ESET INTERNET SECURITYバージョンアップ~Ver15から16になり強化された

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ESETをバージョンアップする

先日、キャノンMJからWindows版ESET Internet Securityのバージョンアップ通知が届いたので、早速バージョンアップすることにしました。現状はVer.15.2.17でした。

公式アナウンスは読んでおいた方が良さそうですね。

今回のバージョンアップによって、Ver.16.0.22になりました。

機能的な注目ポイントは、世間で問題となっているランサムウェア保護機能の強化です。頻繁に設定を変更したりするわけでも無いのでダークモード画面は別にどうでも良いですが、インターネットバンキング保護の改善はまぁ嬉しいですね。

ランサムウェアの挙動をメモリ上で検出する仕組みを採用したらしく、機能的に強化されているらしいです。ハードウェアベースの技術らしいので、動作が遅くなるということもあまり気にしなくて良いんじゃないかな?と感じています。(後に仕事の関係で知りましたが法人向けのESET Endpoint Antivirusの最新版にもこの機能が追加されました。)

ウィルス対策ソフト不要論について

以前、知名度のある某人がYouTube動画で、Windows10以降はOSに標準で備わっているWindows Derenderがあるから、サードパーティー製の「ウィルス対策ソフトは不要」という持論を展開していました。まぁ言っていることはあながち嘘では無いと思いますが、一般の人には適していない意見だと感じました。

私自身、ある程度以上のスキルは身につけているつもりですが、サードパーティ製の「セキュリティ対策ソフト」が不要だとは思いません。うっかりミスということもありますし、探究心から深掘りしてしまうこともあるからです。やっぱり備えは必要と思っています。

一番のポイントは、「ウィルス対策ソフト」と「セキュリティ対策ソフト」には違いがあるからです。

確かにWindows10以降で強化されたWindows Defenderはウィルスの検出力が高く性能が上がったと評価されています。ウィルスの検出についてはそれで良いかも知れません。

しかし、近年のセキュリティ対策はウィルスだけでは十分ではありません。どちらかと言うとコンピュータを乗っ取るウィルスよりも、人間を騙す手法が巧妙化しているからです。個人的には双方に対応しておかないとリスクを減らすことはできないと思っています。

よって個人的に評価しているセキュリティ対策ソフトである、ESETの利用を継続しています。言い換えると総合セキュリティソフトとでも言いましょうか。単なるウィルス対策ソフトでは太刀打ちできない時代になっていると思うのです。

なお、上の画面キャプチャではライセンス期限が近づいていますが3年間のライセンス延長します。

ESETを長年使っている理由

ESETを以前から選択している理由は、まずはPCの動作が遅くならないことです。過去のブログ記事に記していますが、他社某製品は暴走してPCがフリーズした様になることが非常に多く、以前の職場でPC管理をしていた時に苦労した苦い記憶があります。

「仕事にならない」というクレームが多発し、検証の末、ESETに切り替えることに決めました。PCを設置している拠点を巡回してウィルス対策ソフトを一台ずつ入れ替えていく作業が本当に大変だったのを覚えています。そして法人向け製品だったので一元管理できる様にし管理も合理化しました。

ESETは、早くから「ヒューリスティック技術」を使っており、近年は巧妙化する脅威に対する「多層防御機能」を実装しています。Windows Defenderには期待できない「未知のウィルス」に対する防御が期待できるのも重要です。この辺りは実際に自分で深掘りして検証したわけでは無いので評価機関が出している情報を信じるしか無いのですが、利用する金額、性能、使ってみて体感的な評価からバランスを考慮するとベストに近い選択ではないかと思っています。

ESETには個人向けと法人(団体)向けがある

ESETのサイトを確認すればわかりますが、個人向けと法人向けのラインナップで大きく分かれます。

法人向けは100台以上ももちろん想定しており、一元管理ができる「ESET PROTECT」シリーズで規模(台数)に応じて選択できる様に製品展開されています。現在の私はPC管理の仕事に戻っているので、やはりこの様な管理機能が無いと難しいと感じています。

個人向けは、多くても5台のデバイスを1家庭内で使用することを想定している様で、PC、スマートフォンを家族で利用するプランです。一般ユーザー向けに考えられたラインナップです。我が家ではコスパの良い3年5デバイスの製品を購入しています。PCはWindows、Mac、そしてスマートフォンはAndroidをサポートします。

