今働いている職場には一名だが専属のプログラマーがいるのだが、そのプログラマーからプロジェクト工数の管理を出来るツールについて相談を受けた。
一般的にはMS-Projectを使うのだろうが、何しろ金額が高い。現状はExcelで地道に作っているらしいのだが、非常に手間がかかるのでおっくうになってついつい端折ってしまい、結局繰り返しの仕事でも効率が上がらないとか、見積もりで同じ苦悩を味わったりと何とかしたいというのである。
このご時世、同じ苦悩を味わっているプログラマーも多いだろうし、お金がかからなくてそこそこ工数管理が出来るツールがあるのではないかと調べてみた。するとSIOSが作ったProjectKeeperというソフトウェアがオープンソースで公開されているらしいという情報を得た。早速試してみようと思ったのだが色々な壁があった。
まず動作環境である。問答無用でハードウェアスペックを要求してくる。どうやらSIOSお得意のJavaで動作するアプリケーションらしい。オープンソースと言いつつユーザー登録しないとダウンロード出来ない。
そして次にOSはRPM系のLinuxエンタープライズでなくてはならない点。具体的にはRHELもしくはSuSE辺である。CentOSでも動く様だが、とにかくマシンスペックの要求が高すぎる。余っているPCで動かすとかVM上で動かすとかそういうのは多分無理だ。
そして最悪なのは、必須アプリとして、IBMのDB2、WebSphereとなんともマイナーな(というか玄人過ぎる)要求を突きつけられる点だ。特にDB2はデータベースとしては有名だがなぜオープンソースでDB2?という疑問が残る。DB2というだけで使うのをあきらめる人は多いと思う。せめてPostgreSQLにして欲しいものだ。WebSphereにしてもApache Tomcatという選択肢はなかったのだろうか?
ProjectKeeperはJavaアプリの様なので、想像するにWebSphereに依存している部分が多い為と思われるが、DB2は無いやろ!と思ってしまった。本当は使わせたくないのか?と思う位である。(普及させたいならもっと間口を広く構えるべきだろうに)どうにか成功したら手順を記そうといは思っているのだが..
愚痴を言っていても仕方ないので、Googleで検索してからDB2とWebSphereのインストール手順を学習する。まぁ要するにデフォルトで次へ次へと進める訳だが、X-Windowナシの状態では使えないのか?という所に行き詰まった。いや、DB2初心者がGUIナシでDB2を使うのは不可能と感じた。仕方ないので素直にXありでCentOS5を検証環境にインストールした。
激重…orz
もう我が家では考えられない位重い動きに閉口してしまった。まぁ検証が終わったらOpteron機につっこめるから我慢しようと言い聞かせて我慢しながら私物のノートPC上のVMWare上で検証をする。VMWareは昔から愛用し続けているがこいつは本当に最高である。
しかし、ProjectKeeperはどうやら微妙にバージョンアップで仕組みが変わっているらしく、ネット上で調べたインストール手順通りには行えない。更にinstall.shを実行させても途中で必ずDB2絡みのエラーでストップしてしまう。apache-antによるビルドには成功しているのだが、DB2とのやり取りでインストールスクリプトがエラーとなる。
仕方ないのでスクリプトを一行ずつ読みながら、検証を繰り返す。
どうやらDB2で言うユーザーアカウントは、Linux上のアカウントと同一らしい。DB2のインストール時に作ったアカウントがLinuxアカウントとして作られていた。これに気付くまでえらい時間がかかった。こういう概念なのかよっ!専用のアカウントで無ければDB2が起動出来ないし。
ProjectKeeperのインストールスクリプトで自動作成されるアカウントが存在していたら、そこでストップするので再トライ前にアカウントを削除しなくてはならないし、DB2のデータベースも削除しておかないとスクリプトが途中で止まる。
なんて柔軟性の無いinstall.shだ!
まぁそのおかげで私レベルでも試行錯誤しつつ解読出来るのだが。
仕事(SEとは無縁の仕事を今やっている)の合間に検証をしていたりしたのだが、ここ数日そんな余裕も無くてもう一歩でインストールが終わるのにというところで止まっている。プログラマーさんに申し訳ないとは思うのだが、任されている仕事が優先だから仕方ないだろう。待って貰うか自力でインストールして貰うしかない。
そんな訳で自宅にお持ち帰りの宿題になってしまっている訳だが、これはあんまり良くないので(これで体を壊して二年半働けなくなった経験があるからさー)、気が向いた時にちょっとだけやろうという位の気構えで取り組もうとしている。集中力が有りすぎるのも自滅へまっしぐらなので困りものなのだ。最近私はそれにようやく気付いた。もう40近いおっさんだと言うのに。
成功したら手順なり要点なりをここに記そうと思っている。とりあえず今分かっている事は、気軽に検証出来る様な恵まれた環境に無いという事である。機材もないし時間もないし、マシンの処理は遅すぎるし。
余談だが私はSIOSの株主である。テンアートニの時代から保有しているので、ハッキリ言って大損させられている。直接は関係ないかも知れないが、個人的には分かりやすいドキュメントを作れないIT系企業はダメだと経験上痛感している。ProjectKeeperを試そうとして、サイト、及び添付ドキュメントを読んでみて、どうやらSIOSもその類っぽい気がぷんぷんしてきた。まぁわざと分かりにくいドキュメントしか公開せずにサポート契約を結ばせようと言う魂胆かも知れないが、検証出来なければ申し込みも無いだろうに。何か重要な所に気付いていない間抜けさを感じるのは私だけだろうか?
しかし株は塩漬けで売ろうにも売れない悲しい株主である。(数年間持っているが配当すらないし)ProjectKeeperのインストールに成功して、でももし使えない状態だったら見切りをつけてこの会社の株は売り飛ばそうと思ったりしている。かみさんの期限取りに焼き肉でも食いに行った方がマシな気がしてきた。
最後の方は単なる愚痴でした。


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