディタをroot権限で開いたりする必要がありますが、Linux MintではGUI操作でConfigファイルなんかを編集することが出来ます。
もちろん、この操作には注意が必要ですが、マウス操作をしている途中でターミナルを起動してコマンド操作をしなくてはならないのは、頭の切り替えがちょっと面倒です。というかイマイチフィーリング的によく有りません。しかしRootで開くという機能があるだけで、Windowsの様に特権でConfigファイルを編集することが出来て便利です。
編集が終わったら、速やかにそのフォルダは閉じて、特権を解除する意識は必要です。システム領域をカスタマイズしているという意識は軽く考えてはいけません。
ファイル名の一括修正
Windowsと違ってファイルマネージャ(Nemo)でファイル名を変更する際は、F2キーを押すことになると思いますが、複数ファイルを選択している状態でF2キーを押すと、一括してファイル名変更(リネーム)機能が出てきます。
これは気が利いてるなと関心させられました。正規表現対応なのでパターンマッチの指定方法まで覚えると確実に作業効率アップです。Windowsではサードパーティのアプリをインストールしないと正規表現を使ったファイル名置換なんかは無理ですね。


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