この章の第一のポイントは、初っ端に出てくるFig2-1図にある。名前空間の中にクラスが入っている。たったこれだけだ。丸暗記でも良い位にイメージとして覚えておくだけで良いと個人的には思う。この構造なのはどうして?とか考えても意味が無い。そういう風に作られているからそうだと覚えるのが無駄がない。Visual Studio C#を作っている訳では無く使おうとしているのだから使い方を覚えるだけで良い訳だ。車の構造を知らなくても車にはタイヤが4つ付いていてそれで走っていると知っていれば運転するのに事足りるのと同意って感じかな。
もう一つのポイントはmainメソッドの存在だ。ここが大きな道標というか、プログラムの構造を司る骨組みになっていることをビギナーは知らなくて当然である。私が読んで試して理解してみた上で意見するならば、このmainメソッドの解説が弱い。mainメソッドに記述された順番にプログラムは実行されるので、
Namespace1.Class1.test(); Namespace1.Class2.test();
上記の順番で、クラス1とクラス2のtestメソッドの流れを追いかけると、出力される結果を理解することが出来る。執筆した人の言いたいことは分かるが初心者にはその言い回しでは追従できないと感じた。これは多くのプログラミング書籍でも同じである。伝えたいことはいちいち言わなくても流れを追いかけられれば理解出来るのにいちいちそこに触れている。本当に解説して欲しい重要な部分をフォローしてくれてない点が惜しい。
ただ、Namespace1のクラスClass1にのみMainメソッドがあるが、Mainメソッドは最初に実行されるメソッドという条件から1プログラムに2個入れるわけにはいかないので、片方にのみ記述されている。
この言い回しではmainメソッドに全体の流れが記されている事が伝わらない。ビギナーなら尚更、理解出来ないだろう。クラス名を省略出来る事をくどくどと解説したいみたいだが、一言書いて有ればサンプルソースから充分読み取れる。最後まで読み解ける案内が何よりも肝心だと、少なくとも私はそう感じた。 私が執筆者なら内容を少しだけ改訂したい位だ。


コメント