不満点

個人的にESETは評価していますが、不満点もあります。

それは、製品名をコロコロと変えるのを止めてほしいという、製品の性能や質とは全然関係のない部分です。消費者目線で言えば無駄な労力を要求されるので本当に止めてほしいです。これは個人向けも法人向けも同じで、以前の職場で使っていたものも過去の製品名になってしまいました。安易に製品(ソフトウェア)名を変えるのは混乱の元なので本当に止めて欲しいです。

それと更新時期が近づいてくると更新の優待メールが届くのですが、この金額とAmazon等でセール販売されている金額を比較すると、Amazon等で新規ユーザー版を買って再登録した方が安い点です。既存ユーザーを大切にするつもりがあるのなら更新優待はもっと金額を下げるべきなのでは?と思います。

提案としては、フィッシングサイトの情報等を積極的にフィードバックしてくれるアクティブユーザに対して、更新時の価格の優待をするとか、そういう制度を採用しても良いんじゃないかなと思います。この手の製品は似たり寄ったりなところもあるので、品質を落とさずに永続的に事業を進めていくつもりがあるのであれば、既存ユーザー、情報提供者は自社製品のユーザーとして獲得しておくのは重要だと思います。

不満では無いですが、要望としては、Linuxも対象デバイスのサポートOSとして欲しいです。それくらいにLinuxも普及して来ていると思います。マルチデバイスのライセンスを持っている人なら、Linuxにもインストールしようと思う人がいるはず。そういうニーズはあるはずなんですよね。しかしLinux版はサーバーに分類される様で単品だと非常にお高い・・デスクトップ版のLinuxサポート製品が欲しいんですよね。

一般ユーザーにおすすめ

インターネットセキュリティ

このブログ記事を読んでくれるとしたら、一般ユーザーだと思うので、価格と機能でコスパが良いインターネットセキュリティをおすすめしておきますが、一般ユーザー向けには3つのラインナップ(選択肢)があります。

まるごと安心パック

他社ソフトまで遠隔サポートで面倒を見てくれるという「まるごと安心パック」は高齢者向けといったところでしょうか。離れて暮らす親などに勧めるならこれかなと思います。特にスマートフォンを使っている親などにはフィッシング詐欺から保護する目的で勧めたいです。

スマートセキュリティプレミアム

より安心して使いたいなら、「スマートセキュリティプレミアム」を選ぶと良いでしょう。法人版と同じくESET LiveGuardを搭載しているので、脅威の判定が難しい場合はクラウドで判定する仕組みが備わっています。情報パスワード管理ツールも付属していますので、トータルソリューションという感じです。

残念ながらインターネットセキュリティには「ESET LiveGuard」は搭載されていない様ですが、下図の通り設定画面には「クラウドベース保護」とありますので、搭載されているんじゃないかな?という気はします。これよりももっと高度な機能がスマートセキュリティプレミアムには搭載されているのかなぁ?

ESETインターネットセキュリティの設定画面より(クラウドベース保護)

現時点、スマートセキュリティプレミアムはamazonでは販売されていない様です。ESETから直接購入することになるみたいです。

無料のお試しプランで必ず検証しよう

ESETは30日の無料体験版を提供してくれているので、本当にPCの動作が遅く(重く)ならないか?、機能的にどうなのか?という疑問を持つのであれば、実際に試してみると良いでしょう。気に入ったらライセンス費用を支払って発行されたコードを入力すればそのまま正式に利用し続けることができます。

コスパの高い5デバイス3年版をおすすめ

家族で使用する場合は5台(デバイス)で利用できる3年版がコスパが高くておすすめです。年、月で割ったら非常にローコストで使用できることがわかると思います。

私自身、個人用、法人用と長年使ってきており、ある程度の仕様は把握できているので、もしニーズ(要望)があるなら、機能的な解説っぽい記事を足していこうかなと思っています。

なお、ライセンス延長(更新)は、期限切れ1ヶ月前にメールでお知らせが来るので、通知メールから延長すると手軽で優待もあってお得です。ライセンス延長の支払いが終わったらそのまま何もしなくても期間が延長されますので手間は最小限です。

今年は延長ありがとうキャンペーンが行われていたので、運が良ければギフト券が当たるかも知れません。私の場合はタイミングが合わず新規ユーザー版をAmazonでセール価格で買ってしまいましたけどね。

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