右手首の腱鞘炎がきっかけで使い始めたトラックボール(M570t)ですが、マウス操作が激減して手首への負担が軽くなったので、腱鞘炎の痛みで苦しむことがほとんどなくなりました。
たまに人のPCを使わなくてはならない時にマウス操作を多くしてしまうと、手首が痛くなることがあります。マウス操作はやっぱり手首への負担が大きいと思います。その点トラックボール(M570t)は、親指でボールを転がして操作するので、親指の元が太くなった(筋肉がついた)気がしますが、丈夫な指なのでちょっとやそっとでは痛んだりすることはありません。
使い始め
思い返してみるとトラックボール最初の一台目は職場の仕事用PCとして迎え入れました。手首から肘、肩、首、頭にかけての痛みに悩まされての事でした。操作は一週間位で慣れたし痛みも軽減されましたのでマウスからトラックボールへの変更は効果ありと判断しました。
複数台持ち
二台目が自宅のデスクトップ用、それから半年以上経過しましたが、今回は三台目の自宅ノートパソコン用を購入ですっかりトラックボール派になりました。
というのも、最近デスクトップパソコンの前に座る時間が短くなり、ノートパソコンを使う時間が長くなっているので(SSDで速度アップしたら快適になった)ノートパソコン用のトラックボールがほしくなった訳です。
自宅にも有るので二階に上がってデスクトップ用を取り外して来れば良いのですが、USBドングルをいちいち外して来て装着しなおすのも面倒なので、それぞれの場所にトラックボールを置くことにしました。ノートパソコンは複数台ありますが同じ部屋に置いているので使いまわします。それ位の手間は惜しくないです。
幸いUnifyingというコードレス仕様ですし、かみさんと共用のノートパソコンは、私のトラックボール、かみさんのマウスをUnifying(6台?8台?のデバイスを接続できる)で共存させられるので普段はかみさんも使うノートPCに接続しておけば問題ありません。こういう使い方ができるのは非常に便利です。
机の上のスペース
使い始めの頃は気にしていなかったのですが、トラックボールを使い始めて、マウスの頃と違ったと思う点に、狭いデスクの上でPC作業をする際、右手の移動が殆ど無いので狭い机の上でも窮屈な思いをしなくて済む様になっていることに気付きました。
私はキーボード入力はタイプライターで練習した事もあり、いわゆるブラインドタッチが出来ます。その事もありホームポジションはかなり気を使う方なのですが、昨今のノートパソコンは画面中央と、キーボードに手を置くホームポジションがズレている機種が多いのが苦痛です。特に右側にテンキーを配している機種は、致命的に違和感を覚えイライラさせられます。更に右手にマウスを置くとなると、体はどんどん左側へ、ノートPCは右側へ移動させることになり、マウスが異常に右側へ追いやられることになります。
おそらくこういうのも右手の腱鞘炎や肩こりに関係していたと思います。自然に手を伸ばす位置にマウスを置けないというのは、センターポジションがズレまくっているノートパソコンを設計している人に言いたい苦情です。アホかいなと言いたいですね。
比較的まともな設計をして製品化している国産ノートパソコンは、富士通とNECだと思います。東芝は過去にはDYNABOOKという素晴らしいノートパソコンを生みだしていましたが、今のDYNABOOKは金を払う価値はないと思っています。それくらいひどい製品を普通に売っている時点で東芝(DYNABOOK)は地に落ちたと思ってます。
当たり前にノートパソコンの真ん中に座って、手を自然にキーボードの上において、少しだけ右手を横に動かしてトラックボールを扱えるというのは、体に無意味な負担をかけない一つの理想形だなと私は思っています。トラックボールを手放せなくなった理由の一つです。(ただしPC本体の右側にCPUの熱風を排熱する機種とか設計したやつは馬鹿なの?それとも左利きなの?と思います)
メーカー保証
トラックボールの利便性はもちろん分かった上でのことですが、追加購入に踏み切った理由はもう一つ理由があります。ロジクールの保証がしっかりしている点です。このトラックボールには3年保証が付いています(ロジクール製品は3年保証が多い様です)。調べたところロジクールは製品番号と保証期間を申告すればしっかり管理してくれており、三年間は送料も負担してくれるという神対応だと分かったからです。
宅急便で送ったりするのが面倒くさいなと思っていたのですが、基本的に代品交換となるらしく、また宅急便の集荷も手配してくれる様なので受け渡しをかみさんに頼んでおけば良いだけです。一人住まいだとちょっと不便かも知れませんが最近はコンビニでの受け渡しも出来る便利な時代なので昔に比べれば問題にならないかなと思います。仕事が休みの日(土日)でも受け付けてくれますし。
お金を払う価値がある
M570tは左ボタンのスイッチが故障する確率が高いらしいので、故障が起きる可能性は十分にあるのですが、こういうしっかりした保証が付いているのであれば利便性を最優先させてもよいだろうと判断しました。もちろん自分の手で操作するデバイスですから、「操作性が気に入った」というのはいうまでもありません。値上がりして安くはないデバイスですが便利さをお金で購入することも必要です。
そろそろ最初に買った職場用のトラックボールが一年経ちます。まだ電池交換すら一度もしていませんが、左ボタンが故障するかも知れないという心配はしています。運が良ければ故障知らずという事もあるかも知れませんが、修理の間を持たせる代替機があるというのは安心です。数日は自宅と職場を持って行き来すれば良いのですから。
マウスジェスチャー
すっかり親指でポインターを動かすことにも慣れましたというか、それが主になってしまったので、少し前からマウスジェスチャーのアプリを併用することにしました。すでに配布終了してしまってますが「かざぐるマウス」を使わせていただいてます。Windows 7はおろか、Windows 10でも今のところ問題なく使用できています。10ではそろそろ問題が出るかなとも思っていたのですが基本機能は問題なく機能しているので大丈夫かも知れません。
マウスジェスチャーはポインティングデバイスでPCを操作するという観点からは非常に有効な方法だと思います。もちろん多機能(多ボタン)マウスに機能を割り当てるという方法もありなのですが、プログラマブル(ゲーミング)マウスは安くありませんし、ボタンが多くなれば割り当てを覚えるのも大変です。ジェスチャーの方が私は覚えやすい(割り当てやすい)と思っています。
もちろん操作の速度はボタンを押す方が速いので、多ボタンマウスの存在意義ももちろんあります。ゲーム等の即応性が重要な場合は当然ボタンを押す方が速いでしょう。こういうのは用途に応じて使い分けるのが正解だと思います。
心配なこと・・
ただ、マウスジェスチャーには少しだけ不安もあります。私がマウス操作で手首が痛くなる原因を作ったのは、マウスジェスチャーも関係していると思うからです。マウス操作が複雑になれば当然関節に負担がかかります。スポーツで痛めた手首をさらに痛めたマウス操作+マウスジェスチャーには少しトラウマがあります。
ひょっとしてトラックボール+ジェスチャーは、親指に過剰な負担を強いるのではないか?という・・・
この辺りは様子をみながら、無理をしない様に注意して付き合っていくしかないのかなと思います。体は一度痛めると後遺症が残って完治が難しいので本当に無理はいけないなと思います。
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